Fate/Grand Order vs ALL RIDER ー幕間の物語ー   作:ジュンチェ

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E3で沼ってるの~

資源がなくなるの~

駆逐古鬼ちゃんマジ固すぎなの~

来ない支援艦隊は何してるの~


丹下艦を艦隊これくしょんではなく、何故FGOに出したし…



命の責任・生きる意味 Ⅱ

さて……あれからGはリアルデンジャラスゾンビに成り果て、自称・神はわざわざ造ったガシャットを破壊され『私のガシャットがぁ!?』と悲鳴をあげていた。こちらはともかく、マスターのまさにジャックの2号のような有り様な身体中の縫い目は見るに絶えず痛々しい。手術というよりはテディベアの下手な裁縫後と例えてもいいそれに無論、『鋼鉄の婦長』は黙っていない。

 

「どきなさい!彼女には処置をする必要があります!!」

 

「落ち着いてください、ナイチンゲールさん!!相手はまだ子供ですよ!」

 

「子供だからといって許されることと、許されないことがあります!!またこのような事例が起きてからでは遅い!!!」

 

バーサーカー…ナイチンゲール。純粋な医療技術を持つサーヴァントであるが、いかんせんバーサーカーであるため理性的な思考などがふっ飛んでいる彼女。その恐ろしさといえば、人間のカルデア職員から下手なサーヴァントまで彼女の『治療』となれば震えあがり…アルトリアシリーズもオルタであっても彼女には頭が上がらない。今もマシュが必死に押さえているが、ズルズルと前進していく…

そんな彼女の怒りは今や、永夢の後ろでナーサリーと共に怯えているジャックに向けられていた。普段の彼女たちならそんじゃそこらのエネミーだって笑いながら遊び道具にする始末だが、このバーサー看護士となれば話は別。げんこつでは済むまい…悪い子の指はいらないと切断されるか最悪の場合は思考する脳が悪性と取り出されても不思議ではないのである。

ここで、なんとか永夢も食い止めようとするが…

 

「ナイチンゲールさん、別に悪気があったわけじゃないし…」

 

「邪魔です!」

 

「うおおおおお!?」

 

生身など片手でぽーいと放り投げられておしまい。マシュも振り払われ、とうとうジャックの目の前に立つナイチンゲール、最早これまでとジャックは目を瞑り…

 

 

 

「待て。」

 

 

…しかし、寸前にナイチンゲールの肩を掴んだのは飛彩だった。止められた彼女はギロリと彼を睨む。

 

「離してください、鏡先生。彼女には適切な処置が必要です。」

 

「必要なのは処置じゃなくて『指導』だろう。この娘は患者ではない。そして、お前にも指導が必要だ。」

 

「…私にですか?」

 

首を傾げる彼女。端からみれば問題だらけだが、自身は全く気がついていない上に人の話を聴かない。これも彼女の恐ろしさであるが、あえて飛彩は会話という手段で『間違っている』と突きつける。

 

「ああ、そうだ。しっかりと怪我人に対しての処置について教えていなかった俺たちにも落ち度がある。なら、何を間違い何が正しいのか示すのが俺たち大人の役割だろう。」

 

「…」

 

黙るナイチンゲール。別に話を基本聴かないからといって理屈が通じないサーヴァントではないのだ。怪我とか病気というワードでバーサークするだけであって…

すると、今度はジャックへと目を向ける飛彩。

 

「これから手術(オペ)をする。ついてこい。」

 

そう促すやいつの間にか用意した担架にGを乗せてカルデアの手術室に向かう…

 

ジャックとナイチンゲールも共にこのあとを追っていった……

 

 

 

 

 

 

★☆ ★☆ ★☆ ★☆

 

 

 

 

 

 

「……長い回想でした。」

 

時と場所は小ミーティングルームに戻り、溜息をつくマシュ。あれから、飛彩の外科手術(A++)と治療系の魔術を扱えるサーヴァントたちによりGはほぼ何事も無かったように回復した。尚、事を起こした発端のスカサハは全く反省はしておらず、代わりに弟子が謝罪することに…

そして、これからは基本的な怪我などへの対応をサーヴァントたちにも身につけさせるべきということで飛彩主催の講習会が行われることになった。なったのだが……集結したのは医者のサーヴァントたちが大半で気がつけばかなり踏み込んだ医学の話となり、あっという間に素人のGやマシュがついていけなくなってしまう始末。なんとか永夢もサポートを入れようとするが、彼自身も油断すると話についていけなくなりそうだ。

 

「…!…!」

 

そんな中でも、必死にノートをとったり辞書のように分厚い参考書を見比べながら対応しているのはジャック。眼にも留まらぬ速さでページを左右にめくり、ペンを走らせ、なおかつ飛彩の話を聴き逃さない。隣のナーサリーは飽きて『お茶会…』とぼやいており、軽い気持ちで参加したジャンヌ(スパム略)リリィに至っては目をまわして知恵熱でオーバーヒートする始末なのにこれは凄い。幼い少女の外見であっても悪名高きジャック・ザ・リッパー…その知恵と頭のキレに関しては逸話通りなのかもしれない。

 

「ジャック、ついてこれているか?」

 

「うん!もっと続けて!!」

 

「…!?」

 

飛彩の問いに笑顔で答える彼女。それに、サンソンすらギョッとした顔をし…ナイチンゲールは感心した表情をする。尚、ジャンヌ(スパム略)リリィはとうとう限界がきてボンッと気絶してしまった…

それから、暫くして講義は終わる。取り敢えず、ナーサリーとジャンヌ(スパム略)リリィは貴利矢が連れていき…残るは医療スキル持ちのサーヴァントとGとマシュになっていた。

 

「すまない、つい熱が入ってしまった…お前たちには解らなかっただろう。」

 

飛彩も自らがマシュたちには踏み込みすぎた内容だと理解していたが、勢いのままにやってしまった。本来なら医療サーヴァント向けの講習会の予定でカリキュラムを組んでいたのに予定外の参加者や(自称・神の乱入など)想定していなかった。何よりも…

 

(予想より遥かに呑み込みが良いな…)

 

ジャックの学習能力の高さである。とっていたノートや付箋紙がはられた辞書などを確認してみたところ、字の汚さ等は歪めないものの短時間で要点をまとめ他人が見ても解りやすく纏められている。Gの手術の時に熱心に見ていた様子からもしやと思っていたが…これは中々の素地があるかもしれない。

これにはマスターであるGもたじたじだ…

 

「うぅ…俺、おかあさんなのにさっぱりわからんかった。」

 

あれだ…子供に知識で置いていかれる親の気分。そもそも、サーヴァントに蘇生とか必要な事態なんてまず無いだろうに。

そんな彼にジャックは笑う。

 

「大丈夫だよ、おかあさん。私たち、もっと勉強しておかあさんの怪我も病気も治してあげるからね。」

 

「…ジャック」

 

駄目だ、ぶわぁ…と目許に汗が…

気がついたら全力で抱き締めていた。『苦しいよぁおかあさん…』なんて言う姿まで愛らしい…もう手術のこととかどうでも良い、暫く愛娘が出来た気分に浸っていたい…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【…Gくん、こちらダ・ヴィンチちゃんだ。お取り込み中のとこ悪いけど、お仕事の時間だよ。】

 

 

 

 

 

…ちっ、空気の読めないやつめ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★☆ ★☆ ★☆ ★☆

 

 

 

 

 

 

第四特異点ロンドン…

 

 

現在、人理修復中のこの場所はかつて今、召喚された彼女とは違うジャックと出逢い…また、はじめて姿を現した黒幕たる魔術王ソロモンに大敗を期してしまった因縁の場所でもある。産業革命時代ということもあり、他の特異点に比べればだいぶ現代に近いが明らかに『おかしい』ことが起きている。

 

「これって…」

 

レイシフトした目の前には霧の壁。Gは似たような事象を知っている…。ついてきたジャックに目を向けると『うん…』と頷いていた。

 

「間違いないね、『わたしたち』がまた沢山でてきてるよ。」

 

「…やっぱり。だから、ナイチンゲールを置いてきたんだね。」

 

以前、ジャックとロンドンにレイシフトした際も彼女と同じ霊基のシャドウサーヴァントが大量に出現し、魔霧を発生させていた。シャドウサーヴァントといえど、宝具を抜かせばある程度はオリジナルに近い能力を扱えるためそこらのエネミーとは比較にならないほど危険である。ましてや、ジャックの霧は『標的が女性(雌)』『夜であること』など条件が揃えば問答無用で先手をとれるという恐ろしい力。故に、事前に事態を察知したジャックがナイチンゲールの同行を止めた……で、その代わりにきたのが…

 

「…直流!!直流!!」

 

「交流!!交流!!」

 

「もうやめてよふたりとも!!」

 

大統王ことエジソンによりによって彼と犬猿の仲のニコラ・テスラ……あとこれを止めようとしていたタケルである。運悪く、歯止め役のエレナがいないために代わりにとタケルが奮闘していたところをナイチンゲールの代打として同行。しかし、この始末。

唯一の救いはまともなサーヴァントとして飛彩と永夢がついてきてくれたこと……必然的に野郎ばっかりになってしまったが……

 

「成る程、この霧が今回の異常か…」

 

「ここいら一帯のシャドウサーヴァントを全て倒せば解決するはずです。」

 

飛彩に説明し、事態を深く把握するためにカルデアへと通信をつなぐG……だったが……

 

 

 

 

【ダ・ヴィンチだと思ったか?私だァ…!】

 

 

 

「!?」

 

ホログラムが映したのは本来いるべき主の姿ではなく、まとも自称・神こと壇黎斗神。予想外の登場にGだけではなく飛彩すらも目を見開き…永夢にいたっては微妙な目線を向けている。(なお、ジャックのみはプレゼントをくれる人と喜んでいる)

 

「黎斗さん、何をしてるんです?」

 

【壇黎斗神だ、宝条永夢ゥ!!私は今、彼女に代わってナビをすることになった。因みにダ・ヴィンチはこの特異点の起点になる場所を捜している。神のナビだ、ありがたく思え!!!】

 

「「…」」

 

頭をかかえる飛彩と永夢。このお調子者をどうにかできないのだろうか……というか、他にもいただろ候補。

 

その時、ジャックがサッと身構える!!

 

「来るよ!!」

 

合図と共に魔霧が一行を包み込み、あちこちの合間から黒い影が覗く………囲まれた。いつ靄の中から飛び出して襲ってきてもおかしくないだろう。飛彩、永夢、タケルはそれぞれ変身アイテムを構え…エジソンとテスラも臨戦態勢へと入る。

 

「…これより、手術(オペ)を開始する!術式Lv.2!!」

 

【タドルクエスト!!】

 

 

「…大変身!!」

 

【マイティアクションX!!】

 

 

「…変身!!」

 

【カイガン!!オレ!!】

 

 

そして、君臨する3人の仮面ライダー…ブレイブ、エグゼイド、ゴースト……

 

同時に、シャドウサーヴァントたちが一斉に襲いかかり、戦いの火蓋が切られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

その様子を物陰から窺う甲冑姿の女性に気がつかずに…

 

 

 

 

 

To be continued.

 

 





黒髭「更新しとる場合か!イベント詰まってるんじゃ!!」
ネロ「それよりも本編更新しろ!!」
アマデウス「ON☆ON!!」
鎧武「GE2どうしたんだよ!?」
ジャンヌ「アポピックアップガチャはよ!!」
武蔵「長門改二おめでとう(今更)」
おき汰「私とたっくんのラブコメまだですかぁ!?」
仁さん「アァァマァァゾォォォォォォォン!!!(第3期)」
イリヤ「プリヤイベ第Ⅱ期カモン!!」
JKセイバー「バーニングラァァブ!!」
謎のヒロインX「私以外のセイバー死ね。」
モードレッド「ス●ラトゥーンやろうぜ父上!!」
黎斗神「私は不滅だぁぁぁぁぁぁ!!!(エグゼイドの残り話数)」
エミヤ「ときめき…クロニクル…絶版……え、クリエイトも追加?」




黒桜「 う る さ い で す よ 。」



ぷちっ



……感想お待ちしてます。


美遊ってサーヴァントならないのかなぁ。


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