Re;Brave   作:エイフリート

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マック行きたいなぁーと零すが実際行ける状態じゃない今日この頃。はい、すいません。

始まるよ!


第3話

ーー あれから1時間、先に先行した攻略隊のおかげで全くモンスターと出くわさない。嬉しいっちゃ嬉しいんだけど…。

1人真っ直ぐ進むとダンジョンに着いたが、攻略隊は大分消耗したのかダンジョンの前で座り込んでいた。

 

 

「はぁはぁ…くそ、ドラゴンのせいで数を根こそぎやられた!」

 

 

「しかも、剣も抜けねぇし、マジでどうする?」

 

 

攻略隊のほとんどが絶望しており、もう帰る様な雰囲気が漂っていた。 ーー俺はただその様子を眺めているだけだった。

 

 

すると、1人のいかにもリーダー格の勇者みたいな奴が立ち上がり響く声でみんなに語りかけた。

 

 

「もう一度だけ、行こう! 諦めるのはその後からでいいだろ?幸いダンジョンの中はモンスター、一匹いないだけだし。」

 

 

すると、また1人が立ち上がり 「そうだ!」と拳を突き上げ、共鳴するように全員立ち上がった。

さり気なくその輪に入り込み、ダンジョンの最深部へ向かった。

 

いつの間にか、リーダー格の奴が俺の隣を歩いていた。

 

 

「なぁ、君も転生者だろ?」

 

 

思わずビクッと反応した。それを見たリーダー格は、

笑いながら続けた

 

「僕も転生者なんだ。ちなみに【特典】は聖剣カリバーン。まぁ、ここでは活躍出来ないけど。君は?」

 

ーーカリバーンって確かアーサー王の剣だったよな? 羨ましいな、ちきしょう!

 

「運とスキルとステータスだよ…」

 

「それホント?」

 

 

本当だよ、と口を開こうとした瞬間前の奴らの、足が止まった。

 

目的地に着いた様で、リーダー格の奴はオレに「ゴメン、また後で」と言い隊の前へ走った。

 

ーー忙しいやつだな…と後ろ姿を見送り、指示を待った。

 

 

「作戦を説明する!ロープで剣を縛りこの剣を抜く。以上だ!」

 

ーーほーん…ってそれだけなのかよ!作戦っていうのか? まぁいいか。

 

それぞれ持ち場につき掛け声に合わせ引っ張り始めた。

俺はスキルストレージから【血流操作(パンプアップ)】を使った。

 

前にも言ったが、何かの手違いでパンフレットに特殊能力などが記載されてなかったからオレはエレナ様から運と常人を逸脱するステータス(敏捷性と攻撃力更にMP)さらにスキルストレージという何個かスキルが入っているというのを授かった。

 

だが、剣は17、8人で何回もスイッチしながら抜こうと引っ張るが全く動かない。

 

それどころかその剣が黒く光ロープを持つ俺ら全員の体力を吸っているように見える。

 

次々にロープを持つ奴らが倒れて行き、俺もやばくなってきた。

 

俺はMP、敏捷性、攻撃力はカンストしてるが、防御力とHPは虫けら同然なんだぜ?

 

俺とリーダー格含む全員が手を離し1度休憩を挟むことになった。

 

全員バテ方が半端なく、こっちも体力が無いせいで肩で息をしている状態だ。

 

突然俺の視界が歪み、無意識に剣へ歩み寄っていた。

後ろからリーダー格や皆の制止の声が聞こえるがそれを無視して剣に触れた。

 

 

黒、黒、黒、黒、黒、何代にも続いただろうこの剣の使用者であった魔王達の黒い魔力全てが俺に流れ込み、俺は剣を抜いた。

 

 

途端黒い光が俺を包んだが、特に何も無かった。

周りの奴らは呆然としていた。

 

ーーてか、あれ?俺何やってんだ?しかもストレージにスキルが追加されていた。《暗黒剣》と表示されており、その欄の上には【固有技能(ユニークスキル)】と書かれていた。

 

ユニークスキルは何十万に1人が、持てるかどうかの激レアなスキルだ。 多分この剣を手に入れたからだろう。

 

『カズは暗黒剣グラファを手に入れた!』

 

今までの愛剣だった、木剣に代わりグラファを装備した。

 

ーー何か勇者っぽい!ヤターー

 

 

すると、全員のガントレットにWARNINGと表示されドラゴンが現れた。

 

「さっきのドラゴンだ!」

 

「ダンジョンに入れるのかよ!」

 

「全員、戦闘態勢に入ってくれ!」

 

俺は早すぎるペースに追いつけず、とりあえず剣を構えた。そしたらリーダー格の奴が俺に早口で伝えた。

 

 

「火力が必要だ。力を貸して欲しい、僕が合図したら君の持てる力全てを持ってあのドラゴンに撃ってくれ!」

 

 

ーーなんか、ゲームのチュートリアルみたいだ。まあ、ゲームと違うのはコンテニューが出来ないのと失敗したら俺達が死ぬという所だ。

 

その場にいる全員が雄叫びをあげ、ドラゴンへ突進を決め、攻防を繰り返した。 俺はカンストしているMPをグラファにに注ぎ合図をまった…。

 

リーダー格の奴もカリバーンを持っているとはいえ、パラメーターに限界がある。

 

チャンスを作らなければ、永遠の不名誉を手に入れるのと共に、自分を信頼して付いてきた仲間を殺すことに等しい…。 そんなことが頭から抜けずドラゴンの鉤爪を受けてしまった。

 

 

例え、自分がチャンスを作っても、あのカズという青年が成功させるとは限らない、カリバーンの固有スキルは折れない、切れ味が落ちないというだけの剣だ。

 

だから、火力がどうしても足りない。しかし、あの青年のパラメーターは防御力とHPはともかく、その他は全てドラゴンを凌ぐものだ。

 

今自分に出来ることは、彼を信じてチャンスを作ることだ!

 

 

わざと攻撃を受け、直前に受けた攻撃への硬直時間を増やす渾身のカウンタースキル《ディバインハート》を撃ち込んだ。その直後振り絞るように声を張り上げ、

 

「今だ!!」

 

 

それに呼応するかのように剣に黒いエフェクトが輝き、

不快な音と共に剣先に鋭い回転を懸け相手を貫く突き技《パーシヴァルストライク》を撃つと、ドラゴンの胴体を穿ち、風穴を空けた。

 

ドラゴンは粒子になり、消え去った。ドラゴンからアイテムがドロップされており、それを拾い上げ解析スキルの【物品鑑定(ディクトアナライズ)】を使った。

 

 

『カズは《魔剣ダインスレイヴ》を手に入れた!』

 

プラスレベルアップした。倦怠感と達成感でどっと寄せてきた疲労感で座り込んでいると例のリーダー格が、こっちに来た。

 

「本当にありがとう。君がいなかったら、倒せなかった。」

 

「それはお前もだろ。というかこの場なやいる全員がそうだ。」

 

ーーちょっとくさかったかな?

すると、攻略隊と一緒に次の街に知らせにいくかと聞かれたが、アリーナとの約束もあるのでとりあえずユースピアに戻ることに決めた。

 

リーダー格の奴は、攻略隊を引き連れて進んでいき、少し遅れて俺も歩き出した。

 

ーー俺は沈みつつある、夕日を見つつ今日の出来事とこれから起こるであろう冒険に胸を馳せ始まりの街ユースピアへと足を進めた…。




いかがでしたでしょうか?俺はしんどかったです。
忙しい中書くのは大変ですよ本当に。それではまた4話で(・ω・)ノシ
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