やはり俺が人助けをするのは間違っている   作:雪だるまぱないの

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ようやくSAOから帰還しました

ここからどんどん世界が崩壊していきます


強さの意味

 

 

 

「...........知らない、天井だ」

 

俺はキメ顔でそう言った。

 

「あ、それさっき俺が言ったから」

 

「なんか俺が滑ったみたいにするのやめてくんない?」

 

キリト、あらため和人がにやけ顔で呟く、どうせ柚宇さん以外に通じなかったくせに。

 

「あ、俺もわかったぞー」

 

「俺の心読むのやめてくれませんかね?」

 

柚宇さんのベッドに腰掛けた慶さんが笑いかける。

この人年中笑ってんな。

 

「いやいや、じゃなくて。なんで慶さんがここに?しかも何で俺達の体はこんなに健康体なんです?」

 

この質問は誰もが思う至極当然のものだろう、2年間もゲームに入り込み続けた俺達がこんなに健康体なわけがない。

死んでいないにしても衰弱しきっている可能性は充分にあるはずだ。

てかそもそも慶さんがここにいる意味がわからん。

 

「あー、それな。お隣の結城さんに頼んだんだよ、あんたの娘さんと同じ施設をお前らに使ってやってほしいってな、技術的なことは全くわからんけど」

 

隣を見るとアスナがベッドに腰掛け笑いかけてくる。

 

そーいや、アスナん家って金持ちって言ってたな。

 

「いや、にしても赤の他人の慶さんのお願いを結城家が聞く義理もないでしょう?仮に攻略組で最前線を俺達と戦っていることが分かったとしても理由としては弱すぎると思いますが」

 

「理由なんて簡単だろ?こんぐらいコレを渡したんだよ、まーお前らが結城さん守ってることが分かったおかげで受けとって貰えなかったけどな」

 

そう言って季節外れのコートから小切手を取り出した、1,10,100,1000.....え?とんでもない額なんですけど?

 

「あとハチのもう一つの質問の答えな、ここには仕事できてんだよ。お前らを守るお仕事」

 

仕事?あんだけ年中ゴロゴロして俺も専業主夫になろうかなー、とか言って柚宇さんにヘッドロック喰らってたあの慶さんが?」

 

「起きて早々ディスるとかお前失礼だな」

 

おっと、声に出てたようだ。まぁ本心だしいいんだけど

 

「で、仕事ってなんなんですか?」

 

和人が半笑いしながら話を逸らす、ナイスだ和人

 

「俺の仕事はボーダーって言ってな、まー正義のヒーローだ」

 

「大雑把すぎて分かんないですけどそれでなんでこんな所にいるんですか?」

 

まーたすぐふざけるこの人、これだから話が進まないって風間さんに怒られんだよ。

 

ま、俺は分かったけども

 

「よーするに現実世界が変わったってあれだろ?昌彦さんが言ってたやつ、おおかた地球外生命体みたいなのでも来たんじゃね?」

 

自分でも言ってて変なこと言ってると思うわ、ここは歌舞伎町かっての

 

でも昌彦さんの話を信じるならこれ以外の可能性の方が低すぎるしな

 

「おー、さすがハチだな。まぁお前らがゲームに入った1年後ぐらいに近界民っていうよくわからんやつらが攻めてきたんだよ。目的もイマイチわかってねーんだけどな、んでそいつらから市民を守るためにボーダーが出来たってわけだ、で俺そこの隊員」

 

なるほど、だいぶ話が繋がってきたな。

となると、昌彦さんの言っていた裏切り者が利用しようとしている奴らも大体想像がつくか

 

「そいつらって有体に地球を侵略しに来たー、とかではないんですよね?慶さんがここにいる以上日本各地に現れてるとは思えないし恐らくある程度の区域、まぁ千葉、東京周辺でしょう?」

 

「てことはその近界民っていうのはわざわざ千葉周辺を狙ってるってことー?」

 

柚宇さんの質問に応えようとすると慶さんが大笑いしながら答える

 

「そーそー、そーなんだよなー。だからイマイチ目的がわかってねーんだよ。とりあえず今わかってることは近界民も悪いヤツばっかじゃねーってことととにかくボーダーは人不足で強いヤツ大募集ってことだ。」

 

 

まぁ話は納得のいくものだった、これで慶さんが大金を得た理由、ここにいる理由、昌彦さんのいう世界が変わったこと、そして、裏切り者。全てが繋がった。まぁまだ裏切り者は分かんないけども、昌彦さんがわざわざ言ったってことは俺が知ってる人なのか?

 

 

いや、それよりもう一つ問題があったか

 

 

「それで、恐らく任務だと思いますがなんで慶さんは今日こんなに都合よくここにいたんですか?ここにはいた理由は聞きましたが今日、ここにいた理由は聞いてなかったので」

 

「あ?それなら毎日ここにいたからだよ、忍田さんって人に頼んでな」

 

「「「は?」」」

 

お、全員同じことを思ったみたいだ。

そりゃみんな思うよなー、なんて思っていると

 

 

「おいおい当たり前だろ?お前らのことが心配だったからに決まってんだろ」

 

「「「慶さん(くん)!!!」」」

 

みんな揃って慶さんに抱きついた、なんだよこれ慶さんかっこよすぎんだろ。

ちなみに当の慶さんは柚宇さんが真正面から抱きついたせい(おかげ)でその大きな胸を堪能していた、前言撤回。

やっぱこの人ダメ人間だわ。

 

「羨ましいなぁ...」

 

その風景を静かにアスナが見守っていた




今回で初めてワートリ要素出てきましたかね

ここからがっつりオリジナルストーリー展開していきます

いや、もう充分すぎるほどオリだけども
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