転生したら転性した挙句に篠ノ之箒に成っていたISプラス2期 作:銭湯妖精 島風
フェストゥムによるIS学園襲撃は折村の無謀のお陰で負傷者は居ても死亡者は居らず被害もアリーナの一部とガオガイガー、モビルジンに留まり比較的マシな結果で収束を迎えた
因みに何故あそこにガオガイガーがあったかと言うと、またまた起動試験の為に移動させて有ったからだ
そして何のリミッターも制限も掛けられていなかったガオガイガーを使用してしまった折村は、辛うじて死んではいない状態で いつ容体が急変してもおかしくないらしい
順調に回復したとしても間違いなくフェストゥムの同化現象の後遺症はあるだろうし、何かしらの後遺症は残ると言われている様だ
まぁ同化現象は兎も角、ガオガイガーは自分の意思で纏い忠告を聞かずに必殺技を使用した、如何なる事が起ころうが折村が自身で招いた事象だ私は知らん
そんな訳で私と一夏は大した怪我は無かったが、頭を打っていたから念の為に精密検査を受けさせられ、特に異常も無かったので一夏に大事がなくて良かった
それからなんやかんやと有ったらしく、鈴が2組のクラス代表になったらしく、鈴は一夏と試合する日を楽しみにしている様だった
そして治外法権の筈のIS学園もゴールデンウィークと言う1週間の連休に入り、大分無理をさせてしまった白式と紅椿をアクアビットでオーバーホールして貰う為に預け、自宅へ荷物を取りに行くと言う一夏に付いて行く事にした
因みにアキヒロは普段は時間が無くて出来なかったトレーニングがしたいと言って出掛けたのだが、一体何のトレーニングなんだろうか?
そんな訳でアクアビットを経由して織斑邸に向かっていたら昼時になってしまったのに気付く
「ん?もうこんな時間か、どうする一夏?」
「ん〜あ、この近くに私がよく行ってた お店が有るから行こ?」
ニコリ微笑んで言う一夏に頷き一夏に手を引かれて歩む事が数分、目的地の五反田食堂に到着した
「ほぉ、如何にも個人経営と言う佇まいだな」
何となく予想していたので、思った事を思ったまま言う
「あはは、何それ?褒めてるのか分からないよ?」
「無論褒めているとも」
そんな感じで軽く馬鹿話し、中に入ろうと思ったが少し混み合っているのが見える
今更だが、私達は私服を着ている 制服だと目立ち過ぎるしな
「アレ?やっぱり少しズラした方が良かったかな?まぁ良いや」
そう言うと一夏は食堂の入り口から離れ建物を迂回し、住居の方の玄関へ行きインターホンを押すと数秒で扉が開き、赤毛長髪にバンダナをした黙って居ればイケメンが出て来た
「あれ?一夏か、また数馬かと思ったぜ。来るなら連絡しろよ、何もねーぞ?まぁ良いや入れよ、何も無いけどな」
「家に用事が有ったついでだったしね?ごめんね?失礼します」
「失礼します」
何で2回言ったかは触れずに一夏に続き五反田邸に入り弾の部屋へ通される
男子高校生にしては整理整頓され、綺麗な部屋に少し関心し、姉さんに少し見習って欲しいと考えたが、姉さんの場合 自分が出来なければ代わりにしてくれるドローンとかメカを造るだろうな、うん
諦めよう、そうしよう
「あーとりあえず勝手に好きなトコに座ってくれ」
弾の言葉に一夏は勝手に壁際に有った座布団を敷き座り隣に座布団を敷き私に座れと示して来たので隣に座ると、弾はベッドを背もたれにする様に座る
「んで?お前の隣の美人は誰よ?」
「箒だよ、ほら何回か話したでしょ?」
「篠ノ之箒だ、よろしく頼む」
弾の質問に一夏が答え、私も軽く頭を下げつつ自己紹介する
「俺は五反田弾、一夏とは所謂 悪友みたいなモンだな」
そう言い恋愛感情のカケラも感じさせない仕草で一夏を見てニヤリと笑い言う
「悪友って、別に悪い事もしてないと思うんだけど?」
「まぁな、俺の中では悪友がシックリくるってだけだ」
そう言い馬鹿話が始まる
最近はなんか立て続けに有った様な気がして、こんな身にもならない無駄な時間が癒しになってる気がする
そもそも私は、それ程喋る方でも無いしな、聞き役でも苦じゃない
何より一夏が笑顔であるなら私は充分幸せだ
ようやく1巻の内容が終わりましたねw
一応予定では3巻までは書くつもりですが、まだあんまり決めてませんw