転生したら転性した挙句に篠ノ之箒に成っていたISプラス2期   作:銭湯妖精 島風

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クラス代表決定戦・欠

 

 

 

結局、アリーナの使用時間の問題でアキヒロ君は判定負けしてしまい、私はオルコットさんの補給が終わるのを待ち、グシオンの再出撃の準備をしている箒に声をかける

 

「じゃぁ行ってくるね?」

 

「あぁ、勝って来い一夏」

 

箒の言葉に強く頷き、中身のアキヒロ君が居ないグシオンを一瞥してからカタパルトに乗り、真っ直ぐ正面を見据える

 

「織斑一夏、白式・・・出撃()ます!!」

 

少し前に体重を掛けるとカタパルトが稼働して私をピットからアリーナへ吐き出す

 

直ぐに体勢を整えて規定の位置に移動すると既にオルコットさんが私よりやや高い位置に滞空して待っていた

 

「チャンスを差し上げますわ、今ここで詫び わたくし へ勝ちを譲りクラス代表の座を明け渡すのであれば、悪い様にはいたしませんわよ?」

 

私を見下ろして如何にもな芝居かかった仕草と言葉で私へ言ってくる

 

 

恐らくは本音ではなく私を挑発して流れを掴むつもりで言っているのだろう

 

「遠慮しておくよ、私は本気で目指している夢があるからクラス代表は譲れない」

 

私は帯刀した刀を抜く動作をして白式唯一の武装、煌麒麟(こうきりん)を展開し、オルコットさんへ切っ先を向けて告げる

 

「それは残念ですわ」

 

オルコットさんは右腕を真っ直ぐ横に上げて自身の得物であるレーザーライフルを展開し、銃口を私へ向け言う

 

そしてタイミング良く試合開始のブザーが鳴り

 

「さぁ わたくし とブルーティアーズの奏でるワルツを踊るといいですわ」

 

「残念だけど、私はダンスする相手は決めているから、遠慮させてもらよ」

 

お互いに軽口を叩き、オルコットさんの放った初弾を私は煌麒麟で斬り裂き距離を詰め様とするが、本能的に後ろへ飛び退くと目前をレーザーが何本も通っていった

 

「なかなか鋭い様ですわね」

 

「そうかな?普通じゃない?」

 

先程のアキヒロ君との試合では使わなかったビット武装を私には使って来たのは、私が近接型だと分かったからだろう

 

まぁ近接武装しか手に持ってないから当たり前と言えば当たり前ではあるけど

 

 

そんな訳で、試合開始直後からビットを使ってくるとは思わなかったけど、避けれない訳では無いので避けきれない奴だけ煌麒麟で斬り飛ばし様子見をする

 

ここだけの話、白式のファーストシフトは完全には完了していない

 

何せ搭乗時間と経験値が僅かに足りていなかったからだ

 

ほんの僅かだが、決定的に足りないソレを今手に入れる事が出来れば白式は本当のチカラを発揮できる筈だと箒は言っていた

 

「貴女も彼以上に厄介ですわね!!」

 

「ごめんね?私は箒とアキヒロ君より強いんだ、実は」

 

 

左右に移動しながらフェイントを入れたりしながらオルコットさんへ答えると、彼女は少し苦い表情をする

 

 

さて、もう少しで白式と煌麒麟が目覚める筈だし、頑張ろうかな

 

 




終わりませんでしたw

次こそは、次こそはw


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