いつも読んでくださりありがとうございます。
今回からConcertsのメンバーとの回に入っていきます。
てかなんで花咲川で副生徒会長いないんだろて思ったのでここではありしゃが副生徒会長です。
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この頭痛は初めてじゃない、最初はそこまで酷くなかった。
多分、この頭痛が始まったのはましろさんがいなくなってから・・・
ズキンッと頭が痛み始めた。動悸も激しくなる。
「うっ…!あぁッ…!!いっ、あぁぁっっっ!!!」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
激しい痛みがわたしを襲う。呼吸もままならない。
なんとか床を這って薬箱を乱暴に叩き出し、頭痛薬を口に含み無理やり押し込む。
しばらくすると痛みが引いてきて私はぼーっと宙を見つめる。
この痛みはきっと、
病のましろさんが弱っていくのを見たくなくて目を逸らした私への罰だ…
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「白金さん、この書類をお願いします。」
「はい・・・ ありがとうございます・・・」
「紗夜さんこの書類終わりました。」
「はい、では確認しますね。」
「お願いします。」
私、氷川紗夜は花咲川学園で風紀委員に所属し、こうして生徒会で書記の仕事もしている。
隣にいるのは同じバンド、Roseliaのメンバーで生徒会長の白金燐子さん、そしてPoppin’Partyで副生徒会長の市ヶ谷有咲さんだ。
最近はほとんどRoseliaの練習には顔は出さずこうして生徒会の仕事をこなすか弓道部に顔を出している。
今の私はRoseliaの氷川紗夜ではなく、日菜と仲が悪かったころの氷川紗夜だ。
今の私は例えるなら狂犬だった。
最近はConcertsやRoseliaのおかげでやっと日菜とも向き合えるようになってきたと思っていたのに・・・
どうしてこうなってしまったのだろう。
私は矮小で、臆病で、意地を張ってるだけの寂しがり屋な人間なのだ。
私は自分自身を見失ってしまった。
夢も目標も将来も、道標になってくれる人も。
そんなことを考えていると生徒会室の扉コンコン、と2回ノックされどうぞと答えると失礼しますと聞こえる。
聞きなれた女性みたいな透き通った声だが確かな男性の声。
そこに立っていたのは今1番見たくない、会いたくない人物であった。
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少し暖かくなってきたがまだ冬が残る風が吹き抜ける花咲川学園の屋上。
そこに2人の男女がいた。
「最近どう?」
「どうもありませんね 、いつも通りです。」
「ならどうしてRoseliaにもConcertsにも顔出さないの?」
そう言う彼の表情は批判などを訴えるわけでもなくただすべてを受け流すような、吸い込むような透き通った目。
その目を、顔を見ると彼女を思い出して苛立つ。
「この際はっきり申し上げます。目障りなんですよ!あなたが!!」
その凍るような冷たい視線は美雪を睨む。
「ましろさんがいなくなった今終わったんですよ。Concertsは実質解散したんですよ!!!
Concertsだけでない、Roseliaも他も・・・」
「黙れ!!!」
いままでに彼が怒ったところなどほとんど見たことが無かった。それ故に私は萎縮し黙り込んでしまう。
「Concertsがなくなった?Roseliaもほかも?言わせておけばぬけぬけと・・・ハァ
いいか?Concertsはましろがいなくなって終わったかもしれん。
でもRoseliaはなくなってないだろ?甘えて行かずにRoseliaを壊しかけてるのはお前だ!氷川紗夜!!!」
彼がそう叫び周りの音が全て消えた気がした。それほどまでに彼の怒りが、迫力が伝わってきたのだ。
どれくらい経ったのだろう、しばらく黙っていると美雪さんが目の前にいて私を抱きしめていた。
どうやらいつの間にか泣いていたらしい。
彼は優しすぎる・・・
怒ったと思ったら何も言わずにわたしを抱きしめてくれる。
最初からConcertsは彼に任せていたら良かったのだ。
バラバラになったのはましろさんのせいではない。
互いを信頼していなかった私たちの弱さだった。