やはり俺が人助けをするのは間違っている 作:雪だるまぱないの
さて、今回は長いです。
いや、自分の中ではってだけで他の方からすると短いかも知れませんが...
「すいません、取り乱しました。」
全く泣いたのなんていつぶりだろうか、ほんと真史さんには感謝だわ。こんなとこ小町に見られたらそれこそ泣いちゃう。
「お前は昔から何でも我慢しすぎだからな、これぐらいでちょうどいいんだよ」
真史さんがそう言うと他のみんなが笑う。えー、俺そんなにですか?結構我儘言ってたと思いますけどね、働きたくないとか、専業主夫になりたいとか。
「さて、本題に戻そうか。そういうわけだから小町ちゃんと直葉ちゃんには今ボーダー本部にある寮に入ってもらっている。もちろん管理人もいるし風呂は男女別の共用だからそんなに怖い顔をするな2人とも。」
隣を見ると和人も阿修羅のような表情をしていた、さすがは千葉の兄妹だ、やっぱり千葉の兄妹はこうじゃないとな
「で、その理由としては1人にしておくのが不安だからという理由とともにお前達の家が警戒区域にあたるからだ。警戒区域というのは近界民が発生するゲートの頻発する区域のことだ。」
「それで寮に入れてくれたんですね。ありがとうございます、ところでここにいるってことはやっぱり...」
和人がお礼とともに質問する。まぁでも分かってる風だよな
「...あぁ、そうだ。小町ちゃんと直葉ちゃんはボーダー隊員だよ、今はB級のソロ隊員だ。」
そこで新たな疑問が生まれる、確か出水はB級だったはずだ。だが出水と小町、直葉を比べても正直天と地の差があると思う。出水1人に小町と直葉でかかっても勝てないだろうと思えるほどにはな。
「出水はB級なんですよね?正直小町と直葉が同じ実力とは思えないんですが」
「あぁ、A級には部隊を組まないと上がれないんだ。出水は部隊を組んでないからB級ってだけで正規のA級隊員並の実力はあると思うよ。」
なるほどな、ソロでA級ってのはいない訳だな。もしくは部隊組んでて解散したらソロでもAになれるのかな。
「てことは部隊を組んだら即A級になれるってことですか?」
なんだ、和人。今日はよく喋るな。
「いや、部隊を組んだら最初はB級最下位部隊になる。そこからチームランク戦を行って上へ行けばA級部隊になれる。」
ま、部隊組んだからいきなりA級はないよな。あと聞きたいことと言えば...
「じゃあボーダーに入ったらB級からスタートってことですか?」
お、それそれ。それ聞きたかったんだよ、ナイス和人。
「ボーダーに入ったら最初はC級からになる。ちなみにC級は一種類のトリガーしか使えないから不便だと思うぞ。CからBに上がる条件は...まぁ、明日の説明を聞くのが早いだろうな。」
え、明日?明日って、なんかあったっけ?
「明日のボーダー仮入隊でその辺の説明はあると思うからな、あと仮入隊したら特典付きだから普通に入隊するより楽にCから抜け出せるぞ。」
「え?明日ボーダーの仮入隊?なんすか!?何も聞いてないんですけど!?」
また慶さんは適当な...そーゆー大事なことはちゃんと言ってくださいよ。
「はぁ、また慶は何も言わなかったのか...まぁ、いい。今からお前達には研究室の方に向かってもらう。多分大歓迎されると思うぞ」
そう言うと真史さんは笑って部屋のドアを開けた。
「待たせて悪かったね、小町ちゃん、直葉ちゃん。お兄ちゃん達を今から研究室に連れて行ってあげてほしいんだけど」
「もちのろんでございます!本部長殿!」
「わかりました!本部長殿!」
「2人とも本部長殿はやめてくれよ...昔みたいにまさ兄とかで...」
真史さん苦労してるなぁ...この2人のヤンチャぶりに加えて慶さんだもんなぁ、心中お察ししますよほんと
「こら、直葉。真史さんをあまり困らせるなよ。」
「そうだぞ小町、そんなことしてたら慶さんみたいになるぞ」
「「え、それは嫌かも...」」
慶さんどんだけダメ人間なんだよ...
「ま、いいや。案内頼むぞ」
「はーい、行くよお兄ちゃんズ!」
お兄ちゃんズってなんだそれ、半分女の子なんですけど。
しかしその小町の掛け声で歩き出す、なんてカリスマ!恐ろしい子!
「ほーい、ついたよ!ここが研究室!」
なんか物々しい所に連れてこられたな。大量のパソコンが並んでるのにまぁ驚く程に人がいない。
「鬼怒田さーん!中二さーん!ユウキちゃーん!冬島さーん!いないのー!?」
小町が呼びかけると床からゾロゾロと起き上がってくる。こいつらゾンビかよ。
「なんだ小町、うるさいぞ」
「小町殿、大声は寝起きの頭には響く...」
「うーんあと2時間...」
「おっ、来たか小町ちゃーん」
死にかけ3人元気な人1人か...ろくな所じゃないなおい。
「ほら!3人とも!SAOサバイバーが届いたよ!」
「「「ほんと(か)!?」」」
うぉっ、全員起きた。SAOサバイバーやばすぎない?って、俺たちか
「ワシが鬼怒田だ、よろしくな」
「我は材木座義輝!またの名を剣豪s「中二うるさいよ」すまぬユウキ殿...」
「私は紺野木綿季、ユウキでいいよー」
「俺は冬島慎次だ、よろしくなー。」
1人ずつ自己紹介されこちらも自己紹介で返す。するとユウキが俺達の前に一つずつトリガーを置いていく。
「さて、これからみんなには私たちと茅場晶彦の実験に協力してもらうね!」
「昌彦さんの?ちょっと意味がわかんないんだけど?」
「成功か失敗かどうかはやってみればわかるから!ほら、隣の訓練室入ってトリガー使って!」
おいおいユウキよ、せめて失敗した時のリスクを説明してくれよ...
諦めて俺達は渋々と訓練室に入る。
さて、やってみるか。
ーートリガー起動ーー
次回とうとう茅場晶彦の贈り物の正体がわかります!
お楽しみに!