転生したら転性した挙句に篠ノ之箒に成っていたISプラス2期 作:銭湯妖精 島風
臨海学校から数週間、世間一般の学生は夏休みに入りIS学園も例外ではなく、一夏と箒 そしてアキヒロがアクアビットに滞在している
アクアビットには社員寮と来客用の部屋が多数あり、箒の部屋に一夏は泊まり、アキヒロは来客用の部屋に宿泊している
さて世間一般には夏休みだが、まだ学生の身では無い私には夏休みは存在しないのだが、まぁ束さんの助手とはいえ研究職では無いし、まして整備士の技能があるわけでもない、私の仕事は主に試作機・・・レギンレイズ・ジュリアのテストになる
だがジュリアのメインスラスターは私の動きについて来れずに故障してしまった、修理するだけなら直ぐに終わるだろうが それだけでは無く原因を究明し改良をしなければならない
つまり私は半分休暇の様な待機中な訳だ
「・・・簡易のメンテぐらいは出来る様にならないとな」
とは言え、待機中に外出は出来ないので束さんや社長 及び社員の趣味で作られてた遊戯室で大人しく窓辺のソファーに座りハードカバーの小説を読む
アクアビットの社員は個性が強い人が多いが能力は折り紙付きの人達ばかりだ
研究員、警備員、整備士、事務職員、それを支える職員、アクアビットには多くの人が働いている
扱うもの故に人里から離れた場所にアクアビットは有るので、息抜きに街へ気軽に行く事は出来ない
だからこその遊戯室なのだと私は思っている
とりあえず雀卓と凄い蔵書量の本棚が有るとだけ言っておこう
ハードカバーが半分くらいに差し掛かるころ、声を掛けられる
「ここに居たのか、少し手伝って貰えるか?マドカ」
「ん?箒か、分かった」
栞を挟みサイドテーブルに置きソファーから立ち上がって箒の元による
「何をすればいいんだ?」
「ちょっとしたテストだよ、どちらかと言えば趣味の延長だな」
いつもは表情を読み取り辛い箒が明らかにwktkしているのを見て少し嫌な予感が過ぎる
原作の箒と懸け離れ過ぎているから、彼女が何を仕出かすか全く予想が出来ないからだ
そんな訳で1人不安に駆られているとアクアビットに何個かある試験場に到着する
そこには見慣れない装置が並び、物珍しそうにしている一夏と機材をターレットから降ろしているアキヒロの姿が有った
「・・・何をするんだ?」
「ガンプラバトルをする」
アキヒロを見てカッコいいなぁとか考えつつ箒に尋ねると、ドヤ顔気味に言い放った
「確かに趣味の延長だな、私はガンプラ持って無いぞ?」
「いくつか用意してある、無論 完成品だ。まぁ素組みしただけだが」
心配するな と言わんばかりに箒は言い、装置と機材のセッティングを始める
「マドカも呼ばれたんだね?私、ガンプラとかあまり分からないけど、これカッコいいね」
そう言い一夏は私にフルアーマーユニコーンガンダムの箱を見せる
「確かにカッコいいが、私はコチラが良いな」
私はグシオンリベイクフルシティの箱を一夏に見せる
「確かに、それもカッコいいね」
それから様々なガンプラを見てみたが、やはりグシオンリベイクフルシティが1番だと思う
短くてすみません、力尽きました