転生したら転性した挙句に篠ノ之箒に成っていたISプラス2期   作:銭湯妖精 島風

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戦線布告

 

 

 

鈴と友好を深めたかったが、流石に遅刻する事も まして自主休講す(サボ)る訳にもいかないので続きは昼休みとなった

 

一緒に登校しようと誘ったが、職員室に用があるらしくアッと言う間に食堂から姿が見えなくなった

 

そんな訳で登校の道すがらアキヒロに何故、鈴と居たのか尋ねると、物珍しいからじゃないか?と答えられた

 

まぁ確かに、無駄な贅肉が付いていないガチムチの身長180㎝オーバーのIS男性搭乗者が居たら鈴の良い意味で物怖じしない性格なら話掛けるか、と自分を納得させる

 

いつもよりは遅めになってしまったが、遅刻する程ギリギリではない時間に教室へ入ると、いつもより少しザワザワしていたが十中八九クラス代表戦の恩賞の食堂で使えるフリーパスの事か、漸く現れた人類初のIS男性搭乗者(もう1人)の事だろう

 

まだ会ってもいないし、見かけてもいないので何とも言えないが、警戒しておこう、私の勘が正しければ転生者の可能性が高い

 

何より姉さんが情報を掴めなかった(・・・・・・・・・・・・・)

 

あの全てにおいて規格外な姉さんが只の男子学生の名前や所属していた学校、何故ISの適性がある事が判明したのかを掴めなかったのだ

 

その事実だけで私が彼を警戒するのに充分な訳だ

 

そんな感じでガヤガヤしてるクラスメイトを横目に自分の席に鞄を置き、一夏の方を振り向くと既に一夏がクラスメイトに囲まれていた

 

「いつのまに・・・」

 

とりあえず私も輪に加わり話を聞く

 

予想通りクラス代表戦の話で一夏に頑張って欲しいと、のほほんさんが主張していた

 

「一先ず私の知る限りは、クラス代表で専用機持ちは一夏と4組の更識の2名だな、確かに専用機持ちは有利だが慢心しては足を掬われる。それに・・・」

 

「・・・織斑一夏は居るか?」

 

雰囲気を出す為に手帳を取り出し中に書かれた情報を喋っていると、制服の上着を着ずに黒いパーカーを着てフードを目深く被った男が私の言葉を遮る様に現れ、私に聞き覚えのある声で一夏の名を呼んだ

 

「私は此処に居るよ、折村くん」

 

いつも温和な雰囲気の一夏が珍しくピリピリしたオーラを纏い輪を抜け、彼の前に対峙する

 

「居て良かった、また来るとか面倒だしな?時間も無いから単刀直入に・・・月末のクラス代表戦で、お前を終わらせてやるよ。首を洗って待ってろ、そしてせいぜい最期の時を楽しんでおけ」

 

フードで鼻から下からしか見えないが、目寸で身長が170と少し、体重は中の中程度、重心の取り方が上手で、言葉の印象と反して いつでも動ける様にしている

 

何より、コイツは転生者で間違いない

 

私が一夏を守ろうと前へ出ようとしたら一夏が私を手で抑え

 

「そっか、お言葉に甘えさせて貰おうかな?楽しみにしているよ、折村マドカくん。君が私に勝てたらの話をだけどね?」

 

珍しく一夏が相手を挑発し、徹底抗戦の構えを取るとヤツは面白くなさそうに舌打ちして踵を返し去っていった

 

 

これは暫く一夏の側を離れない様にしないとな

 

 






お待たせしました〜


相変わらず短文ですみません

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