転生したら転性した挙句に篠ノ之箒に成っていたISプラス2期   作:銭湯妖精 島風

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箒sideに戻ります


最強との戦い?

 

 

 

一夏へ白式を送り届け仕事が終わった後、一夏の申し出により私は一晩だけ織斑家にお世話になる事にした

 

一夏曰く、千冬さんは 月に1〜2度程度しか帰って来ないので安心して欲しいとの事だった

 

あれ?コレって誘われてる?とか考えたが、流石に勘違いとは行かないまでも、やはり順序が必要だと1人結論に至ったが、気付けば朝チュンしていた

 

私に抱き着く様に隣に寝ている一夏を眺めつつ、一夏の香りを堪能し、その匂いで確信する

 

うん、間違いなく事後っぽいな!!

 

やや混乱していてボンヤリしている思考を頑張って活用し思い出す

 

確か一夏手製の夕食を食べていたら姉さんが出現して、なんか海外のお菓子とか飲み物を置いていった・・・筈、その後 姉さんが持って来た缶ジュースを飲んだ、あとは・・・

 

私の記憶は その先が無く、鈍く頭に痛みを感じて倦怠感が酷い

 

そんなこんな纏まらない思考に悩んでいると、一夏が目を覚まし

 

「おはよう箒、夢じゃなかった」

 

「おはよう一夏、夢じゃないぞ?私は此処に居る」

 

寝起きで微睡んだ一夏の表情は可愛く、思わず頭を撫でてしまう

 

「うん、箒は此処に居る」

 

一夏は甘える様に私に抱き着くチカラを強くして私の胸に顔を擦り付ける

 

うん、悪くない。寧ろ良い!!

 

 

そんな至福の時間を過ごしていると、扉が静かに開き、ブリュンヒルデ(スーツ姿の千冬さん)が現われた

 

「いつまで寝ているんだ一夏、もう直ぐ10時だぞ?体調でも悪いのか?・・・なんで箒がいるんだ?」

 

「え?あー・・・あ、お久しぶりです千冬さん。一夏に専用機を持って来て、泊まらせて頂きました」

 

「おかえり姉さん、大分疲れてるね?大丈夫?」

 

一夏と一線を超えている(推定)ので何か気不味くて何処と無く言い訳みたいになってしまった私を知ってか知らずか、私の胸から顔を離して ゆっくり起き上がり一夏は千冬さんへ言う

 

「そういえば そんな通達が来ていた様な・・・まぁ良いか、ニュース等で知っていると思うが来年度はイレギュラーが2人も入学する関係で我々教師は てんてこ舞いだよ、一先ず目処が付いたから今日は休みを貰って来たんだ。一夏の顔も見たかったしな」

 

「大変だね?とりあえず汗流して来たら?御飯とか食べるなら用意するよ?」

 

やれやれ と首を横に振る千冬さんに一夏はベッドから降り歩み寄って言う

 

「そうだな、一先ずシャワーを浴びてくるとしよう。箒、話が有る。こい」

 

「は、はい」

 

「じゃぁ私は御飯用意しておくからね?」

 

私は千冬さんに一夏の部屋から千冬さんの部屋へ連行され、一夏は早めの昼食を作る為に1階へ降りて行く

 

 

ハッキリ言って私の心中は全く穏やかでは無い、何故なら私の目の前にいるのは世界最強(ブリュンヒルデ)

 

下手に口を開けば待っているのは地獄

 

「さて・・・一先ず久しぶりだな?箒、お前の話は時々現れる束から聞いている。既に手に職が有るらしいな?随分と頑張るじゃないか、一夏の為か?」

 

椅子に座り足を組んで私を真っ直ぐ見て千冬さんは言う

 

その視線には殺意に似た何かを感じてしまうのは気のせいだと思いたい

 

「もちろん一夏の為です、収入が無ければ一夏を幸せに出来ませんし、一夏に不自由な生活をさせたくないですから」

 

一先ず正座をして背筋を伸ばし千冬さんの目を見て答える

 

 

「お前、本気なのか?一夏とお前は同性だ、今現在 日本では同性婚は認められて居ない。そして何より一夏と添い遂げる覚悟があると?」

 

「有ります、一夏の為ならば 此の命、喜んで差し出しましょう。まぁ一夏は そんな事を望まないでしょうが」

 

私を試す千冬さんへ私の覚悟を目を逸らさずに口にする

 

「ふっ・・・良い目をする様になったな箒、覚悟が有るならば私は お前と一夏を見守ろう。私の妹が自分で選んだ相手だ、私も信じてみようと思う・・・あー、学園の寮では、あまり そういう事 は控えろよ?気持ちはわかるが、控えろ」

 

「え?え!?・・・はい」

 

千冬さんが真面目な表情を崩し優しい表情へ変えて言って来て、最後に少し困った様な表情で言ってきたので、何を言われたかを理解して、次は私が混乱する番になる

 

 

しっかりバレてしまっている!?

 

 

嗚呼もうお嫁に行けない

 

 






さて、次はどうしましょう?

ネタが浮かばなかったら本編へ突入するかも知れません


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