星河スバル(偽)の戦闘録   作:星屑

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本日2話目です。

明日は投稿出来るかわかr(以下略)


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 ーースウィートルームーー

 

 先程潜ったばかりの、豪華な装飾で彩られたスウィートルームの扉を鬱々とした気持ちで再び通る。ああ、どうか委員長に気づかれませんように……

 

「あっ、いた。ええっとヒゲダンディーさん、ちょっといいですか?」

 

「ナニかおコマりですか?」

 

 慌てることなく対応しようとする姿は正にコンシェルジュの鏡ってやつだね。しかも年中無休。そのうちマテリアルウェーブの反乱とか起こったり、しないよね……?なんだか不安になってきたな。

 

「実は『大食いマシーン』っていうマテリアルウェーブを探してるんですけど、心当たりありませんか?」

 

「そうですね……タシか2カイにいるセンタクタントウのホテルマンがモトオオグいチャンピオンで、オオグいマシーンのマテリアルウェーブをイマももっているハズですよ」

 

「なるほど……ありがとうございます!」

 

「ただ、コジンジョウホウですのでショユウシャがヘンコウされたまま、ジョウホウがコウシンされていないカノウセイもありますが……」

 

 うわ、確かに。個人情報をそんな頻繁に更新するわけにもいかないだろうしね。更新時にハッキングでもされたらコトだ。仕方ないよ。

 

「(それじゃあ、その大食いチャンピオンってヤツを探すか)」

 

「(うん、担当の仕事が終わらない内に急ごう!)」

 

 仕事が終わるか休憩時間なんかで場所を空けてたら困っちゃうからね。

 

 

 ーー2階・収納ルーム前ーー

 

 ゲームのように、ウェーブロードを伝っていかないと到達出来ないという仕様ではなかったので、普通にホテル内の案内板を見ながら収納ルームへとたどり着いた。確か洗濯した布団やシーツなどを入れるために、洗濯担当のホテルマンさんが来ているはずだ。

 

「っと、来たね。多分あの人だ」

 

 見た目は普通のデキる女性ホテルマンって感じの風貌だ。割と美人だし、スタイルもいい。食べた物は一体何処へ……?

 

「フゥ……これで一区切りってとこね。……あ。お客様、こちらの収納ルームは関係者以外立ち入り禁止となっておりますが……」

 

 ヤバッ、注意されちゃった。

 

「ええと、すみません。実はルームのコンシェルジュに、洗濯担当のホテルマンが『大食いマシーン』のマテリアルウェーブを持っている元大食いチャンピオンだと聞いたもので……」

 

 ボクが経緯を話すと、ビクンッと一瞬震えたのが確認出来た。女性としては、大食いチャンピオンだった過去なんて消し去りたいってことなのだろうか?

 

「……ど、どうしてそのことを……!大食いマシーンのマテリアルウェーブならお貸ししますので、このことは内緒にしていただけると……だって、恥ずかしいでしょ?」

 

 テヘッと誤魔化すような笑顔を見せるホテルマンさん。多分婚活中なんだろうな……いや、邪推が過ぎる。失礼だし、止めとこう。

 

「それじゃ、お借りしますね。ありがとうございました!」

 

 ホテルマンさんにお礼を言って、その場を離れる。後はグルメタウンにいるゴン太に大食いマシーンをマテリアライズしてあげるだけだ。

 

「(それにしても……布団なんかに、わざわざ専用の部屋があるんだな。布団のクセに生意気だぜ)」

 

「(その発想はなかったよ)」

 

 これ、確かゲームでもやった会話だ。なんか可笑しくなってきた。フフッ……!

 

「(オイ、どうしたんだ?突然ニヤケだしたりしてよ)」

 

「(ちょっと思い出し笑いってヤツだよ)」

 

「(テレビでやってたが、思い出し笑いをするヤツってムッツリらしいぜ)」

 

「(ちょっと、それは誤解だよ!)」

 

 でもそれ、確かボクも聞いたことあるぞ。なんだか悲しくなってきたな……

 

「(ヘイヘイ、そういうことにしておいてやるぜ)」

 

「だから誤解だって!!」

 

 ロックめ……ニヤニヤしやがって!ボクはムッツリじゃないってのに!とんだ冤罪だよ……

 

 

 ーーグルメタウンーー

 

 大食いマシーンを手に入れ、漸くやってきたグルメタウン。先程までの臨時休業が嘘のように賑わい、美味しそうな匂いで満ちている。お、お腹減ってきたかも……

 

「ええっと、ゴン太は……あ、キザマロ。ゴン太は?」

 

「ああ、ゴン太くんなら、少し集中したいと言って向こうに行っちゃいましたよ。流石に邪魔するわけにはいきませんしね」

 

 なるほど、ゴン太はかなり本気だな。それに、今日は元々朝ごはんを抜いてきてるって話だから、食欲もきっと最高潮だ。

 

「そっか……あ、そうだ。キザマロは参加しないの?大食い大会」

 

 ブフッ!っと吹き出すキザマロ。笑っているワケではなさそうだ。

 

「な、何を言い出すんですか!?『マロ辞典』によると、世に言う大食いの人って胃の大きさがとんでもなく大きいらしいんですよ!大食いなんて、ボクにはとてもとても……」

 

 フラグ乙。強制参加だろうけど、頑張ってね~

 

「それは残念。アイちゃんにいいところ見せられるかもしれないってのにさ」

 

「それはゴン太くんだけですよ……スバルくんこそ、参加しないんですか?」

 

 おっと、カウンターを食らってしまった。

 

「うん。あんまりアイちゃんとイチャイチャしてたら、また委員長に大目玉食らいそうだしさ」

 

 テヘペロ、と冗談めかして言う。ったく、ブラザーがちょっと異性と会話してたくらいで大袈裟なんだよな……

 

「スバルくんが本気になったら、ゴン太くんにはいよいよ勝ち目が無さそうですし、いいと思いますよ」

 

「?」

 

 勝ち目?誰かと戦うの?

 

「まぁ、わからない方がいいんですけど……」

 

 キザマロって時々、不思議なコト言うよね。

 

「まぁいいや。それじゃボク、ゴン太のところに行ってくるから」

 

「はい、委員長の分までゴン太くんを応援しましょうね!」

 

 うん。キザマロの分までゴン太を応援するよ。

 

 

 

 

 グルメタウンに立ち並ぶ店群の奥、巨大なバーベキュー装置が設置されている大食い大会の会場に、ゴン太はいた。こちらの姿を見つけると、思いっきり手を振ってくる。ブンブンと、元気はよさそうだ。

 

「……そ、それは!大食いマシーンのマテリアルウェーブ!!恩に着るぜ、スバル!!さぁ、早速マテリアライズしてくれ!」

 

「お任せあれ!それじゃいくよ……!」

 

 大食いマシーンのマテリアルウェーブ、スタンバイ!

 

『ゲップ……大食いのサポートをするでゴワス!』

 

「マテリアライズ!大食いマシーン!」

 

ーーバシュッ!

 

 出現した大食いマシーンのマテリアルウェーブは、コック帽のような外見で、頭に被って使用するタイプのように見える。説明文には満腹丸と書いてあるので、これが名前なんだろう。

 

「サンキュースバル!!ホント恩に着るぜ!よーし、やってやるぞ!!見ててくれ、アイちゃん!!」

 

「あんまり無茶し過ぎないでよ?」

 

「スバル。男には、やらなきゃいけない時があるんだよ……!」

 

「それでも、それでもゴン太が体を壊したら、きっと委員長が悲しむよ。引き際は見極めておくようにするんだ。ただし、全力で勝ちにいくこと!わかった!?」

 

「……おう。わりぃな、気を遣わせちまって。オレ、頑張るからよ。スバルもしっかり見ててくれや!」

 

 そう言ったゴン太の顔はとても晴れやかだ。まぁ暴走するんですけどね。取り敢えずは大食い大会を楽しんでくれれば、それでいいや。

 

「よーしその意気だ!いってこいゴン太!」

 

「うおぉぉぉっ!待ってろアイちゃん!男ゴン太!本気の食いっぷりを見せてやるぞ!!」

 

 今から暴走とか、ないよね?

 

 

 ーー20分後ーー

 

「それでは只今より、『大食い大会』を始めます!」

 

 

ーーワーー!!ワーー!!

 

 盛り上がりは十分だ。

 

「……な、なんでボクが」

 

 数合わせだったんだ。強く生きろよ、キザマロ。

 

減腹(へるはら) 鳴美(なるみ)です!頑張りまーす!」

 

 ゴン太と同い年くらいで、シュッとした細身の女の子だ。でも名前からして大食いしそうな感じがする。それに細身なのにあの自信……強敵だな。間違いない。

 

「(このメンツなら勝てそうだぜ……!!)」

 

 ゴン太は既に勝ちは貰ったと思ったのか、余裕そうな表情だ。慢心せずして何が王か、と最古の英雄王も言っている。とにかく、この三人で大食いチャンピオンを競うことになったわけだけど、ゴン太大丈夫かな……?

 

「ゴン太くんもキザマロくんも、みんな頑張れーーー!!!」

 

 大会会場に、主催者の愛娘にして天才スキー少女であるアイちゃんの声援が響く。男がどう応援されたら嬉しいのか、まるで熟知しているかのようだ。ううん、きっと邪推なんだろう。

 

「ア、アイちゃん!!オレ、頑張るっす!!!」

 

 ゴン太のテンションも最高潮だ。これなら油断することもないだろう。油断している暇もなさそうだけど。特にあの、減腹さんを見る限りではね。

 

「大食い大会にセレクトされたメニューは、『特選ヤエバ牛』で作りましたハンバーガー、そしてそれをクリアした選手には巨大ハンバーグへと挑戦してもらいます!選手にはヤエバのグルメをとくと堪能してもらいましょう!!」

 

 な、なんだって!?巨大ハンバーグだと!?ちょっとくらい、分けてもらえないかなぁ。しかも特選ヤエバ牛とか、絶対美味いに決まってるよ……!

 

「それでは大食い……スタート!!」

 

ーーワーー!!ワーー!!

 

 滑田さんの合図によって大食い大会がスタートした。やはりボクの予想通り、減腹さんのペースが早い。大食いマシーンを使っているゴン太と同程度のスピードだ。しかもまだ、かなりの余裕がある。それはゴン太も同じだけど、問題は余裕の底が深いのはどちらだということだ。

 

ーーワーー!!ワーー!!

 

 底の深さ次第では、まだ序盤ながら早食いにスパートをかけてくる可能性がある。ゴン太も胃の大きさには自信があるだろうけど、大食いマシーンのスピード以上の速さで食べられたら、ゴン太の勝ち目は限りなく減ってしまう。

 

ーーワーー!!ワーー!!

 

 その辺りの見極めを減腹さんが完了させる前に、勝負を決めたいところだ。ところで、どうしてボクはこんなに解説っぽいコトをしているんだろうか?別にフードファイトなんて興味はないんだけどな。ハンバーグの熱にでも充てられたのかな?

 

「ゴン太!!頑張れーー!!」

 

「さぁゴン太選手、もの凄い勢いで食べている!だが隣の減腹選手も凄いスピードだ!!そしてキザマロ選手は既に論外の様子!ゴン太対減腹!!これは歴史に残る大食い勝負になりそうだ!!」

 

 滑田さんも、結構ノリノリで解説やってるよね。しかも中々ユーモアがある。キザマロはよく頑張ってるよ……

 

「ウォーーーー!!」

 

 ゴン太が吠える!凄い気合いだ!喋ってる暇があったら食えと言いたいけど!

 

「ふふふーん」

 

 やはり減腹さんは強敵だ……!まったく動揺を見せていない。バーガーを噛み千切ってすぐに飲み込んでいるのかと疑いたくなるような速さだ!もっと噛めよ!

 

「さぁ、両者一歩も譲らない!だが減腹選手は余裕があるぞ!」

 

「ク、クソ!」

 

 ゴン太が焦り始めた。まだ平気とはいえ、予想外なダークホースの出現に戸惑っているのだろう。

 

「ゴン太くん!ファイトーー!!」

 

 アイちゃんの黄色い声援が響く。キザマロにも応援してやってよ!

 

「!!ま、負けられねぇ!!ブルルォォーーー!!!」

 

ーーワーー!!ワーー!!

 

「さぁゴン太選手!更にスピードアップ!!」

 

 負けるなゴン太ァーー!!

 

「ふふふーん!」

 

「おおっと!それならと、減腹選手も楽々スピードアップだ!」

 

 コイツの胃袋は化け物か!?

 

「ブルルーーーッ!!(ヤ、ヤベェ、そろそろキツイ……!それに、なんかあの火で頭がボーッとしてきたぜ……)ク、クソォ!」

 

ーーオーーーーーー!!!

 

「な、なんだ?」

 

 ゴン太?まさかもう……!?

 

「さぁ、メインテーブルの巨大ハンバーグが、いよいよ焼き上げられようとしています!」

 

 凄い、巨大な鉄板の大きさに見合った、超巨大ハンバーグだ。それに中まで火を通す為なのか、炎が燃え盛っている。相当な火力だ。

 

「ゴン太選手と減腹選手、どちらが先にハンバーグへたどり着くのか!一段と燃える火の手が、二人を激励しているようです!」

 

「(火が、ブルル、火が、ブルルルル……)」

 

 ヤバい、明らかに様子がおかしいぞ!既に乗っ取られかけているのか!?

 

「……ゴン太くん!?」

 

 アイちゃんの呼び掛けにも応える様子はない。ただ黙々と食べているだけだ。それでも減腹さんに追い付くので手一杯に見える。

 

「(ヤバいぞスバル!ビジライザーだ!)」

 

「わかってる!……あれは、オックスだ!」

 

 ひたすら食べているゴン太の背後に揺らめく炎……間違いなくオックスだ。

 

「(ああ!オマエもオックスのことは覚えてるだろ?最もあれは本物のオックスじゃなく、今まで散々潰しまくってきた『残留電波』みたいだけどな!大方オックスの電波がまだゴン太の体内に残っていて、ソイツが覚醒しちまったんだろうよ!)」

 

 まだ、まだだ。まだゴン太は乗っ取られちゃいない!

 

「まだゴン太と融合してはいないんだ!ゴン太には、なんとか優勝させてやりたい……!」

 

「そんなこと言ってる場合か!?」

 

 大丈夫、大丈夫だ!やってやる!

 

「ゴン太ァーー!!もうちょっとだよ!気張れ!!」

 

 大食いのタイムリミットはあと30秒。なんとか持ちこたえてみせろよ、ゴン太!

 

「ブルルルル……す、スバル!オレ、オレ!うおぉぉぉっ!」

 

ーーワーー!!ワーー!!

 

「おおっとゴン太選手、大食いマシーンの手に加えて自分の手も使い、バーガーを口の中に押し込み始めたぞ!!なんというスピード!速い!とにかく速い!」

 

「っ!手が足りない……!(だけどこんなペースじゃ、あと数秒も保てればいい方。そこから追い上げてしまえばっ!)」

 

 よし!物理的に、減腹さんは一度に口へ運べる量に限界がある。大食いマシーンの腕四本にゴン太自身の両腕を加えての腕六本体制!これに追い付ける人間はいない!

 

「これには減腹選手も追い付けない!!さぁ残り時間は後10秒、デッドヒートになってきました!!」

 

 これなら、これならいけるはずだ!

 

「ゴン太ァーー!!このままぶっちぎれ!!」

 

 かなり荒い言葉を使っている自覚はある。だけど今は、ゴン太にボクの声を届かせる方が先決だ!

 

「ウォーーーー!!」

 

「カウントダウン!5……4……3……2……1……0!そこまで!!」

 

ーーワーー!!ワーー!!

 

 こ、これは……まさか!?

 

「激闘を制したのは……ゴン太選手だぁぁぁっ!!」

 

 

ーーオーーーーーー!!!

 

 凄い熱気だ。そして遂にやったのか、ゴン太。ゲームじゃ途中でオックスに乗っ取られたけど、頑張った、ホントによく頑張った!

 

「ゴン太……お疲れ!よく頑張ったよ!」

 

「ゴン太くん!アタシ見てたよ!凄かった!感動しちゃったもん!」

 

 アイちゃんもゴン太の頑張りを見て、感じ入ったものがあったようだ。確かに後半の追い上げは、鬼気迫るモノがあったからね。正しく伝説のバトルだったよ。

 

「スバル、アイちゃん……オレ、やったよ。やり遂げたよ……ブ、ブルル……」

 

 だがゴン太の様子がおかしい。いや、既にオックスは覚醒していたんだ。ここまで耐えきったゴン太の精神力には脱帽するしかない。

 

「ゴン太!後は任せろ!」

 

「ブルルルル……わりぃ、スバル。オレ、ブルル、もう……ブルル!ブル!ブルルル!!…………ブルォォォォォーーーーー!!!!」

 

 会場を閃光が包む。最早見慣れた、その閃光が晴れるた先にはゴン太とオックスの融合体、炎の猛牛オックス・ファイアが佇んでいた。しかし、その息は荒く正に爆発寸前といったところだ。

 

「な、なに!?」

 

 アイちゃんが戸惑ったような声を出す。そりゃそうだ。突然応援してた人が牛のバケモノになったら、誰だって困惑する。ボクもそうする。

 

「ブルルォォーーー!!!」

 

 オックス・ファイアが雄叫びを上げる。さっきまでゴン太に押さえられていた反動で、より凶暴化したように見えるのは、多分気のせいじゃない。

 

『怪物だーー!!』

 

『こっちを睨んでるわ!』

 

 普通の人間である野次馬にも見えているってことは……やはりビジブルゾーン。

 

「キャーーーー!!!」

 

 アイちゃんも既に恐慌状態だ。このままゴン太がバケモノになった記憶なんて、忘れてくれると助かるんだけどね。

 

「(言わんこっちゃない!どうする!?オレ達にしか止められねぇぞ!)」

 

 わかってるよ!こちとら、それでもゴン太に勝たせたかったんだ!尻拭いはするよ!完璧にね!

 

「(電波変換だ!残留電波なんて、もう何十回も戦ってるでしょ!?今更狼狽える相手じゃないよ!」

 

 この2ヶ月の戦いの成果を見せてやる!バトルカードはフォーマットされたけどね!

 

「(なら急ぐぞ!)」

 

「(わかってる!確かリフト側の物陰に、目立たないウェーブホールがあったはずだよ!そこからウェーブインする!)」

 

 待ってろよ、ゴン太!




大食い大会はほとんどノリと勢いで書きました。

感想・評価が私の霊圧です。

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