転生したら転性した挙句に篠ノ之箒に成っていたISプラス2期   作:銭湯妖精 島風

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並び立つ銀

 

 

 

 

何のトラブルも起こらずにタッグマッチ戦はシャルロット&一夏ペアの優勝で幕を閉じた

 

一先ず2週間は何の行事も入っていないので、持てるコネや使えるモノをフルに活用し、ラウラを真の意味で自由にする作戦を実行する

 

まず千冬さんに無理を聞いて貰いIS学園の理事長との面会の場を設けて貰い交渉をする、幸い理事長を始めIS学園の上層部は姉さんの協力者でドイツ軍によるラウラへの行いに怒っていたらしく、快く快諾してくれた

 

次に姉さんに相談をするつもりだったのだが、タッグマッチ戦から3日目の朝、私は千冬さんに早朝から呼び出されてしまった

 

「箒、何かしたの?」

 

「うむ・・・腕が本調子では無いから変な事はしていないが、心当たりが無い訳でもない」

 

一夏に着替えを手伝って貰い制服を着て、私は千冬さんの元へ向かう

 

「織斑先生、何の御用でしょうか?」

 

「朝からすまんな、箒お前に客だ。ついてこい」

 

そんな訳で職員室で千冬さんと合流し応接間へ連行される

 

「私に客ですか、こんな朝早くからですか?」

 

「まぁ事案的には早いに越した事は無いだろうな」

 

微妙にはぐらかされた様な気がするが敢えてスルーして応接間前にラウラが居る事に気付く

 

「すまんなラウラ、待たせた」

 

「いえ、大丈夫です教官」

 

千冬さんはラウラの言葉に頷き傍を通り応接間の中に入って行ったので私とラウラも後に続く

 

そして何となく予想はしていた客の姿を見て彼女が来た理由も何となくだが予想が出来る

 

とりあえずラウラは彼女を見て驚愕して固まっているので放置し、勝手にコーヒーメーカーでコーヒーを淹れて彼女の正面に座り

 

「久しぶりだな、こんな朝早くから来たという事は姉さんの使いか?」

 

「はい、今日は束様より箒様への伝言と書類関係を持って来ました。外に漏れては不味いのが幾つか有るそうです」

 

相変わらず私には淡々と受け答えする私の義姪(クロエ)に肩を竦めてから仕事モードに意識を切り替える

 

「伝言は、私以外が聞いても大丈夫なのか?」

 

「問題有りません、『この件は箒ちゃんに一任する、私は最大限のバックアップを約束する』と束様が」

 

流石は私の姉さんだ、私の思考や行動を予測してタイミングを見てクロエを寄越したのだろう

 

「了解した、姉さんには ありがとう と伝えておいてくれ。次は書類関係だが・・・」

 

「此方に」

 

クロエは姉さん謹製の薄型タブレットPCを私へ差し出してくる

 

それを受け取りセキュリティを数個解除して中に目を通す

 

「・・・おおよそ分かった、引き続き計画は進めてくれ。来月の臨海学校で試したい」

 

「そうですね、アレを試すには非限定空間で無ければなりませんし、作業は進ませておきますが、プロトタイプなので良くても3つ程度しか組み上げられないかと」

 

「分かっている、3つも有れば事足りるだろう。あくまてもプロトタイプの起動試験だしな」

 

クロエは私の言葉を聞き頷きラウラの方を向く

 

「私は貴女にも束様より伝言を預かっています、そろそろ座ってはいかがでしょう?」

 

「あ、あぁ」

 

クロエの言葉に私の隣へ腰を下ろすラウラ

 

うーん、黙って座って居れば儚げな良家のお嬢様なんだがなぁクロエは

 

やはり懐くのは現状は姉さんだけか・・・

 

 

そろそろ骨もくっついただろうし、臨海学校に向けて準備をしなければな

 

 






お待たせしました

色々と立て込んでいて時間が有りませんでした


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