ラブライブ!サンシャイン!!〜約七年も眠っていたペルソナ使い〜   作:しがみの

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どうも。Aobaです。まだアニメ1話にすら入ってませんね・・・。


#2

「おーきて。おーい!!!」

 

私は、志満さんからのお願いで、ベッドの上でうずくまっているオレンジ色の髪の少女、千歌の身体を私は揺さぶっていた。

 

「あと5分・・・。」

 

しかし、起きる気配はない。

 

「志満さん激おこだよ?」

 

「起きます。」

 

千歌がベッドから飛び起きた。志満さんスゲェ。言葉に「志満さん怒ってる」と言えばスグに行動する。便利な言葉として記録しておこう。

 

「「「いただきまーす。」」」

 

四人で食卓を囲み、朝食を食べ始めた。ご飯や味噌汁が少し冷たくなってしまってる。あ、志満さんが笑顔で千歌を見てる。怖い。

 

 

 

 

 

 

 

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「こーんにーちはー!!!」

 

ちょうど朝食が食べ終わった時、従業員用の玄関から声が聞こえた。

 

「はーい。」

 

玄関には、ミルクグレージュ色で染まったショートヘアの女の子が立っていた。

 

「・・・。どちら様・・・?」

 

ミルクグレージュ色の彼女は私を見た瞬間、首を傾げながら私に問いかけた。「いや、初対面なら先に問いかけてきた貴女が最初に名乗るのが礼儀では?」という言葉がでかかったが、言ったら殺されそうな気がしたため、言わないでおいた。

 

「あ、よーちゃん!!!」

 

その時、後ろから甲高い声が聞こえた。オレンジ色の髪のアイツ、高海千歌だ。

 

「千歌ちゃん!!!」

 

「千歌ちゃん千歌ちゃん。」

 

彼女は、小さく手招きしながら千歌を呼んだ。

 

「千歌ちゃん、あの子は?」

 

「あ、二年間に住み込みで働くことになった娘だよ。私と同じ高校二年生だよ。」

 

コソコソ話してるようだけどバッチリ聞こえてるよ。私は地獄耳だからね。

 

「初めまして。私は千佳ちゃんの幼なじみ、渡辺(わたなべ) (よう)だよ。」

 

彼女、曜ちゃんは手を出してきた為、私も「結城琴音だよ。」と、自己紹介をし、握手した。

 

「よろしくねー。」

「ヨーソロー!!!」

 

ようそろ?またキャラの強い子だ・・・。私が言えたことではないが・・・。

 

「琴音ちゃんはどこの高校から来たの?」

 

外から来た子がそんなに珍しいのか、曜は目を輝かせながら聞いてきた。なら色んな土地を転々として来た私は珍獣以上になるな。

 

「月光館だよ。」

 

「へー。桐条グループの。」

 

「何処?」

 

千歌が首を傾げる。

 

「東京だよ。最近ニュース見てないの!?浦女と協定結んだ学校だよ!!!集会で言ってたじゃん!!!」

 

「え!?そうなの!?」

 

おい。通ってる高校の連携校くらい覚えろよ千歌。

 

「あのさぁ、二人共。」

 

「「?」」

 

私は関係ない話で盛り上がっている二人におずおずとある事を提案した。

 

「玄関で立ち話もあれだから部屋で話したら?」

 

「あ、そーだね。おじゃましまーす!!!」

 

私の提案で二人と一緒に千歌の部屋に移動した。

 

 

 

 

 

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千歌の部屋にある小さな丸いテーブルにある烏龍茶を飲みながら曜は私に問いかけた。

 

「そういえばさ、琴音ちゃんはどこに住んでたの?」

 

「え?巌戸台分寮だよ。」

 

「分寮?」

 

〝分寮〟という言葉に引っかかっていたのか、曜はハテナマークを頭に浮かべながら首を傾げていた。

 

「そ。ある部活に入ってる一部の学生しか住めなかった寮。」

 

「へー。特別って事は男女混合寮だったの?」

 

今度は千歌が目を輝かせながら身体を近づけてきた。近い近い。千歌だけに。・・・。寒いな。

 

「うん。男女でフロアは別だったけどね。」

 

「へー。」

 

それからしばらく会話をしていたが、曜は急に用事が入ったため、急ぎ足で帰っていった。それから私と千歌はしばらく会話をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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その日の夜、ベッドに潜り込んだ私は自分の黄色いスマートフォンの画面をつけると、すぐにチャットのアプリを開き、曜ちゃんとのチャットを始めた。しばらく会話をしていると、話題は琴音ちゃんについてのことに変わった。最初は印象とかの話だったが、気がつくと琴音ちゃんが前まで入っていた巌戸台分寮の話になった。曜ちゃんは、巌戸台分寮がどんなのか気になり、帰宅後、月光館学園のホームページで調べたのだが、巌戸台分寮は2010年3月に閉鎖されており、今は使われていないというチャットを送ってきた。

 

 

 

 

「『巌戸台分寮についての話なんだけど、あの寮は七年前に閉鎖済みなんだって。』か・・・。」

 

何故琴音ちゃんは巌戸台分寮に住んでいると言ったのだろう。相手が調べればすぐに閉寮しているとわかってしまうはずだ。しかし、あの子が見え見えの嘘をつくだろうか。だが、引っ越して来る前に荷物を部屋に運んだのだが、確かに送り主の住所は〝巌戸台分寮〟だった。一体どういう事なのだろう。うーん・・・。考えたら眠くなって来た。もうすぐ0時。曜ちゃんに『おやすみ』と、チャットを送信しようとした。

 

 

 

 

 

・・・が、送信する前にスマホの画面は0時丁度になると同時に消えてしまった。

 

「え?あれ?」

 

いきなりだったので、私は素っ頓狂な声を出してしまった。

 

「何で?さっきまでついていたのに・・・。」

 

私はゆっくりとベッドから身体を起こすと辺りの景色は一変していた。目覚まし時計や、室内にある時計の針、時針、分針、秒針は全て12の文字を刻んだまま静止しており、明かりは消え、月が不気味な青緑色を発している。更に外からはさっきまで聞こえていた車の走行音は聞こえず、聞こえるのは波が浜に打ち上げられる音のみだった。

 

私は、恐怖心を感じながら廊下に出た。廊下に出たのは、同じ二階にある志満姉の寝室に行って、ここが自分のいた世界だと認識するためだ。廊下をゆっくりと歩き、志満姉の部屋の障子の前で一旦停止した。

 

 

私は一度辺りを確認し、誰も居ない事を確認すると、障子をゆっくりと開け、志満姉の寝ているベッドを確認した。

 

 

 

 

 

「・・・嘘・・・。」

 

私はその言葉しか出てこなかった。ベッドに志満姉の姿はなく、黒い棺桶が横たわっているだけである。恐らく、あの棺桶の正体は志満姉だろう。何かが原因で棺桶になってしまったのだろう。棺桶になっている志満姉(仮)を見た瞬間、恐怖心がさらに高まった私は自室に向かって逃げる様に走って行った。

 

「そうだ!!!琴音ちゃん!!!琴音ちゃんなら!!!」

 

急に琴音ちゃんの事を思い出した私は自室の横にある琴音ちゃんの自室に飛び込んだ。しかし、そこに琴音ちゃんの姿はなかった。

 

 

「嘘・・・でしょ・・・?」

 

私一人しかいない世界。その事を勝手に理解した私は、琴音ちゃんのベッドの枕元にあったなにかに使えそうな銀色の銃を武器として持ち、客用玄関の鍵を開け、外に逃げ出した。そう、青緑色で大地が照らされ、海が真っ赤に染まっている不気味な世界へ・・・。




結城(ゆうき)琴音(ことね)
・Lv99
・CV
井上麻里奈
・生年月日
1992年4月5日
・身長
157cm
・初期ペルソナ
オルフェウス(変更可)
・好物
バナナ
・家族構成
父、母、双子の兄が居たが、17年前の爆発事故で彼女以外死亡。
・容姿
日中の髪型は茶髪でポニーテール。
ローマ数字の〝XXII〟を象るようにヘアピンを付けている。
殆どの場合、お気に入りである赤色の携帯ミュージックプレイヤーを身につけている。
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