転生したら転性した挙句に篠ノ之箒に成っていたISプラス2期 作:銭湯妖精 島風
千冬さんからの取り調べ?から早くも2週間が経ち、骨は兎も角 肉と神経 及び 皮はくっ付いたので、単位とかを考えて担当医と相談し退院する事になった
ちなみに姉さんは毎日の様に見舞いに現れ、他愛のない話をしてくれたので暇潰しになって助かったし、基本的に姉さんと行動を共にしているクロエは私の着替えなどの世話をしてくれたので完治したら御礼をしなければ、と考えいる
そんな訳で姉さんとクロエに前もって荷物を回収してもらい、私は1人IS学園へ戻る事にした
初夏の日差しを感じつつ、臨海学校までには骨がくっ付きギブスが取れる事を祈っておく
最悪、一夏の水着姿を目に焼き付けるだけでも私は我慢する、うん
そんな邪念を抱きつつ公共機関を使いIS学園へ帰還し、寮へと向かう途中の池のほとりに、見慣れなくても直ぐに分かる銀髪の小柄な美少女が姿勢正しく立っていた
まぁ何故か池の方ではなく道側を向いていて、ガッツリ目が合って何かモジモジとし始めたが
「・・・あー・・・久しぶりだな?ボーデヴィッヒ」
「あ、あぁ久しぶりだ篠ノ之箒・・・その・・・すまない、いや すまなかった」
身長差故にラウラが私を見上げる様に言い頭を下げる
微妙に震えているし何かトゲトゲした雰囲気が無く、見上げられたとき若干涙目だった
はっきり言おう、何だ この可愛い生き物は!!
とりあえずポーカーフェイスを心掛けて
「ん?あぁこれか?大丈夫だ、すぐに治る」
「治る治らないじゃない、私は我欲で一般市民を傷付け
ラウラは頭を下げながら言い、ポタポタと雫が地面を濡らす
それを見て私は
「頭を上げろラウラ・ボーデヴィッヒ、お前が気に病む必要は無い。全て私が利己の為にした事だ」
「しかし・・・」
私の言葉に渋り頭を上げないラウラの肩を掴み頭を上げさせ、ポケットからハンカチを取り出し、涙で濡れたラウラの顔を拭う
「全く・・・そんなに泣いては折角の美人がが台無しだぞ?お前は自分が可愛い事を理解するべきだ」
「わ、わた、私が可愛い?!あぁああり得ん」
内心、ラウラみたいな妹が居たら良かったと考えながら乱れたラウラの髪を手櫛で整えながら言う
そういえばクロエとラウラは似ている様な気がする様な?
まぁいいか、可愛い生き物にジョブチェンジしたラウラを見て和みつつ
「さてボーデヴィッヒ・・・いやラウラ、立ち話もいい加減疲れただろう?付いて来い」
「え?あっ引っ張るな、分かったから引っ張るな」
私はラウラの手を引き寮へ向かう、無論行先は私と一夏の部屋だ
この際だ、一夏との確執も無くしてしまおう、そうしよう
短文で、ごめんなさい