転生したら転性した挙句に篠ノ之箒に成っていたISプラス2期   作:銭湯妖精 島風

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一夏side


クラス代表決定戦・天

 

 

皆さん こんばんは、おはようございます、こんにちは 織斑一夏です

 

 

私は現在、相棒である白式を展開して箒に最終調整をして貰っている所です

 

アキヒロ君とオルコットさんの試合が始まって約30分が経過しているけれど、アキヒロ君がオルコットさんに未だ敗北していないのはグシオンとブルーティアーズの相性の問題としか言えない

 

 

箒程では無いが、私も其れなりに座学の成績は良い方ではあり、事前にアキヒロ君とオルコットさんの情報は ある程度 調べていた

 

グシオンの装甲は光学兵器に高い耐性を持っていて尚且つ、それなりに実体弾にも耐えられる様だ

 

それだけ聞けば敵無しと思うだろうが、実際は違う

 

あくまでも対光学兵器への耐性であって完全には無効化は出来ず、同じ場所に連続で直撃した場合、排熱が間に合わずに蒸着した特殊塗料が溶解してしまい、防御力が極端に低下してしまう

 

また実体弾を連続で直撃したら塗料が剥がれ、こちらも防御力が極端に低下する

 

それに全身装甲とはいえISである以上は可動域を得るために装甲が薄い場所も存在するので、そこを攻撃するのも対策の1つと言える

 

まぁあくまでもスポーツとしての使用なら厄介なISである事には変わらない

 

「アキヒロ君、勝てるかな?」

 

「・・・1週間前のオルコットになら勝てる見込みも有っただろうが、今日のオルコットには勝てる可能性は限りなくゼロに近いな」

 

私の問い掛けに箒は作業の手を止める事なく答える

 

箒は私以上にグシオンの長所も短所も熟知しているから客観的に見た答えなのだろう

 

「仮に勝機があるとすれば、アキヒロが吹っ切れて真の脳筋になった時だけだろうな、それも正真正銘1回だけの初見殺しだ」

 

「・・・そっか」

 

一度知られれば何かしら対策を取られる、それがISと言う競技だ

 

だが、それは悪い事ばかりでは無い

 

例えば、姉さんが世界を取った時のIS暮桜、暮桜が発現したワンオフアビリティ零落白夜は、自身のシールドエネルギーを喰らい、触れたエネルギー体を消滅させる能力だ

 

姉さんは雪片と言う刀型の近接ブレードに零落白夜を纏わせ相手のシールドバリアを切り裂き、絶対防御を発動させてシールドエネルギーを浪費させる戦法を得意としていた

 

確かに零落白夜は初見殺しに使用すれば高い効果を発揮するだろう

 

しかし、知られてしまった方が効果を発揮する

 

何故なら、当たり所が悪ければ まさに一撃必殺なのだから

 

確かに零落白夜は使用者のシールドエネルギーを多量に喰らう非常に燃費が悪いアビリティだ

 

だが、使用者である姉さんは常に自分を律する事が出来る人物、故に弱点が決定的な弱点と成り得ない

 

逆に相手は対策を取るしか無い上に、いつ使われるか分からない為、プレッシャーをかけられ続ける事になる

 

だから、初見殺しが その後使えない事も無いのだけど、箒は何を心配しているのだろう?

 

ともあれ、箒に格好いい所を見せないとね?白式

 

 

私が、そう心の中で呟くと、目の前に漂う半透明な美少女がニコリと微笑んだ

 






アキヒロ君の活躍は1ページで終了しましたw

すみませんw

一応、予定では次でクラス代表決定戦は終わらせる予定ですが、終わらなかったら、件の彼の登場が また伸びますw


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