転生したら転性した挙句に篠ノ之箒に成っていたISプラス2期 作:銭湯妖精 島風
アキヒロの筋トレを横目で見つつ、一夏と他愛もない話をしているとチャイムが鳴り、山田先生が教室へ入ってくる
「立っている人は席に着いて下さい」
見た目こそ童顔で頼り無さげではあるが、一応は教師らしく指示を出す
うーむ、若さの秘訣とか有るのだろうか?
下らない事を考えている間に一夏を含めたクラスメイトが席に着く
「入学、おめでとうございます。私は この1年1組の副担任の山田真耶です、よろしくお願いします」
山田先生の言葉に反応を示すクラスメイトは少なく、皆 先程まで筋トレをしていた
さながら客寄せパンダだな、これは
そういえば原作の一夏♂も、初日から同じ様なものだったな、うん
だからアキヒロ、気持ちは分かるが机の下で
その後も山田先生が色々と話をするがクラスメイトの反応は芳しく無く焦り気味にクラスメイトへ自己紹介をする様に指示を出す
さて・・・アキヒロは一夏♂の様な失態を犯すのだろうか?
無愛想で無口な性質なアキヒロとは言え、流石に自己紹介ぐらい出来るとは思うが・・・
当たり前だがアキヒロに恋愛感情を持っている訳ではない、所謂 友愛の類いだ
私は自慢ではないが、友達を作るのが苦手で友達が極めて少ない、だからアキヒロは私の数少ない友達の1人なので自然と気にかかる訳だ
それに私の設計した専用機を使ってもいるしな
そんた訳で なんやかんやでアキヒロへ自己紹介の順番が回ってくるが、彼は軽く俯きハンドグリップをし続ける
「あ、あのーフランクランド君?フランクランド君!!」
一向に自己紹介をしないアキヒロを山田先生はアキヒロにビビりながら彼の名前を呼ぶ
「・・・なにか?」
ゆっくりと顔を上げ、山田先生を見据えアキヒロは口を開く
なにか?じゃない、お前の自己紹介の番だアキヒロ。お前は厳つい顔をしているのだから、少しは山田先生に気を使え、山田先生が更にビビってるじゃないか可哀想に
「じ、自己紹介がフランクランド君の番なのだけど、して貰える、かな?ダメかな?」
「了解した」
焦りながら言う山田先生の言葉を聞きアキヒロは立ち上がりハンドグリップを机に置き一回深呼吸して
「晶弘・フランクランド、日本とアメリカのハーフで所謂 日系アメリカ人と言う奴だ。趣味は筋トレ、理由は困った時に最後に頼れるのは筋肉だからだ、よろしく頼む」
原作の一夏♂よりは良く自己紹介出来ているとは思うが、コイツやはり脳味噌まで筋肉で出来ているのか?
脳筋丸出しなんだが
スランプ&仕事もプライベートも多忙で執筆が思う様に出来ないですが、頑張っていこうと思います