転生したら転性した挙句に篠ノ之箒に成っていたISプラス2期   作:銭湯妖精 島風

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タッグマッチ戦

 

 

 

茶番を演じた日から1週間程の時が経ち、原作ならラウラがVTシステムを発動させるタッグマッチ戦の日がやって来た

 

原作なら一夏&シャルロットVS私&ラウラの試合を行なっている所だが、私は未だ療養中で試合なんて以ての外でラウラはコアは無事だったがコア以外は大破してしまっていたし、姉さん率いる調査団が予備パーツも含めて見物すると言って回収してしまったので、私&ラウラは不参加となり、代わりに無傷な鈴&セシリアが参加している

 

「流石シャルロット、パートナーの呼吸に合わせて立ち回っている」

 

「そうだな、出会って1月(ひとつき)経っていないとは思えない連携だ。対して鈴とセシリアは一夏とシャルロットと比べると見劣りしてしまう、やはり各々の個が強すぎるからだろうか?」

 

私が起こした茶番以前に一夏との和解は済んでおり根が素直で小柄で美少女な為、ラウラはクラスではマスコットの様な立ち位置になった

 

軍育ちで微妙に世間とズレているのも可愛いしな

 

そんな訳で私はラウラと並び一夏&シャルロットVS鈴&セシリアの試合を観戦しながら意見交換をしている

 

普段は可愛い生き物だが、ISに関しては流石はIS部隊の隊長を この若さで勤めていただけはあると驚く

 

「アレはシャルロットが凄いだけだろう、鈴もセシリアも連携の練習をしたのは1週間〜2週間、しかも毎日練習出来た訳でも無いだろうしな、何処のペアも同じ状況だろうしシャルロットの才能だろう、これは」

 

「ふむ、確かにな・・・あの2人と今戦えないのは残念だ」

 

私の言葉に頷き、本当に残念そうに呟き俯く

 

「その試合をする時は、私も誘ってくれ。私もシャルロット程では無いが連携を取れると自負している」

 

「え?・・・いいのか?私は・・・」

 

「ラウラ」

 

私の言葉にラウラは驚いた表情で私を見て目を伏せる様に困った表情をする

 

「お前は、もうドイツの代表候補生では無いから近い内にドイツに帰らなければならないと考えているのか?」

 

「・・・そうだ、私は既に代表候補生では無いし部隊長の任も解かれてしまった。もうIS学園(ここ)には居られない」

 

そう言い今にも泣きそうな表情でラウラは言う

 

私がVSシステムからラウラを救った あの件は模擬戦中の事故と事実は隠蔽され処理された

 

だが模擬戦中の事故とは言え自国の代表候補生が大天災 篠ノ之束が溺愛している妹へ重傷を負わせたという事実にドイツ軍上層部は早々にラウラを切り捨てる事を決定し、ラウラへ代表候補生及び部隊長からの解任を通達してきた

 

要はトカゲの尻尾切りだ、原作とは違い比較的マトモな姉さんは更に激怒して色々と準備を始めた

 

あそこまで激怒し殺気を撒き散らした姉さんは初めて見たし、初めて姉さんに恐怖を感じた

 

「確か校則に、IS学園に在学中は如何なる国からの影響を受けない、とか何とかが有ったろう?だから少なくとも3年は大丈夫だろう、不安なら私が雇うのも有りだな。実は私は妹が欲しかったんだ」

 

「確かに そんな感じの校則は有るし、申し出は有り難いが、何で妹が出てくるんだ?」

 

私の突拍子も無い言葉にラウラは少し困惑しながら質問してくる

 

「いやな、私は姉は居ても妹は居ないから姉的な気分を味わいたいんだよ。だが弟はダメだ、生意気で直ぐに喧嘩になる」

 

「お、おぉ・・・そ、そうなのか?よく分からないが・・・」

 

とりあえずラウラを困らせる事でラウラの不安を緩和出来た様だ

 

 

一先ず姉さんに相談だな、原作通りなら次の行事 臨海学校で戦力が必要になるし、何より私もドイツ軍上層部にはムカついているのだ

 

切り捨てたのなら我々が貰い受け、然るタイミングでドイツ軍上層部には罰を与えてやる、絶対だ

 

 

 





遅くなりましたが、お待たせしました


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