やはり俺が人助けをするのは間違っている 作:雪だるまぱないの
ちなみに奉仕部組はもうちょい先で登場です。
...知らな、知ってる天井だ。
今の時間は朝の9時、今私比企谷八幡は病院のベッドの上にいます!
え?なんでかって?それでは...回想どうぞ。
〜回想〜
「うわ、早起きしすぎたか?」
現在時刻は朝の6時、
昨日帰って疲れてそのまま寝ちゃったからな、まぁ仕方ないか。
ボーダーの仮入隊は10時からだし何するかな、今から二度寝したら起きられる自信もないし。
「散歩でもするか。」
ジャージを着て外に出る、春になったとはいえまだ外は肌寒いままだ。
とりあえず警戒区域に入らない程度に家の近くまで行ってみるか。
「うわ、結構ひどいな。近界民ってのもそれなりに化け物ってわけか」
家のあった付近、ちょうど警戒区域と警戒区域外の境ぐらいまで歩いた俺は当たりを見渡して惨劇を目の当たりにする。
家は潰れたり崩れたりして原型を留めていないものも多く、道路はあちこちに小さなクレーターのような物が点々としていた。
「さて、さすがにこれ以上はやばいな。勝手に入ったのバレて真史さんに怒られたくもないし。」
警戒区域を後にした俺は明日から通うことになる総武高校の方へと歩を進めた。
「なんていうか家から総武って結構距離あったんだな。」
今は通学路になるはずだった道を歩いている。時間も7時、そろそろ寮に帰ろうかと考えていると対面の道を犬を散歩させている女の子が視界に入る。
「こんな朝早くから大変だな犬は、うちのカマクラなんてろくに外にもでないぞ。」
そういえばカマクラは無事なんだろうか?あとで真史さんにでも聞いてみよう。なんて思っていると
「おい、犬に遊ばれてんじゃねぇかよあの飼い主。ってリード離した!?馬鹿かよあいつ!」
犬の飼い主の女の子は犬に遊ばれとうとうリードを離してしまった。
まぁそれだけなら良かったんだけどね。対面からは1台のリムジンが、しかも犬には気づいてなさそうだ。スピードが全然落ちてない、仕方ない!と思い飛び出してしまった。ほんと何してんの俺。
「SAO時代の動きを思い出せ、いける!」
飛び出した俺は犬を片手で抱え込みそのまま直進してくるリムジンのボンネットに空いた手をつく、そのままボンネットに乗り上がり一回転。そして着地!
出来たと思うか?
残念、無理でした。
実際は犬を抱え込んで手を付くとこまでは上手くいった、ただリムジンのスピードが早すぎてそのままボンネットに乗りあがった時に吹っ飛ばされた、その時に着地をしようとしたみたいだが足がうまくつかずに捻挫、更に頭を打って気絶。というわけだ。
んで、治療費は全額リムジンの運転手が払うらしく、犬も無事だったそうだ。ならまぁいいんだけどね。
〜回想終了〜
と、いうわけで今俺は病院のベッドの上にいる。
全くとんだ災難もあったもんだ、このことを真史さんに連絡したら、仮入隊はどうする?トリオン体なら問題無く動けるが。との事だったので仮入隊には参加するつもりだ。ちなみにもうすぐ真史さんが迎えに来てくれるはずだが...
コンコン
来たみたいだ。
「どうぞ。」
「やぁ、八幡。今朝は災難だったな。」
苦笑いをしながら入ってくる真史さん。ほんと災難でしたよ...
「さて、早速だが時間もないし。動けるか?」
「あ、はい。って言っても捻挫だし大丈夫ですよ。」
真史さんが手を差し出してくれる。俺も手を取り立ち上がる。実際捻挫だしまぁ自力で歩けるな、そのまま車に乗り込み本部へ向かう。
「昨日はどうだったんだ?贈り物のは相当なものだったんだろう?」
「えぇ、正直驚きましたよ。まさか昌彦さんがあそこまで天才だとは思っていなかったんで。まぁゲームクリアに貢献した報酬として有難く使わせて貰いますよ。」
昨日のことは思い出してもびっくりする。あ、昨日で思い出した。そういえば帰る前に
『八幡のブラックトリガーなんだけどね、効果は分かんないけど名前は分かったよ、《夢の犠牲》多分読みはヴィクティム?だと思う。SAO時代にそんなスキルとかってあった?』
『いや、そんなものは聞いたことも無いな。そのまま能力を考えるなら何かを犠牲にして何かを得る。とかなのか?』
『そうとも限らないと思うけどね、結局名前を付けるのはブラックトリガーを作った本人だしね。』
『ふぅん、そんなもんなのか』
「結局これの能力ってなんなんだろうな...」
指から外した指輪を持って掌で遊ばせていると
「あぁ、それの能力結局分からなかったのか。まぁ仮入隊したら仮想訓練室で俺と試してみよう。」
真史さんがそう提案してくれたのでその提案を受けることにした。まぁ俺からしたらありがたいことこの上ないしな。
「あ、それとブラックトリガーはランク戦での使用は禁止だからな、ブラックトリガー使いは強制的にSランクになって部隊も組めなくなる。」
それはある程度予想はしていた、でないとブラックトリガー持ちだけで部隊組んだりしたらパワーバランスも崩れるしな。
「了解です、とりあえずはノーマルトリガーだけでいこうと思ってますんで。まぁ部隊とかはあんまり考えてないんですけどね。」
「ならよかった。それと柚宇ちゃんに仮入隊が終わったら俺のところに来るように言っておいてくれ。」
「それも了解ですよ。っとついちゃいましたね。」
ある程度の説明を聞いたりしてるとボーダー本部についた。さて、仮入隊でどれだけ稼げるかな。
「まぁあのゲームをクリアしたお前達なら心配はしてない。お前達の実力を存分に見せつけてやってこい!」
真史さんがカツを入れてくれる。ま、ほどほどに暴れますよ。だってさっさとBランクに上がるために楽したいし。
「了解です、すぐに慶さんや真史さんに追いついて見せますよ」
そう言って俺はボーダー本部の入口を潜った。
ついに八幡達は仮入隊します!
結果は、まぁ察してください!