転生したら転性した挙句に篠ノ之箒に成っていたISプラス2期   作:銭湯妖精 島風

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一夏ちゃんside


そして2人は出会う

 

 

 

放課後、クラスメイトの皆が私のクラス代表決定を お祝いしてくれると言ってくれたので、寮の厨房を借りて ちょっとした お菓子でも作ろうと思っていたら、今後クラス代表で参加する行事やクラス長として話をしておきたいと、姉さんと山田先生に呼び出され泣く泣く お菓子作りは断念する事にした

 

とりあえず今の所直近の行事はクラス代表対クラス代表のクラス代表戦とのこと

 

クラスメイトに聞いたら現状で専用機を保有している娘のいるクラスは私を除くと4組だけらしいけど、あとで箒にお願いして調べて貰う事にした

 

「ふぅ・・・直ぐには終わらないと思ってたけど、まさか1時間以上掛かるとは思わなかったなぁ〜」

 

呼び出された本題が私が国家代表や代表候補生では無いのにISを所持している事についてのナンヤカンヤな騒動が解決した事と私の所属が束さん預りになっている事とかの説明とかだった

 

 

「姉さんと束さんが骨折ってくれたのかな・・・・」

 

職員室の有る校舎から出て夕陽が射す寮へ続く路を歩きながら呟き、薄暗い木の陰に黒ずくめの誰かが居る事に気付くが気にせずに通り過ぎようとしたら、その人は路を塞ぐ様に街灯の下へ出てきた

 

「待っていたぞ、織斑一夏」

 

フードを深く被り街灯から照らされ顔が良く見えない状態の“彼”に名を呼ばれ、私は少し距離を開けて立ち止まり左手で右手首に触れ、白式をメンテナンスの為に箒へ預けた事を思い出し、とりあえず刺激を与えない方針で行こうと決め

 

「えーっと・・・私に何か用ですか?」

 

何故 彼が私の名前を知っているのか、それは幾つか推測が出来る

 

ブリュンヒルデの姉さんについて調べれば私の名前ぐらい簡単に露見する事

 

私がクラス代表になったのは今朝の話だ、ならばクラスメイトの娘が他クラスの娘に話した可能性も十分にある

 

名前が知られている事は放置するにして、彼は私に“待っていた”と言った、なら何かしらの思惑があるはずだ

 

「用?用だって?あぁ・・・大いに有る。俺は お前に有り余る程に用がある・・・俺の顔を見ても、まだそんな涼しい顔してられるかな?」

 

なんか勝手にキレた様子で彼はフードを脱ぎ、私へ顔を見せる

 

「なっ・・・その顔・・・私・・・いや、姉さんに・・・まさか、そんな・・・まさか」

 

彼の顔は、私と姉さんと似ていて、アルバムの中でしか知らない両親の面影を残していた

 

「あり得ない、だって・・・だって私には姉さんしか居ない・・・私の家族は、肉親は姉さんだけの筈」

 

私が狼狽えている様子を嬉しそうに彼は笑う

 

「あり得ないなんて、あり得ないんだよ織斑一夏・・・本当は お前がマドカになる筈だったんだ、本当は俺が一夏になる筈だったんだ。もうすぐ元通りの正しい形へなる、俺が光ある道を、お前は暗く仄暗い闇の道を歩く、それが正しい形だ」

 

彼の言葉に足元が揺れている錯覚を感じ、頭に言葉が入って来ずに呼吸が乱れる

 

「・・・ちっ・・・もう一押しだってのに・・・今はまだ生徒会長を敵に回したくないからな、今日は挨拶も済んだし引くとしよう。じゃぁな織斑一夏、俺は必ず お前から一夏の名を取り戻す」

 

そう言い彼は再びフードを深く被り薄暗い木々の影へ紛れて行った

 

そしてすぐに、私の前に水色の髪をした先輩が現れ声をかけてくれたが、私には答える余裕は無かった

 

様々な事が私の中で渦巻いてしまい、よく分からない

 

 

「・・・とりあえず箒に膝枕して貰って慰めて貰おうかな」

 

先輩には生返事を返し、一先ず寮へ帰る事にした

 

考えを整理するのは何処でも変わらないのだから

 

とりあえず、あわよくば姉さんには控える様に言われたが箒とアレな事をしよう、そうしよう

 

 






指摘を受けた為、機体設定のページと前ページの一部を編集致しました


今回は少し描写が難しかったです

一夏ちゃんの心境が特に

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