転生したら転性した挙句に篠ノ之箒に成っていたISプラス2期 作:銭湯妖精 島風
一先ず波乱のHRが終わり、短い休み時間の後に1限と2限の授業を受ける
IS学園は入学初日から普通に授業があり、教師からの施設の案内などは無く、地図が配布される程度になっている
また教室の清掃などはIS学園専属の清掃業者がやってくれるらしいが、生徒への軽度の罰としても使われるらしい
まぁこの辺は所謂 原作知識と言う奴だ
しかし、私は篠ノ之箒だが、原作通りの篠ノ之箒では無いし
一夏も原作通りの織斑一夏では無い
それにより、この先の未来が
と言っても大筋は変わらない気もするし、私的には一夏と幸せを謳歌出来れば火の中水の中、なんでも来いって感じだ
そんな訳で休み時間の度に一夏に癒して貰っていたので、また癒して貰いに行こうして、アキヒロが参考書と睨めっこしているのに気付き話し掛けてみる
「難しい顔をして、どうかしたのか?」
「ん?あぁ・・・この辺りの解釈が先生が言っていた解釈と俺の解釈で少し違くてな」
彼は そういい参考書の一文を指差す
それを見て私はアキヒロの疑問の意味を理解する
「あぁなるほど、参考書は日本語で書かれているからな。日本語的解釈の仕方と英語的な解釈で差が出てしまったのかもしれないな?」
多国籍学園のIS学園だが、基本の言語は日本語だ
理由は単純にISの開発者が日本人だからだ
故にあらゆるIS関係の物は基本的に日本語で記されている
まぁプログラムとかは流石にアルファベットを使用していたりする
そんな訳でアキヒロに私が解説をしていると
「ちょっと、宜しくて?」
やや高圧的な雰囲気を纏った
因みに一夏は、持ち前のコミュニケーション能力を使い、のほほんさんグループと談笑している
「あまり宜しくないが、なんだ?」
立ち位置的に私がセシリアに返事を返すが、軽く私を睨み
「貴女ではありませんわ、そちらの男性搭乗者に言っていますの、なので貴女は黙って道を開けてくださいな」
「なんで俺?」
セシリアはそう言い私の後ろを通りアキヒロの正面へ移動する
そのセシリアの行動と言葉によりアキヒロは軽く混乱している様子でポツリ呟いた
「男性初のIS搭乗者がどんなかと見に来て見れば、なんともガッカリですわね」
アキヒロを上から下まで3回程見た後にセシリアは、そう言い溜息をつく
「・・・勝手に期待されて勝手にガッカリされてもな」
困った様子でセシリアに言うアキヒロ
まぁ確かに、そうだな、うん
「まぁいいでしょう、わたくし は寛大ですから?貴方が どんなに無知で有ろうと わたくし は許して差し上げますわ。そして泣いて懇願するので有れば、嫌々ながら わたくし が貴方に教育をして差し上げても構いませんわよ?」
これは酷いな、と考えつつ そろそろ口を挟もうかと考えていると
「・・・悪いがアンタの事は知らんし、アテがある。そっちはアンタより何倍か性格が良いから、そっちに頭を下げる事にする」
「なっなっなっなっ」
脳味噌まで筋肉かと思ったが、案外頭が回るアキヒロにセシリアへ見えない様にサムズアップし
「さて聞き苦しいので言わせて貰うぞセシリア・オルコット、些か言葉が過ぎるのではないか?」
「なんなんですの!!貴女!」
ワナワナと震え怒りを私にブツける様にセシリアは私の方を向く
「私か?私は篠ノ之箒だ、以後よろしく頼むセシリア・オルコット」
「名前ではありませんわ!!」
少し煽ったら面白い様に食いついてくるので、若干癖になりそうだ
「なら、今期新入生総合主席のセシリア・オルコットは、何が知りたいんだ?座学では次席、実技でも次席のセシリア・オルコット?」
再び煽った所で残念ながら始業の鐘が鳴ってしまったのでセシリアは一旦言葉を飲み込み
「覚えていなさい!!」
そう言って自分の髪をファサァッと搔きあげ?席へ帰って行った
性格には難ありだが、美少女故に去り方も様になっているな、うん
とりあえずフラグを乱立してしまったが、まぁいいか
幸いブルーティアーズと紅椿は相性が良いし
なんだろう、私が初登場セシリアを書くと毎回、頭がおかしい人になるw
とりあえず白式の強化案と紅椿の改造案は固まっているので、近いうちに投下しようかと思っています