Re;Brave   作:エイフリート

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しんどかった


それじゃーー始まるよ!


第4話

いきなりだが、俺が持つ2つの剣について説明しよう。

《暗黒剣グラファ》のユニークスキルは他の魔剣を全て暗黒剣にし、受けたダメージをブーストして戦うスキルだ。 ちなみに、この剣は【神の遺産(アーティファクト)】と呼ばれており、レア度は【伝説級(レジェンダリー)】と1番レアリティの高いレア度だ。

 

 

次に《魔剣ダインスレイヴ》、この能力もユニークスキルがついていて、この剣で斬られたらその傷は一切の回復を受け付けない。

 

まぁ、こちらもグラファと同じく【神の遺産(アーティファクト)】の【伝説級(レジェンダリー)】ですね。

 

 

ーーえ?なんで、【伝説級(レジェンダリー)】をドロップさせるドラゴンが、あんな簡単にやられたかって?

俺のユニークスキル《暗黒剣》の影響で、ほぼ全種族へのキラーが付き、ドラゴンの弱点である魔属性、尚且つ、ドラゴンの身体についていた傷に向かってカンストしたMPを注ぎまくったからだ。

 

 

まぁ、とにかくあれから俺は酒場に戻り、攻略隊の奴らとリーダー格とは特に話すこともないので、アリーナと話している。

 

 

ーーさて、今後の方針をどうしようか…。

 

はっきりいうと、今すぐこの街を出てもいい。 けど俺達が暗黒剣を抜きクエストクリアしたことにより、街は元の活気的な街に戻った。 それのお礼として、宿屋にタダで泊まることが出来る。

 

勿論、タダで。

 

 

ーーさて、そろそろ特訓しに行くか。俺はアリーナに一言残すと席を立つと、始まりの街を抜けてすぐのクレイゴーレム狩りに出掛けた。

 

今日は俺にどれほどのパラメーター補正がかけられているかを確かめる、というのが目的だ。

 

ドラゴンの時は上手く大ダメージやわ与えることが出来たが、この先どんな敵が出てくるか分からない。

早速クレイゴーレムを見つけた。レベルは低いが物理耐性が高い。俺は手頃な石ころを手に取りフルパワーで投擲した。

 

俺の投げた石は敏捷補正と攻撃補正がかかり、見事にクレイゴーレムと体の一部と共に爆散した…。

 

 

マジかよ…。おれTUEEEEとか思っていると、ゴーレムは再生した。核を攻撃しなければ復活し続ける、めんどくさい敵だ。

 

ーーまぁ、その後俺のダインスレイヴの餌食になったが。

ある程度遊んで酒場に戻るといつもの攻略隊の取り巻きがざわつき、中心には見覚えのない人物と見覚えのあるリーダー格の奴が地面に屈服していた。

 

事情を聞けば、その人物はアルベールという片手剣使いで 四帝の1人らしい。

 

 

どうやらスカウトで来ていて、聖剣使いだというから闘ったら見事にコテンパンにやられたらしい。

 

 

すると、アルベールは冷たく言い放った。

 

 

「すまないが、帰らせてもおう。」

 

 

…はぁ、全く俺もとんだお人好しだな。

 

「待てよ。」

 

すると、冷たい目をこちらに向け俺の言葉の続きを待った。

 

「俺はカズ。ジョブはーー、あー、剣士だ。」

 

 

「俺と勝負しねぇか?」

 

 

俺は図々しく、相手の返事が来る前に条件を付けた。

 

「俺がアンタに負けたら、俺の暗黒剣をやるよ、けどアンタが負けたらアイツらを王国の兵士として雇ってくれ。」

 

俺を品定めするように見ると俺の提示した剣に気がつき、僅かに笑い、短く答えた。

 

 

「いいだろう。」

 

 

 

すると、固有結界が張られ俺とアルベールだけの世界、

(といいつつ、酒場に置いてある水晶で観戦出来るらしい。)に入りルールを言った。

 

 

 

「ルールを説明しようか。制限時間は5分、貴様は5分耐えたら、私は貴様に参ったと言わせる。これでいいかな?」

 

 

 

…舐められてんな、おれ…。

 

「本当にいいのかよ?5分経って泣きべそかくのはアンタだぜ?」

 

と言うと、「問題ない。」と余裕かまして答えてきた。

ーーあぁ、そうかよ…。

 

 

 

お互いゆっくり剣を構えた。あちらは盾と剣を構えこちらは愛剣である、グラファを構えた。

 

始まりの合図が鳴ると同時に、《パーシヴァルストライク》で特攻し、予想外の速さだったためか、やや、対応に遅れたアルベールの盾諸共、後ろへおした。

 

最初こそ、勢いが強かったカズの特攻は虚しくも途中で完全に勢いを殺され、そのままアルベールが反撃にでた。

 

 

カズのパラメーターの攻撃力と俊敏性、MPはカンストするレベルのお化けパラメータでかかる補正も凄まじい。

だが、その代わり防御力とHPはほぼ無に等しい。

 

 

よって、少しでも防御に回れば敗北は免れない。カズはひたすら思考を相手の剣に使い剣で相殺し続けた。

 

 

 

防戦一方と言った形で、アルベールの攻撃の正確性、速さに集中力を切らしてきたカズは反応能力が落ちてきて徐々にカズの体に攻撃が掠り始めた。

 

 

「ぐっ…!」瞬きすらままならない状態が続いた。

 

すると、アルベールが僅かに笑うと煽るように言った。

 

「もっと期待していたが、威勢がいいのは最初のうちだけか?」

 

 

ーー残り時間も少ねぇ、このまま勝つなんてふざけてる。 あぁ、見せてやるよ。とっておきをな!

 

 

意を決すると、グラファに全補正をかけてアルベールの顔面に目がけて投げた。

 

しかし、当然のことのように盾で受け止め盾を下に下ろすと同時にカズが目の前に現れた。

 

 

「来い、ダインスレイヴ!いくぜ、うおおおおお!」

 

武器を瞬時にスイッチさせ、ダインスレイヴを持つと

今持つ最大火力の技、光を呑み星をも断つ究極解放剣《 シンフォニアブレード》を撃ち込んだ。

 

ーーしかし、アルベールは盾に傷1つ付けずに見事耐えきった。

 

「な…」

 

ーーなんて奴だ、勝てるわけないと絶望したと同時に

アルベールは冷静に剣を振り上げた…それと同時に終了の合図が鳴り結果、カズの勝利に終わった。

 

 

 

 

 

結局、攻略隊は王国へ行くことに決めたが、カズは尚も納得してない様子だった。

 

だが、しばらく俺は先程の戦いで感じた自分の無力感の内に立ち尽くした。

 

 

(このままじゃ、終われねぇ!強くならないと!)

 

俺は決意し、そのまますぐに行動にでた。

 

深夜に宿を抜け出し、カズはひたすら夜の森を駆けていった。




いやー強引でしたね(笑)
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