Fate/Grand Order vs ALL RIDER ー幕間の物語ー 作:ジュンチェ
A.思いついたのが酒呑んで酔ってたクリスマスの夜に思いついたからです。
「…さて、どうしたものか。」
……アルテラ・サン(タ)は困っていた。
そろそろ良い子が待つクリスマス。サンタの季節クリスマス。……なのに、次のサンタは決まっていないのだ。
別に自分が2年連続でやってもいいが、大人の事情でそれは出来ない。……が、次を任せて良い相手がなかなか見つからない。取り敢えず、今回は謎のシュメル熱とか謎の幼女スパムリリィ等は発生していないので今回は黒への原点回帰(?)と子供が喜ぶものなら用意出来そうだと選ぼうとしたのは我等が神・仮面ライダーゲンム……だったが
「貴様にサンタを譲るものかァ!!モルガァン!!!」
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」
【GAME OVER】
先代サンタと仲が悪かったのが運の尽き、ゲームオーバーしてしまった。まあ、性格的に難があったしかえって良かったかもしれない。
……というわけで、食堂にやってきたものの食事時などとうに過ぎた深夜に例えサーヴァントとてそう居ることはない。
「これは本当に2年連続で私が………む?」
望み潰えたかと思われたその時、食事の片隅にいたのは南米の女神………
………ではなく
「やっぱり、プロテイン醤油ラーメンは最高だぜ!!うんめェェ!」
「…」
食堂の主エミヤが見たらガチギレしそうな自前の夜食を漁るバカの姿があった。
「お前は…確か、仮面ライダークローズ。万丈だったか…」
「お?アルテラじゃねえか! その格好…プレゼントでもくれるのか? というか寒くないの?」
万丈龍我…仮面ライダークローズ。(自称)天才物理科学者の桐生戦兎=仮面ライダービルドの相棒である上に希少なフォーリナーのサーヴァント。……なのだが、いかんせん頭があまり良くないというかバカなのである。それなりに強いがバカなのである。(大事なことなので二回言いました。)
「フォ、フォ、フォ! 私は確かにサンタだよ。だが、今年のサンタではない…故に今はプレゼントは出せないのだ。すまんな、若いの。次のサンタにお願いをするのじゃ。」
「…? よくわかんねえけど、取り敢えずあれだな。プロテインくれよ。」
「お前話きいていたのか。」
ちょっと、セイバーの時にテンションが戻りかけたアルテラ。バカは文明ではなく生まれつきなので破壊出来ないが、流石のサンタさんでも呆れる。というか、プロテインをサンタにまでねだるとか頭おかしいだろ。
「プロテインは良いぞ。大抵のことは全部解決してくれる……そのまま喰ってもうまいし、ごはんにふりかけてもうまい。機械の燃料にも建材にもなるし、良質な筋肉の育成だってしてくれるんだぜ。最高だぜ本当。」
「凄いなプロテイン。そんな夢の物質、何処のダークサ●スが生産してるんだ?」
万丈のプロテイン万能説はさておき、とにかく時間が惜しい。このままではクリスマスに間に合わない……
ーーピロン♪
【チャオ♪ 暇かアルテラ? エボルトだ。】
「! (直接、脳内に!?)」
その時、本物の宇宙人からの通信が届く。うん、本来ならクリスマスどころかそれ以外でも関わったらいけない系のド外道宇宙人エボルト。その悪名は既にアルテラだって把握している…そう、それは『本体』も然り。黒幕系サーヴァントは数いるがコイツが善意で行動することはまずないのは確かで今回はわざわざ何を企んでいるのか。
「…(何の用だエボルト? 私は忙しい。貴様に構っている暇など……)」
【釣れないなぁ相変わらず……ま、知ってるよ。だから、アドバイスしにきてやったんだよ。】
「…(助言?)」
【そうさ。お前、サンタを託す相手がいなくて困ってるんだろ? このままだと、大事なクリスマスに間に合わないのは明白だ。】
「…(不要だ。誰が貴様の言葉なんぞ……)」
耳を傾ける必要は無い。聖夜に悪魔の囁きなどもってのほか……だが、エボルトはお構い無しに続ける。
【お前が俺の助言を聞かないのは勝手だ。だがその場合、誰が今年のサンタクロースを務めることになると思う……?
…… 万 丈 だ 。】
「!」
【だが、奴にはサンタは出来ない。何故なら奴がサンタをやろうと思い至った時にはもうクリスマスは終わっているからな。お前の悩みに気がつかなかった奴は自分を責めるだろう…。それで良いのかアルテラ? お前のつまらん意地で万丈だけじゃなく、子供たちの夢まで台無しにするのか!? それでも、お前はサンタなのか!?】
「…!!」
多分、セイバーだったら『待て、その理屈はおかしい。』と考えられたんだろうが、サンタであることで思考がふわっとしてしまっていたアルテラ。勢いだけの言葉の衝撃が頭を駆け巡り、あわわ… とおののいてしまう。そこからは完璧にエボルトの流れだった。
【(おちたな。)…良いか、この事態を乗り切る手段はただひとつだ。サンタの力を今すぐ万丈に託せ。そうすれば、今年のクリスマスは無事に幕を開けれる。】
「…(し、しかし……)」
【仮面ライダーの霊基は変質を受けやすいが、その分だけ柔軟だ。特に万丈はその性質が強い。さあ…!!】
万丈をサンタにする…。確かに仮面ライダーが何故かサンタの能力を持っている奴がいたりした…エグゼイドとか。でも、先は謎のプロテイン論を展開したのを考えれば不安しかない。一方でバカも見方によっては純粋であり、黒歴史・トラウマで殴りかかる先輩サンタよりマシなのではと思ったり…
その頃、蚊帳の外の万丈はプロテイン醤油ラーメンを食べ終えて羊たちと戯れている。呑気なことだ。
(……下手な奴に任せるよりマシか。)
妥協点というのも大事かもしれない。騎乗スキルあるからと言っておいそれとそこらのサーヴァントに任せれば聖夜どころか災厄を招きかねない。いっそ悪巧みなんて縁遠そうな存在こそかえって最適かもだ。
「クローズ!!」
「おぉう!? どうした…?」
「私は決めたぞ……
……今回のサンタはお前だ。」
そして、新たなサンタクロースの物語が幕を開ける。
【サンタクロース!!】
蒼銀に輝きを放つブリザードナックルにサンタクロースフルボトルを装填する万丈。そして、ブリザードナックルをビルドドライバーへ接続してハンドルを回せば、白銀のパーツが構成されていく。
【クロス・オン・クローズッ!!!】
【Are you ready?】
「変身!」
【 聖 拳 咆 哮 ☆ サ ン タ ク ロ ー ズ !メリィィークリスマスッ!!! ドララララァァ!!!!(若本ボイス)】
そして、氷柱が弾けるようなエフェクトで現れたのは白銀の仮面ライダークローズ……否、それはただのクローズではない! 由緒ただしきブラックサンタやスパムリリィ、羊と受け継がれてきたサンタを宿す龍! 背中のクリスマスっぽい緑と赤の二又マントがその証…その名も…!!
「仮面ライダーサンタクローズ!! 俺のサンタが迸る…!! クリスマスでも負ける気がしねぇ……ってダジャレじゃねえか!?」
「フォ~~!フォ!フォ!そこは気にするな若者よ。禿げるぞ。」
…取り敢えず、引き継ぎはうまくいったみたいだ。これで一安心だろう。エボルトのことは気になるが、様子を見てマスターと対処すれば良いだろう。
「では、これからサンタの流れについて説明していくぞ。ついてくるのじゃ、サンタクローズ…。」
「…」
「? …どうした?」
「いや、なんでもねえ。いくか。」
何やら思うところがある様子で自らの姿を眺めていたサンタクローズ…。特にアルテラは気にしなかった。同時に気がつかなかった…
……サンタクローズ誕生の瞬間に謎の赤いスライムのようなものが分離していたことに
【嘘予告】
Fate/Ground order vs ALL RIDER
番外編
仮面ライダーサンタクローズ ~~星降る聖夜と銀龍と少女騎士~~
サンタクローズ「クリスマスも明日の地球も護ってやるぜ!!」
???「や…がて……星が降る…星が降る………」
NEXT ???……
一応、シナリオとかサンタクローズの設定は考えたけど本編もろくに更新してないんでちゃんとやるかは謎。諸事情により公務員試験受けなくちゃいけなくなったんで更新はかなり絶望的、畜生め。
サンタクローズはマグマではなく、通常クローズの色ちがいバージョンをイメージしてもらえれば…