転生したら転性した挙句に篠ノ之箒に成っていたISプラス2期 作:銭湯妖精 島風
移動を始めて数分、目視で戦闘が確認出来る距離まで接近できた
「・・・あれは」
ユニコーンとエクシアが激闘を繰り広げていた
「動かし方的に一夏と箒か?なら・・・アキヒロは」
辺りを見回して見るが、サッパリ分からないので機体の相性も悪くないと判断し、戦闘に介入する事にした
とはいえ流石にビームマグナムを食らって無事な自信はないので慎重に建物の影などを利用して接近する
そして奇襲を仕掛けてみたが、難なく躱されてしまった
「ん?マドカまで来たか」
「箒とマドカを同時かぁ・・・少し面倒だなぁ」
「・・・なら、逃げてみるか?」
見事な三つ巴の配置となり、互いが互いを牽制する形で睨み合う状態になる
「そうしようかな?私は箒とマドカが共倒れになってくれたら嬉しいなぁ?」
「・・・逃すと思うか?一夏」
ジリジリ距離を開けようとしている一夏にナイトブレードを向けて言い、箒が何かしないか警戒する
とはいえ、いつまでも このままとはいかない
せっかくのガンプラバトル、楽しまなければ損だ
「・・・一先ずは一夏からだ」
スラスターを全開にして一夏に吶喊し、近接戦へ持ち込む
「なんで私の方に来たの?マドカ」
「何となく機体相性的にだ」
鍔迫り合いをしながら一夏の質問に答えつつ箒の動向を探ってみるが、高みの見物を決め込むつもりなのか、少し離れた建物の上に移動していた
なんか、それはそれで腹が立つ気もするが今は一夏に集中しよう
そう、先日 私を着せ替え人形した恨みをぶつけよう、そうしよう
そんなこんな一夏へ復讐(笑)を行い、何とかユニコーンを撃破した瞬間、グレイズ・リッターが衝撃で揺れ、モニターには背後から突き出ているGNソードの切っ先が映っていた
「許せマドカ、一回やってみたかったんだ」
そう言いエクシアがグレイズ・リッターからGNソードを引き抜き、なんか様になってるポーズを取るとグレイズ・リッターは ゆっくりと地面に倒れ数テンポ遅れて爆発四散する
「凄い演出だな」
「だろう?プログラムが大変だったんだ」
自機が爆発四散したのでデバイスを外してコクピットブロックから降りると
「次は負けないよ?」
「次も勝つさ」
丁度一夏もコクピットブロックから出て来て、そんな会話をする
とりあえずニコニコしてるから、大丈夫だろうが後で再び
よし、こんな時は前向きな事を考えるんだ
アキヒロに何かしてあげたい・・・筋トレの手伝い?無理だアキヒロが使うダンベルを持てる訳が無い
でも水分補給用に飲み物を用意したりは出来る
後はタオルとかか?
・・・思い切って弁当を用意するのは有りか?
「・・・有りなんだろうか?」
唐突に呟いた私を不思議そうに見てくる一夏を見てピンとくる
目の前に家事スキルEXな
いや、少し膝は笑ってるけど
お待たせしました
仕事が忙しくて執筆意欲はあるのに時間が無くてモヤモヤしっぱなしな僕です