ーーリゾートホテル・フロントーー
メールで対応完了とあったように、フロントに押し掛けていた落雪事故関係の客達は、その殆どが既に捌けられていた。これならチェックインも可能だろう。
「すいません、星河という名前で予約していた者なんですけど……」
これじゃ偽名みたいだ。いや、代表が委員長だし、白金にしておけばよかったかな?
「先程は失礼いたしました。……チェックインでよろしいですか?」
「はい、お願いします」
「星河様…………白金ルナ様とご一緒の方ですね。……少々お待ちください」
ーーカタカタ……
「お待たせいたしました。お手続きは全て完了です。こちらがご予約のスタンダードルームのキーになりますので、どうぞお受け取りください」
ああ、元々スタンダードルームを予約していたんだっけ。そういえばどんな内装なんだろう、スタンダードルームって。っと、そんなことを考えている内にフロントにあるスタッフ専用の出入口から、特徴的な眉の人が入ってきた。この人がオーナー、だったはず。
「……おや、キミたちは?」
「実はチェックインをお待たせしてしまいまして……」
フロントの受付さんがオーナー(?)さんに状況を説明してくれる。それを聞いたオーナー(?)さんはとても苦々しい顔をしたが客の手前、すぐに表情を切り替えた。結構追い詰められていそうだ。客の前で表情を歪めるなんて。気にはしないけどね。
「……そうか。折角ホテルに着いたというのに、待たせてすまなかったね。そうだ。キミ、彼らの部屋をスウィートルームに変えてあげなさい」
「え、よろしいんですか支配人?スウィートルームは信用のおける方のみが宿泊できるお部屋。この子達にキズナリョクをご提示していただかないと……いままで、キズナリョクが低いお客様にはお断りしていましたし……」
300……委員長でも380か。これってどうなんだろう。それでも足りない気がするけど。
「いいんだ、いいんだ。お待たせしたお詫びだよ」
空いてるとはいえ、凄い人だ。周りに聞かれていたら結構ヤバそうなのにね。胆力?
「ス、スウィートルームって……一番良い部屋のコトですよね?」
「コイツがグルメタウンに 代わるラッキーってヤツか!ウホホホーーー!!テンション上がって来たぜ!」
「フフフ……いいんだ。このホテルは、近頃客足が減っていてね。部屋も結構空いてるんだよ」
苦笑しながらホテルの内情を話す支配人さん。こんな子供に口を滑らせるなんて、やはり追い詰められているのかな……?
「へぇ……こんなにいいホテルなのになんで?」
ゴン太の疑問も最もなんだけど、その理由はグルメタウンで聞かなかったっけ……?落雪事故で休業云々だよ。
「ちょっとしたトラブルでね」
「ひょっとしなくてもUMA……雪男に関するトラブル、ですよね?」
「ああ……その噂を知ってたんだね。確かに雪男を見かけたって話はあるんだけど、それはあくまで噂でね。確かなのは、原因不明の落雪事故が起きてるってことなんだ」
噂じゃないです。そういえば、電波体の雪男……イエティ・ブリザードをどうやって噂できたんだろう。またビジブルゾーンに入ったところを目撃されたのかな?
「落雪事故って?」
詳しく聞きたいのだろう、委員長が説明を求める。あれ、これってさっきまでのクレーマー達と同じじゃない?
「雪の塊がいきなり、頭上に落ちてきたりするんです。さっきのお客様方も、そのせいでケガをしてしまわれまして……」
「だから念のため、グルメタウンとスキー場を今日は閉鎖しているんだ」
「グヌヌ……やっぱりか」
ゴン太、大丈夫だって。確か後で大食いイベント的な催しがあったはず。
「申し訳ない、今は全力で原因を調査中……」
っと、支配人さんが話を切ってボク達の背後に視線を向ける。その眼差しは厳しい。ボクらも振り返ると、ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ……じゃなくて人っぽいゴリラ……でもなくて、高そうな服を着たゴリラ似の人がいた。黒服のお姉さんを二人連れている。社員だろうか?
「ケハハハハ!支配人の
うわっ、営業妨害ってか名誉毀損じゃない、これ?
「ゴリ!」
ゴリ!なんて端的にこの人を表した呼び方だ。きっとジョークでも言い合える仲に違いない(棒)
「オイオイ、呼び捨てはねぇだろ~?もうすぐオレの下で働いてもらうことになるのによぉ」
腹立つ性格してるなー。いや、助かるけど。躊躇いなくフルボッコに出来そうだ。
「(ゴリ?)」
ゴン太がヒソヒソと受付さんに問いかける。
「(あの人の名前……
受付にまでゴリ扱いか……強く生きろよ、ゴリ。
「乗っ取りの話なら何度きても無駄だ!お客様を金儲けの道具にしか思っていないお前の下で、私たちは働くつもりなどない!」
正直向こうのバックについてるほうのボスが考えれば良いのでは、と思ってしまう。だって優秀な人間らしいし……拠点一つ確保出来ない人間ってどうなの?
「ケハハハハ!相変わらず強がるねぇ!だがよぉ、事故やトラブルの絶えないホテルだって評判になってるぜぇ?客も少ないみたいだし、大赤字になる前に売った方が得なんじゃねぇのか?」
確かに。下がった評判を再び取り戻すのは難しい。人の噂も七十五日ってヤツだね。
「ですから、支配人はそんなことしません!」
受付さんも必死だ。今の職場環境がよっぽど気に入っているんだろう。滑田さんには管理人の才能があるに違いない。
「まぁいいわ、今日はここに泊めさせてもらうぜ。金はあるからスウィート用意してくれよ」
金はあるから……何だかキズナリョクの低そうな言葉だ。というか寧ろ、ゴリのキズナリョクが気になるね。
「それはダメだ。スウィートルームはこの子達に使ってもらう」
「あ?このガキ達がスウィートに泊まる?お小遣いやるからお兄さんと部屋を交換してくれよ」
お小遣い……トランサーから持ち越した、ボクの総資産額を教えてやろうか!?FM星人の残留電波達は、リザルトで大量のゼニーを落とすんだ。それをこの2ヶ月間狩り続けた、ボクの保有ゼニーは……止めとこう。
「し、失礼ね!子供だからって安く見ないでもらいたいわ!」
おお、委員長カッコいい!
「ケハハハハ!冗談だよ!まぁとにかく、しばらくはゆっくりさせてもらうぜ!ホテルを売る気になったら早く言いに来てくれよ…………ケハハハハ!」
どんな笑い方したらケハハハハ!なんて声出せるんだろう……?
「感じ悪~」
端的にゴリを表したゴン太。確かにゴリは感じ悪~って感じだ。
「おじさん、あんなヤツの言いなりにならないで頑張っちゃってよね!」
「ああ……だがヤツの言う通り、今このホテルの経営は苦しいんだ。このままトラブルが収まらなかったら……」
やはり苦しい状況らしい。しかし電波人間に対抗出来るのはウィルスによる物量作戦か、同じ電波人間しかいないからね。 仕方ないよ。
「おじさん!ワタシたちに任せて!落雪事故のコト、ワタシたちも調べてみるわ!困ってる人がいたらほっとけないのよ。だってワタシは、クラスの委員長だから!ね、いいでしょ?皆!」
「さっすが委員長だぜ!」
流石はカリスマ持ち。いずれ生徒会長にもなるし、ランクはC~D辺りだろうか?
「ありがたいが……危険だし、そんなコトを頼むワケにはいかないよ」
普通の対応だ。客に原因究明を手伝わせてケガでもされたら堪らないもんね。ホテル側の信用に関わっちゃう。
「いえ、大丈夫です。何故なら、こっちのスバルくんはちょっとしたヒーローなんです」
地球を救ったヒーローをちょっとしたと申すか。よろしい。オルガ、次は何を救えばいい?何を守ればいい?……最後に死にそうだから止めておこう。
「ヒーロー?」
「あはは……ちょっとした何でも屋みたいな感じですよ。大したことは出来ませんけど……それで良ければ」
「とにかく、手助けするわ!おじさん!」
「……わかった。ただ、無理はしないって約束してほしいな。これは元々私たちの問題だからね。ヤツにホテルを取られないよう私たちも全力を尽くすとも!」
結果的には正解なんだけど、支配人としては……
「頑張って!おじさん!……じゃあ、ワタシ達も一度部屋に行かない?」
「そうですね、スウィートも気になりますし」
「ワタシたちのキズナリョクじゃ本当は泊まれなかったような部屋よ。ワタシの380でも難しかったでしょうね」
やっぱりか……
「どれだけ豪華な部屋なんでしょう?」
「おお~!ルームサービスの食い物が楽しみだぜ!!」
ゴン太……ぶ、ブレねぇ。
「さ、行きましょ!」
『オーー!!』
ーーリゾートホテル2階ーー
エレベーターによって上がり、分かれ道を出入口ではない方に進んだ先には、明らかに仕様の異なる絢爛豪華な扉があった。これは確かにスウィートだ。
「ここがスウィートルームね!それじゃあ、ルームキーでドアを開けるわよ!……緊張するわね」
委員長でも緊張するんだ。というかそもそも、両親の仕事があったから、旅行自体ほとんどしたことがなかったとかありそうだ。
ーーウィーン……ピコピコピコ!!
「OK!ロックが開いたわ!」
ーーガチャガチャ!
開かない。
「あら?」
「開かないの?」
「ええ、ロックは解除出来たのに……おかしいわね」
ホント嫌らしい手を使ってくるよね、向こうも。大体黒服のお姉さんがやってるんだけど。黒服有能過ぎない?
ーーガチャガチャ!
「ど、どうして!ちゃんと開きなさいよ!!っもう!」
「どうします?ホテルの人を呼びますか?」
「でも皆、事故のコトで忙しそうだぜ」
最高ランクの部屋で異常が起こっていることも、十分ヤバいような……ホテル側に問題はないんだけどね。
「(オイ、スバル。部屋の中からだったら開くんじゃねぇか?)」
「(あ、ロックいたの?)」
随分久しぶりに会話する気がするな……
「(ス、スバル!オマエなぁ……)」
だって全然話しかけてこないんだもん。
「(でもまぁ、部屋の中からというのは、一理あるよね。ウェーブロードを伝って入ってみようか)」
散策中に、部屋の中へとウェーブロードが繋がっているのは確認済みだ。
「(おう!)」
ええっと、ウェーブホールウェーブホール……確か2階の出入口から出て直ぐの場所にあったはず。
「それじゃあボク、ちょっと見てくるね」
「お、電波変換か?」
一応ロックマンという呼称は控えてくれている。モロバレルだからね。仕方ないね。
「うん、内側から調べてくるよ。ちょっと待っててね」
「わかったわ、チャチャっと調べてきなさい」
「もちろん!蹴破ってくるかもしれないけどね」
結構面倒なロックがかかっていたような……
「危ないことはダメよ?」
「大丈夫だって。それじゃ、行ってくるね」
よし、一度外に出よう。
ーーリゾートホテルの電波ーー
外で電波変換し、ホテル内に戻ってきたボクたち。取り敢えずはスウィートルームの中に入らないと。
「あんまり複雑なウェーブロードじゃなくて助かったよ」
時間をかけすぎると委員長がお冠だ。
「ここはな。下の階はもっと複雑だぜ……」
確かワープポイントが複数箇所あったはず。
うわぁ……めんどくさいなぁ。
ーースウィートルームの電波ーー
そして遂にスウィートルームへと侵入した僕達。凄いな。部屋中マテリアルウェーブだらけだ。テレビにベッドにソファー、椅子にテーブルまでマテリアルウェーブだ。ここまで揃えるのに、一体いくらかかるんだろう。
「取り敢えず部屋の中に入れたね。それじゃあ、扉を……」
「さぁ、やっちまおうぜ!」
「うん……あれ?変なロックだな」
これは……デュエルマッスルでなんとか出来そうな類いのものだ。別にロックに詳しいわけでもないし、力づくが一番だろう。
「これは……誰かに細工されたヤツだな。力づくで開けるしかなさそうだぜ」
ロックも同意見らしい。さっきからロックロック紛らわしいな。
「……よし、ならヒートアッパー辺りで……!」
「それじゃ扉が燃えちまうだろ!」
ありゃ、失敗。
「あはは……じゃあシンクロフックで!……ホアタァッ!」
八極拳っぽかったかな?マジカルをつけるには、あと十年は修行しないと……
ーーガチャッ!
「よし、ミッションコンプリート。部屋の中にウェーブホールがあったから、そこでウェーブアウトしておこっか」
「ああ、了解だ」
ーースウィートルームーー
「皆!もう開いてるよ~!」
しかし、こうもマテリアルウェーブが多いと熟睡出来るか不安になってきたな。何せマテリアルウェーブには意志があるんだから。
「おお?その声はスバル!」
ゴン太を皮切りに、次々と入ってくる委員長達。と言っても三人しかいないんだけど。
「あれ?ロックマンじゃないんですね」
「ほら、ロックマンだと皆に見えないし……」
「ロックマン様も見たかったのに……まぁいいわ。それにしても……やっぱり良い部屋ね!」
委員長も部屋の内装を見てご満悦だ。
「流石スウィートですね!」
「部屋にキッチンがついてるなんてすげぇぜ!」
確か全自動の手間要らず……という煽り文句だったはず。便利そうだけど、ボクはあかねさんの手料理の方が好きです。
『ようこそ、スウィートルームへ』
ホテルマン!キサマ、見ているな!
『ここスウィートルームでは、このワタクシがミナサマのおセワをいたします』
「なんだなんだ?」
僕達の背後にあるテーブルのマテリアルウェーブ、その上に乗っていた人形が話しかけてきている。
キィエァァァ!シャベッタァァァ!!!
「ワタクシ、『ホテルマン』のマテリアルウェーブです。ナマエは、『ヒゲダンディー』でございます」
ヒゲwwダンディーwwww
おっと、失礼だよね。思わず大草原が生えたボクは悪くないと思う。
「所謂『コンシェルジュ』みたいなものかしら?」
コンシェルジュ。コンシェルジュか!そう、中々思い出せなかったんだよね、コンシェルジュ。
「『コンシェルジュ』?なんか美味そうな名前だよな。お前……食い物なのか?」
え?
「……え?」
人型のマテリアルウェーブを食べられたら、それはもう人じゃないと思うんだけど……
「食べられませんよ、ゴン太くん。『マロ辞典』によれば、『コンシェルジュ』とはホテルにいる世話係です。お客さんのあらゆる要望に応えるのがお仕事みたいですね」
それじゃあ、食い物扱いされることも……?
「そのトオりでございます。ワタクシのホカにもイロんなマテリアルウェーブがいますので、ごジユウにごシヨウくださいませ。それからキズナリョクのタカさにオウじて、サマザマなサービスをヨウイしております」
へぇ……300もあれば、何か良いサービスでも受けられるかな?
「キズナリョクが500イジョウでしたら、シェフやミュージシャンをこのヘヤにヨぶこともデキますので、そちらもぜひ……ちなみに、ホテルのコトでワタクシにワからないコトはありません。マテリアルウェーブやサマザマなマシーンのコトなど、コマったコト、わからないコトがありましたら、いつでもおコエをかけてクダさい」
「なんというか、プロフェッショナルって感じだよね。凄いなぁ……」
「ゆっくり寛いでたいけど、そうもいかないわ」
ええ……もう少しグダっていきたいよ……
「落雪事故の調査ですね」
「取り敢えず、リゾート全体を調べて回ろうぜ!」
「あら、ゴン太にしてはいいコト言うわね」
「へへ、だろ?」
「そうね……それじゃあ、グルメタウンにはスバルくんが行ってきて。アナタならちゃんと調査してくれそうだしね」
ゴン太に任せたら、休業中の店を回ってオススメグルメのラインナップでもつくりそうだからね。
「うん、わかったよ」
「言っておくけど、一人で抜け駆けして美味しいモノ食べてたら……って、今日は臨時休業中だったわね」
「うん、だからグルメタウンは任せて!」
「よし、ならワタシ達はそれ以外の場所に行きましょう。誰が何処を調べるかは、行ってみて考えるわ」
まぁ……まだ土地勘とかないだろうし、妥当じゃない?
「了解です!」
「おう!」
「じゃあスバルくん、ワタシ達、先に行くから」
「うん、頑張ってね」
「……アナタもやるのよ?」
わかってるよ……
「あはは……それじゃあ」
「……大丈夫かしら?……ゴン太、キザマロ、行くわよ!」
「そうそう、スバルくん。雪男にも……」
キザマロが、部屋を出ていく前にボクへ警戒を促してくれる。心配してくれてるんだよね。ありがたい。
「わかってる、気をつけるよ」
「ですよね!ではでは……」
ーーガチャッ!
行ってしまった。す、少し位寛いでもいいかな……?
「あの……」
「ヒエッ!って、ヒゲダンディーさんか……」
やっぱり後ろめたいことはしちゃダメだね。枕を高くして眠れないよ。
「あの……忘れておりましたが……その、スキーセットの説明がまだでしたので」
マ、マテリアルウェーブだからね、それくらいあるさ……っていうかやっぱり、マテリアルウェーブに意志を持たせるのは失敗だったような気がする。……だってこれ、ヒューマンエラーの類いじゃないか。
「スキーセット?」
「ええ、キズナリョクが20イジョウのカタには、ムリョウでおカししています」
20……この部屋に泊まる人なら、あってないようなものだね。
「20ですか……それじゃあそのスキーセット、お願いします」
「かしこまりました。とりあえずアナタだけにおカししておきます。スキーセットもマテリアルウェーブでおワタししますので、ごジユウにおツカいください。では、スターキャリアーにデータをおくります。……ソレッ!」
最後の掛け声は必要だったの?マテリアルウェーブが踏ん張るなんて……あっ、スキーセットのマテリアルウェーブが来た。確か左右で兄弟なんだっけ?
「アレ、でも今日はスキー場、空いてないんですよね?」
「確かにそうなんです。ただし、マテリアルウェーブでツクられたトクシュなスキーですので、オクガイでしたらユキのないトコロでもツカえます。ホテルのソトにでたらツカってみてクダさい」
凄い。雪の上じゃなくても使えるスキーセットか。アスファルトがギャリギャリいったりしないかな?
「よくしゃべるマテリアルウェーブだな」
「仕事熱心なんだよ、多分」
「そういうモンかねぇ……」
「さ、そろそろ出掛けよう。あんまりダラダラしてたら委員長に大目玉食らっちゃうよ」
「ああ、わかってる。早く雪男のツラってヤツを拝んでみたいもんだぜ。なぁ、スバル?」
もう変身前のツラは拝んでいるけどね。
「うん、簡単に尻尾を出してくれるといいんだけど……」
やっぱり落雪は怖いよね……ボクはちゃんと避けられるだろうか?あぁ、憂鬱だ。
感想・評価が私のシンクロ率です。