やはり俺が人助けをするのは間違っている 作:雪だるまぱないの
朝田さん可愛いよ朝田さん
「なんだ、この人の多さは。帰りたい。」
ボーダー本部の中に入ると見渡す限り人、人、人。
仮入隊日なのにすでに100人近いぞ?これなら俺いらないんじゃね?
「あ、来たか八幡。」
「ハチくん今日は災難だったね〜」
「八幡くん、怪我は大丈夫?」
少し中に進むと3人がいた、あとついでに2人いる。慶さんと...誰?
「おー、来たなハチ。」
「あ、えっと。よろしく?」
なんで疑問形なんだよ。関わりたくないってかこのやろう。
「おう、よろしく。で、誰?」
「俺が拾ってきたんだよ」
「あ、以前近界民に襲われたところを太刀川さんに助けていただきました。朝田詩乃です。」
「なるほどな、俺は比企谷八幡だ。って朝田詩乃?どっかで聞いた気が...あ、もしかしてGGOの冥界n「ちょっと来て!」はい?」
いきなり朝田さんに肩を掴まれて引き摺られる。あの、俺朝事故ったばっかなんでできれば優しくしていただけませんかね?
「なんであんたがそれを知ってんのよ!?」
「いや、だってGGOってネット配信とかしてるじゃん?で、全国大会見てたら朝田さんにそっくりだと今思ったんで言ってみたんですけどまさかね」
「はぁ、お願いだからその事は黙ってて、もし喋ったら風穴開けるから。」
脅された。初対面で脅された。しかも風穴開けるってどこの緋弾さんだよ。
「なんだ?お前ら知り合いかー?」
「「いえ、全く知りません!」」
はもったよ。てかさすがに知らない奴の肩掴んでいきなり引き摺ったら警察もんだよね。
「ん?そーなのかー。」
馬鹿でよかったこの人。てかまだ始まんないのか?もうすぐ時間なんだけど...
「ボーダー本部長、忍田真史だ。」
あ、遅かった理由わかりました。すいません、俺のせいですねこれ。
「君達の仮入隊を歓迎する。君たちは本日C級隊員……訓練生として仮入隊するが、人類の未来は君たちの双肩に掛かっている。日々研磨し正規隊員を目指して欲しい。君たちと共に戦える日を待っている。私からは以上だ。この先の説明は嵐山隊に一任する」
そう言ってこちらを見て微笑む真史さん。なんかカッコイイなおい。
しかし周りの連中のほとんどは嵐山隊、という名前を聞いて興奮している。
嵐山隊。
オールラウンダー2人にスナイパー1人のA級部隊、だったかな?結構テレビとかにも出てるしボーダーの表の顔って感じだ。
「やあ、みんな!今日のボーダー仮入隊を案内する嵐山隊隊長の嵐山准だ。よろしく!」
すると女子はキャーキャーと騒ぎ出す。騒いでない女子なんて見る限り数名しかいないな。ちなみに俺はあの手の人は正直苦手だ。なんというかディアベルを完璧にしたみたいな感じだからな。
「これから入隊指導を行う前にボーダーのトリガーについて説明しよう。まずトリガーを起動して換装したら左手の甲を見て欲しい。数字があるのが分かるだろうか?そのポイントを4000まで溜めるのが正規隊員になるための条件だ。ちなみに今日の仮入隊ではポイント自体は変わらないから気楽にやってくれ!」
本入隊の日のポイント上乗せであって今日はそのまま1000なわけか。今日でB級に上がるとかはできないわけだな。
「まず最初の訓練は対ネイバー戦闘訓練だ。仮想戦闘モードの部屋の中でボーダーの集積データから再現されたネイバーと戦ってもらう。ちなみにこの訓練は今回から導入されたものでどれぐらい早ければいいのか、というのが分かりにくいと思う。そのため今日は正規隊員にまず手本としてやってもらおうと思う!」
そう言うと嵐山さんの後ろから2人の人物が現れる、っていうかあれ?
「B級ソロ隊員太刀川慶、そして出水公平だ!」
なんであの人にやらせるんだよ!あの人1番強いんだろ!?んで、そこに出水もいるってことはあいつも相当速いんだろ...
「では太刀川さん出水くんよろしくお願いします!」
訓練開始、とブザー音がなると訓練室の中にいたネイバーはブザー音がなり終わる前に粉々になった。
「1号室太刀川慶、0,2秒」
「2号室出水公平、1,6秒」
周りはざわつきどころかとんでもない記録を見てシーンとしている。あんたら化け物かよ、見た感じ俺と和人でも見るのでギリだったぞ。
「えーっと、これが正規隊員の実力だ。みんなも諦めずにこれを目指してくれ!」
いや、嵐山さんも軽く引いてんじゃん。そりゃあんなガチ記録見せられたらそうもなるだろうけどさ。
その後ぞろぞろと訓練を続けていく。今のとこ30秒切ってるのは熊谷、那須、犬飼さん、荒船さん、香取、菊地原、歌川か。結構速い人ばっかりだな。
っと、次は和人とアスナか。さて何秒でるかな。
和人は二本のスコーピオン、アスナはなんと槍弧月を使っている。
「ま、2人ともSAO時代のスタイルに寄せてきてんだろうな。」
訓練開始、ブザー音がなると同時にネイバーが崩れ落ちる。やっぱ早いな、記録は...
「2号室桐々谷和人、2,1秒」
「3号室結城明日奈、1,9秒」
ある意味初めてでこれかよ、トリガー使うのに慣れたら普通に1秒切りそうだな。
「あー、アスナの方が早かったか。」
「仕方ないよ、和人くんSAOじゃ筋力値メインで降ってたんだし」
和人とアスナがブースから出てくる、まぁ速度でアスナに勝つのは厳しいだろうな。
そしてすでに二人の周りには人が集まっている、大人気だよこいつら。
「さて、この間に俺もやっちゃいますかね。」
訓練室に入りスタートの合図を待つ、外を見るとまだほとんどの人が和人とアスナに集中していてこっちを見ているのは熊谷、那須、犬飼さん、荒船さんぐらいだ。
「トリガー起動。」
トリガーを起動して弧月を構える、SAO時代と同じ動きが出来るなら多分これも出来るはずだ、と思う。
訓練開始、ブザー音が鳴り響く。
その瞬間俺はただただネイバーに向かってゆっくり歩いた。
そして何も気付いていない様子のネイバーの目の前で数秒立ち止まり目を弧月で突き刺し訓練終了。
周りの連中も誰も俺のしたことに気付かない、ってかSAOしてなかったらまず知らないだろう。
俺が使ったのは隠蔽スキル。ただただ限界値まで上げた隠蔽にネイバーが反応出来なかっただけだ、だから俺が真正面に立ってもネイバーは無反応な訳だ、チートじゃないよ?だって和人やアスナには通用しないし。でも周りの人から見たらシステムエラー起こしたようにしか見えないだろうな。
「1号室比企谷八幡、11秒」
ま、こんなもんだろ、多少目立つ程度にタイム出しとけばいい、和人やアスナ程目立ちたくはないしな。
訓練室から出ると熊谷、那須、犬飼さん、荒船さんに話しかけられる。
「比企谷だっけ?アンタさっきの何をしたの!?」
「えぇ、本当に凄かったわ。ネイバーも全く反応できてなかったし気配も全然しなかった。」
「君凄いなー、あれ実際全然本気やないやろ?」
「全くだ、あんなもん何やってたら身に付くんだよ!?」
タイム結構いい組が俺に話しかけてくるせいで周りに自然と人が集まる。おい、何してくれてんだよ。
結局次の訓練が始まるまで俺、アスナ、和人の周りには常に人がたかっていた。
その後も地形踏破訓練では和人が1位、隠密行動訓練、探知追跡訓練では俺が余裕で1位になってしまった。ちなみにアスナは全部2位。そっちの方がよっぽどすごいと思うけどな。
あと柚宇さんは真史が挨拶したあと一緒にどっかいってたから知らん。まぁ真史さんに任せれば大丈夫だろ。
こうしてボーダー仮入隊が終わり3人の大型ルーキーは結果的に大いに目立つことになった。
そして明日は総武高校始業式、ろくなことが起こらない気がすると俺のサイドエフェクトが囁いている。いや、多分違うけど。
ちなみにシノンはスナイパーのため当然この訓練はやってないです、
別場所で多分東さんとか佐鳥とかと一緒にいますね
てか今回なげぇ