星河スバル(偽)の戦闘録   作:星屑

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 ーードンブラー村の電波ーー

 

「……ぅわぁぁぁぁぁぁああああああっ!?……って、アレ?」

 

 ドンブラー村へと真っ逆さまに落下していたので、相当な衝撃が体を襲うだろうと覚悟していたんだけど、どうにもスカイウェーブ間で移動した時と同じでワープホールに入る時の勢いだけが保存される……というよくわからない処理になったようで、目立った外傷や痛みはない。体勢は崩してしまったけどね。

 

「……大丈夫か?」

 

「な、なんとか……っていうか酷いよ!降下してるってのに、気分は天に召される三秒前みたいな感じだったんだからね!?」

 

 アレは本当に命の危機を感じたよ……電波体の死因が転落死ってのも間抜けな話なんだけどね。ただゆっくり降りていたら、ウィルスの横槍が入りそうではあるので、割と合理的なシステムなのかもしれない。

 

「大袈裟なヤツだな……」

 

「いっつもフワフワ浮いてるロックに、地に足着けて生きるボクらの気持ちは一生分かんないよ……」

 

「フン…………まぁ、ここで話していてもしょうがねぇ。兎に角、そこのウェーブホールからウェーブアウトしようぜ」

 

「……それもそうだね」

 

 現在のボク達は、テレビ局の放送用車両に設置されていたアンテナのすぐ側にいる。どうやら、このアンテナが簡易型のパラボラアンテナになっていたようだ。

 都合よく、視界の隅にウェーブホールを発見することが出来たので、一先ずボク達はウェーブアウトすることにした。委員長も探さなくちゃいけないし……

 

 

 ーードンブラー村ーー

 

 ドンブラー村は、湖上に浮かんだ最新型の居住地ではあるのにも関わらず、何故か道は舗装されていないという不思議な村だ。前時代的(と言っても、2017年基準で考えると立派な住宅地が存在してはいるが)な町並みならぬ村並みが広がっている。

 しかし、村に住む人達の顔は皆明るく、お祭り騒ぎなのか屋台まで出す始末だ。美味しそうな異国の料理が並び、グルメタウンもかくやといった様相を見せている。お腹減ってきたな……

 

「おぉ……!電波変換を解いた途端に、海外に来た……!っていう実感が湧いてきたよ。ロック、わかってる?ボクらは今、密入国してるんだよ!?」

 

「(オイ、あんまり滅多なこと言うんじゃねぇぞ?)」

 

「大丈夫だよ。どうせドッシー騒動で訪れたミーハーな観光客が、派手に騒いでるようにしか見えないって」

 

 言葉も通じてないだろうしね。英語圏でもないようだし、アメロッパって一体、どうなっているんだろうか。

 

「(まぁ、確かに一理あるが……そのドッシー騒動とやらで、他国の人間……つまりはニホン人がいる可能性もあるってこった。用心に越したことはないぜ)」

 

 それもそうか。そもそも五陽田さんが出張ってきてるハズだから、あんまり怪しまれないように立ち回らないといけないな……

 

「チェッ、わかったよ。取り敢えず、委員長を探そうか。……外国に女の子一人なんて、心細いだろうし」

 

「(ヘッ……オマエも漸く、オンナゴコロってヤツが分かるようになってきたんじゃねぇの?)」

 

「そりゃあ、ハープに嫌って程仕込まれたからね……それに女の子を泣かすのって、最低なんでしょ?そもそも、ロックこそ理解してるワケ?その女心ってヤツをさ」

 

「(さぁ?どうせオレには関係ねぇし、適当にやってればいいんじゃねぇのか?)」

 

「また無責任なコトを……」

 

「(ヘヘヘ……そんじゃ、後は任せたぜ)」

 

「ったく、テキトー過ぎるんだよな……」

 

 兎に角、このドンブラー湖上に浮遊している村の中から、例の金髪ツインドリルを探さないといけない。委員長って、割と外人の中に紛れていても判りづらい顔をしているから、ヘアースタイルで判別するのが一番簡単なんだよね。美人だからすぐわかるってのもあるけど。

 

 そもそも、ニホン人のクセに金髪だったり赤髪だったりと、ややこしい見た目が多いのも問題なんだよな……

 ……ボクの髪型?知らんよ。

 

 

 

 ーー十分後ーー

 

 取り敢えず、ドッシー騒動でそこそこの賑わいを見せるドンブラー村の中を探し回ること十分、ボク達は未だに委員長と合流出来ずにいた。ヤベッ、どうしよう……

 

「はぁ、委員長は何処にいるんだろう……」

 

「(取り敢えず、何か大声で叫んでみたらどうだ?当然、ニホン語でだがな。あのオンナが近くまで来ているのなら、何か反応するかもしれねぇぜ)」

 

 ……ほう。ロックにしては珍しく、理に適った意見だ。翻訳機がない以上、ニホン語が理解出来る人としか意志疎通は出来ない。なら向こうから呼び寄せようってコトなんだろう。さて、問題は何を叫ぶかなんだけど……

 

「…………ラブリーマイブラザー!……委員長~!」

 

 どうせ声色で判断出来るだろうし、てきとうでいいよ。多分。

 

「オマエ、漢だな……それに、『委員長』しかニホン語の部分がねぇぜ?これは流石に……」

 

「あはは…………」

 

 逆にフラグっぽい気もするけどね。

 

 

『ふあぁぁぁぁぁぁぁっ!?』

 

 あ、釣れた。意外と近くにいたのか……どうやら屋台を見学していたらしく、突然呼ばれたことに大層驚いたのが伝わってくる。も、申し訳ない……

 

「あ、委員長!探したんだよ?……合流出来て良かった……!」

 

「ア、アナタねぇ!突然何を叫んでいるのよ!……ああ、もういいわ!どうせ、ワタシのコトをピンポイントで探したかったのでしょう!?」

 

 委員長は頬を染めながらも、一応は理解の姿勢を見せてくれたようだ。まぁ、今回はボクの方が全面的に悪いんだけどね。

 

「あ、分かってくれた?実は中々見つからなくってさぁ……」

 

「海外と言ってもこんな田舎、探し回ればすぐでしょうに…………というか電話しなさいよ!」

 

「…………」

 

「思いつかなかったのね……」

 

 いや、ほら…………アレだよ。通話記録とかで足が着いたらマズイじゃない?近くの通信局に記録が残っちゃうかもしれないし……ハイ、言い訳ですねすいません。

 

「……ええっと、それじゃ早速キザマロを探しに……」

 

「露骨ね……っとそれなんだけど、実は言葉が通じなくて困ってるのよ。アナタもあの方法を採ってたってコトは、会話が出来なくて困ってたんでしょう?」

 

 ジトっとした目も最高です。あ、いや……別に何か目覚めたというワケではない。ちょっと外国に来たばかりで反応がオーバーになっているだけだと思いたいのだけど……あんまり説得力無いのが悲しい。

 

「うん。村の人に話しかけても、何を言ってるかさっぱりわからないんだよね」

 

「スターキャリアーにも翻訳機能は搭載されていないし……そうね、先ずは言葉が通じる人を探しましょうか。ワタシ達と同じ、ニホン人がいるかもしれないわ」

 

「了解!」

 

 一先ずは行動方針が決まり、ボク達はニホン人を探すことと相成った。ええっと、確かリポーターをやっていたキュー・出間崎がいたはずで……あまり好きなタイプの人ではないんだけどなぁ……番組を盛り上げようってのはわかるけど、嘘はいかんでしょ、嘘は……

 しかし、彼は自動翻訳機を所持していたハズなので、ここは頼らせてもらうしかないだろう。

 

 ーー五分後ーー

 

 浮遊している島同士を繋ぐ橋を渡った先に、探していた件の人物……キュー・出間崎の姿を発見した。先程見て回った時に見当たらなかったのは、収録した映像の編集のためだろうか。

 

「あの……こ、こんにちは……」

 

「…………」

 

 反応がない。というかこちらに振り向いてさえくれない。酷い塩対応だけど、異国で言葉も分からない子供に付きまとわれるっていう迷惑をかけている自覚があるのでマナー云々は考えないことにする。寧ろ大衆の前で叫んだボクの方がマナー違反まであるしね。

 

「ボクの言葉、わかりますか……?」

 

「…………」

 

 やはり無視されている。しかし改めて見ると……ホントに酷い格好をしている。半袖短パンって……無精髭を生やしているから、なおのこと汚いおじさんにしか見えないんだよなぁ……

 

「通じてないみたいね……」

 

 因みにこの村の人だと、ペラペーラという理解出来ない言語ながらも一応は返答してくれる。実際のところは、単にめんどくさがられているだけなのだろう。

 

「ニホン人っぽいから大丈夫だと思ったんだけどね……仕方ないよ、他を当たろう。……ええっとすいません。失礼しました」

 

「…………オイオイ、静かにしてくれっつーの!」

 

 ボク達が立ち去ろうとすると、突然こちらに背を向けたまま怒りだした。いや、こっちも悪いんだけどさぁ……施しを受ける側なので、こちらからはなにも言えないのがボクの心をモヤモヤさせる。

 

「…………」

 

「ニ、ニホン語だわ!」

 

「せっかくいいネタかが浮かびかけたのに……話しかけられたせいで、全部忘れちまったっつーの!ったく、これだから素人は……空気読めっつーの。……で、何か用?そこのガキんちょども」

 

 ……コイツ、マジで腹立つ性格してるんですけど!?スターキャリアーで盗聴していたら、炎上確定モノだったのにね。……いや、落ち着け。落ち着くんだ星河スバル。キレたって、事態を複雑にするだけだ。それに、翻訳機をコイツが持っていることに変わりはない。

 

「……あの、ボク達言葉が通じなくて困ってて……ニホン語がわかる人を探していたんです。それで……」

 

「確かにオレはニホン語が話せる。オレはニホン人とアメロッパ人のハーフだからな」

 

 普通ハーフって美形になりやすいハズなのに……

 

「それじゃあ……」

 

「断るっつーの!」

 

 ボクが言い切る前に、腕を大仰に振りながら遮ってくる。どれだけせっかちなんだ……? 時は金なりとか座右の銘にしてるタイプなのかもしれない。

 

「ま、まだ何も言ってないじゃないの!」

 

 流石にこの塩対応には我慢ならなかったのか、委員長が眉を釣り上げ出間崎に抗議する。一応、パーソナルビューでフルネームは確認出来るのだけど、自己紹介をする前に名前を呼ぶのは失礼に当たるのだと、以前ニュースでやっていたような気がする。

 

「どうせ、『助けてくれ』とか言う気だろ?この『デマキュー』ことキュー・出間崎様が、なんで子供のお守りなんかしなきゃいけねーんだ。こっちは忙しいんだよ!空気読めっつーの!」

 

 …………正論ではある。コイツにも仕事があるのは知っているから、間違いではない。職場で周りに迷惑をかけないように振る舞うのは当然と言えば当然なんだけど……

 

「ちょ…………ちょっとアナタねぇ…………!!」

 

 ヤバい。委員長の怒りが最高潮だ。背中に流したツインドリルは震えだし、揺らめくオーラはそんじょそこらの大人すら圧倒する程だ。端的に言うと、凄く怖い。

 

「い、委員長!……もう行こうよ!この人忙しいみたいだし……他を当たろ?ね?」

 

「~~ッ!!」

 

 委員長の肩に手を回し、無理やり反転させる。そのまま怒る委員長の背中を押しながら愛想笑いでこの場を去ろうとするボク達。しかし、その様子を見ていたキュー・出間崎……『デマキュー』の目が見開いた。どうやら何か閃いたらしい。

 

「…………いやいやいやいや!!ちょっと待てっつーの!!」

 

「「?」」

 

「ガキんちょども……オマエら二人だけで『ドンブラー湖』まで来たんだよな?」

 

 突然の制止に疑問符を浮かべるボク達を気にすることなく、デマキューは確認と言うべき質問を繰り出す。よし、コノシュンカンヲマッテイタンダーッ!

 

「ハ、ハイ…………」

 

「それで、言葉が通じなくて困ってる……?」

 

「ええ……」

 

「………………………………いいね、いいねぇ~~!!こいつは視聴率取れるつーの!!カメラーー!!何処だ?こっち来いっつーの!」

 

 悪どい笑みを浮かべたデマキューが、別行動させていたしいカメラマンを呼び出す。多分、時間からして昼休憩をとっていたのだと思うけど……嫌な上司だ。

 

 

 ーー数分後ーー

 

 離れていたカメラマンも無事に見つかり、いよいよもってニヤケ面を隠さなくなってきたデマキュー。彼の頭の中では既に、高視聴率をとる絵図が出来上がっているらしい。

 

「これからオレが、途方にくれているいたいけな少年少女にこの『自動翻訳機』を渡すから、そのシーンを情熱的に映すんだ!頼むぜ~」

 

 因みに、ここまでこちらへの説明は一切ない。完全にアドリブでやれってことらしい。その方が『自然』に見えるのだと。番組製作のダークサイドなんて、こちとら知りたくもなかったよ……

 

「カメラスタンバイ!!ホレ、ガキんちょども、途方に暮れて!」

 

 酷い無茶ぶりである。でもこの茶番に付き合わないと、翻訳機が手に入らないんだよな……翻訳機はマテリアルウェーブ並みに汎用性が高いので、常に品切れ状態が続いている。ちくせう。

 

「いきなりですね……」

 

「ハイ、本番!…………キュー!!!」

 

 この『キュー』ってのが合図なのだろう、カメラマンが撮影を始めている。対面しているデマキューの表情は、既に視聴者向けのにこやかなものに変わっているのを見ると、やっぱり番組製作って大変なのだと思う。

 

「…………おや、キミ達。なにやらお困りの様子だね?」

 

 猫なで声……とも違うけれど、とても耳障りのいい声だ。流石にプロは違うってことなのだろう。ただひとつ言わせてもらうならば、汚いオッサンではなくイケメンか美人にやって欲しかった……因みにボクはホモではない。今のはテレビ映りの話であるのと弁明させて戴く。

 

「……あの、実は言葉がわからなくて困ってるんです。ドッシーに憧れてドンブラー村まで来たんですけど、これじゃあ……」

 

 

「そうかぁ~、わかったよ!言葉が通じなくて困ってるんだね!?おお、可哀想!なんて不憫なんだ!こんな外国で言葉も通じず、少年と少女が二人きり……さぞ心細かっただろう……」

 

 グスグス……っと、セルフで泣き真似を入れるまでの名演技(笑)である。ただ、視聴者受けしそうな身ぶり手振りのせいで大根役者っぷりもあんまり気にならないのが逆に恐ろしい。

 

「さぁ……黙ってこれを受けとりなさい。ほら……」

 

 そう言って、自動翻訳機を登録してあると思わしきデータカードを渡してくる。これ幸いと感動的な雰囲気を出してうやうやしく受け取っておく。翻訳機をタダで貰えるんだ。これくらい付き合ってもいいだろう。

 

「あ、ありがとうございます!やったね委員長、これで大丈夫だよ……!」

 

 ほら、と笑顔で委員長に催促する。委員長も演技に付き合ってほしい……という合図だ。

 

「……え?あ……そ、そうね!」

 

「イヤイヤイヤイヤイヤ!礼なんて止してくれたまえ!ボクは、ね……困ってる子供を見ると放ってはおけないんだよ……」

 

 フフッと、優しげな笑みを浮かべながら一歩下がるデマキュー。そろそろ感動のシーンも終わりらしい。ああ、疲れた……

 

「それじゃボクは、そろそろ行くよ……!キミ達……強く……生きろヨ……!」

 

 そう言ってデマキューは去っていく。明らかな茶番ではあったけど、その背中には一分の演技っぽさもない。セリフより、所作で語るタイプの演技なのかもしれないな。

 

 それにしても……ヤ、ヤバイ。草生えそうだ。さっきから、どうにもいい感じの雰囲気になると思っていたらカメラマンがしんみりするようなSEをかけていたらしい。てっきりお祭り騒ぎの屋台エリアから流れてきたのだとばっかり……

 

 

 

「オッケェェェ~~イ!!いいね、いいねぇ!!」

 

 先程までの優しげな雰囲気が嘘のようにハイテンションなデマキューが、ボク達の元へ戻ってくる。カメラマンにハンドサインで指示していたので、既に収録は終わったのだろう。

 

「いいね、いいね、いいねいいねぇ~~~!!これなら高視聴率間違いないっつーの!!シッシッシッシ!……あ、キミ達にもう用はないから、どっか行ってくれる?」

 

 最後まで腹立つ性格してんなコイツ!

 

 

 ーー数分後ーー

 

 さっさと引き上げてしまったデマキューを尻目に、委員長の機嫌は微妙に悪化していた。やはり最後の言葉がまずかったらしい。しょうがないよ。誰でもキレるって、アレは。

 

「嵐のように去っていったよね。なんだったんだろう、あの人達……」

 

「TV番組のディレクターってヤツでしょ!?サイテーよアイツ!カメラが来た途端に態度変えちゃって……!完全に『やらせ』じゃないのよ!!しかもなによ、あの棒読みのセリフ!なんなのよ強く生きろって!?」

 

「さぁ?……家出してきたカップルにでも見えたんじゃない?フフッ、考えたらちょっと面白くなってきた……」

 

 想像すると結構面白いけどね。反対し引き離そうとする両親を振り切って、海外へ高跳び……うん、なんかありそうな設定だ。……ただし、片方は密入国者である。でもこれじゃ、締まんないよね。

 

「バ、バカね。そ、そんなこと……あるわけ、ないじゃないの……」

 

 段々声が尻すぼみになっていってる。ありゃ、もしかして拗ねてしまった?どうにも委員長って、海外のドラマとかを見てる節があるんだよな……って、別にどうでもいいか、そんなコト。

 

「まぁ、そんなどうでもいいことはさておき……」

 

「ど、どうでもいいコト……!?」

 

 崩れ落ちた委員長を放置し、スターキャリアーのアイテム一覧を確認する。先程貰ったカードに入っていたデータは、既にスターキャリアーへと登録済みだ。これでドンブラー村の人達と、いつでも会話することが出来る。

 

「『自動翻訳機』もくれたし……助けてもらったコトには変わりないし……兎に角これで、本格的にキザマロを探せるようになったワケだ。早速聞き込みをしよう!」

 

「そうね……」

 

 どんだけ引き摺ってるんだよ、委員長……




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GET DATA……『自動翻訳機』

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