転生したら転性した挙句に篠ノ之箒に成っていたISプラス2期   作:銭湯妖精 島風

34 / 77
セカンド幼馴染

 

 

 

絶妙な塩加減の(さわら)の切り身を箸で解し食べながら正面の若干行儀の悪い食べ方をしてるアキヒロの食べっぷりを観察するフリをしつつ一夏と鈴の様子を伺う

 

うん、一夏の笑顔を見れるだけで私は今日も明日も生きて行ける

 

「だいたい1年ぶりだね?鈴」

 

「そうね、案外早い再会だったわね?」

 

嬉しそうに笑む一夏と、私の中のイメージ通りに、やや勝気な印象を受ける笑みを浮かべる鈴

 

それを意に返さずアキヒロは茶碗を持ち席を立ちお代わりをしに行く

 

 

とりあえず話に夢中で一夏の箸は一向に動いておらず一夏の食事が冷め切ってしまうのは私的には問題なので軽く咳払い?をして

 

「ん、ぅん・・・一夏、再会が嬉しいのは分かるが朝食は大切だ。冷めてしまっては美味しさ半減だろう?」

 

そう言うと鈴が軽く此方を睨んできたが、一夏は私の言葉に少し恥ずかしそうにしつつも手を合わせてから食べ始める

 

ついでにアキヒロが再び山盛りご飯を携えて戻って来て食事を再開する

 

「あ、そう言えば2人は初対面だよね?」

 

行儀良く食べていた一夏が思い出した様に鈴と私を交互に見て言う

 

「あぁ」

 

「そうね、誰なの?その子」

 

鈴の言葉は若干失礼だと思ったが、まぁ鈴の性格を考えれば許容範囲内だろうと思い黙っておく事にする

 

「鈴、この子が箒 私の最初の幼馴染で私の()い人だよ。箒、この子は鈴 箒が転校した後に転入してきた子で私の2人目の幼馴染で親友」

 

ニコニコと笑み、一夏は私と鈴に其々の紹介をすると鈴は何か驚き過ぎて私を指差し固まっていたので

 

「篠ノ之 箒だ、一夏とは将来を誓い合った仲・・・と言う奴だな、うん。宜しく頼む」

 

食事を食べ終え箸を置いてから、温くなった緑茶を飲み鈴に自己紹介をすると、数秒後に再起動し

 

「はっ・・・あああっ・・・アンタの想い人って女だったの?! いや落ち着けアタシ!! 」

 

そう言いヒッヒッフーと何故かラマーズ法で深呼吸する鈴を生暖かい目で見守りつつ隣の一夏を見ると首を傾げていた

 

「言わなかったっけ?」

 

「聞いてないわよ!! 一度もね! んーまぁイマドキ珍しくもないか、うん おめでとう一夏」

 

何か熱しやすく冷めやすい様な感じで彼女の中で何かが解決したのか何なのか、鈴はニカっと笑み一夏を祝福する

 

「ありがとう鈴」

 

そうハニカミながら一夏は鈴に言うと、鈴は私を見据え指差し

 

「アタシの名前は凰 鈴音、一夏いわくセカンド幼馴染よ。幼馴染として親友として、一夏が選んだアンタを信じるわ 一夏を泣かしたりしたらアタシが許さないからね?」

 

「勿論だ、言われるまでもなくな。だが敢えて約束しよう」

 

若干恥ずかしそうにしてる一夏を横目に鈴に、そう宣言し立ち上がり鈴へ右手を差し出す

 

「絶対だからね?」

 

私の意を汲んだ鈴も立ち上がり私とガッシリ握手する

 

とりあえず鈴とは良い友になれそうだ、と考えつつ

 

私達のやり取りに一切リアクションをせずに、ひたすら食事を続けたアキヒロは ある意味で凄いと思う

 

 






ちょっと用事で出るので中途半端に寝れずに続きを書いてみました

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。