Fate/Grand Order vs ALL RIDER ー幕間の物語ー   作:ジュンチェ

7 / 15
仮面ライダーゲンム編
仮面ライダーゲンム 夏の檀黎斗祭り(大嘘)


カルデア マイルーム

 

 

 

「仮面ライダーアマゾンズseason2完結おめでとうございます悠さん。」

 

「ああ、ありがとうマシュ。それに、マスターも…」

 

「お疲れ様、悠。」

 

カルデアではない本来の悠…仮面ライダーアマゾン・オメガの物語が一区切りがつき、それを祝うGとマシュ。結末はとても明るいとは言えず血生臭いものだったが、またこの先も物語は続いていくのでまた時が来たら見届けよう。取り敢えず、今だけでも落ち着いて少しでも彼が幸せを感じられたなら支える側としても嬉しい。

 

「仁さんと千翼もいれば良かったんだけど…やっぱり、サーヴァントになるのは抵抗あるのかな。」

 

因みに、もうふたりのアマゾンズライダーは元よりカルデアに召喚されていない…

 

 

シグマ?知らない子ですねぇ…

 

 

 

「やはり、元の世界の仲間…というのは恋しいですか?」

 

「そうだね。特に仁さんはここに来てもらいたかった。あの人はずっと、ボロボロで苦しんでばかりだったから。(千翼はアヴェンジャー適性とか得てなきゃ良いんだけど…)」

 

仁さん…仮面ライダーアマゾン・アルファは悠の生き方において重要な役割を担った存在であり、アマゾンズという物語で最も傷ついた人間であろう。恐らく、彼はボロ雑巾のような身体を引きずりながら今も元の世界をさ迷っているはず…そう思うといたたまれないと悠はずっと考えていた。せめて、このカルデアでサーヴァントになれば一時の夢でも痛みを和らげることぐらいはと…思わずにはいられない。

 

「大丈夫、信じていればいつか会えるかもしれないし?」

 

「…うん、そうだね。」

 

でも、カルデアの旅もまだまだ続くのだ。亜種特異点の発生やそれに連なるものは止む様子は無いし、希望的観測だが会える可能性だってあるのだ。Gの言葉に励まされ、頷き…『さあ、ケーキを切りましょう』とマシュが用意したホールケーキにナイフを入れる。

 

そして、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「随分と楽しそうじゃないかGィ…?ゲームマスターの私を差し置いてッ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「…」」

 

突然、現れた社長(変身済み・レベルX)が全てを台無しにした。

Gとマシュは白眼を剥き、悠は戸惑ってしまう…ちょっと待って何なのこの人?

 

「そこの奴の絆クエストは前回終わっただろう!この私の絆クエスト放置ばかりか、育成まで放置するとはどういうつもりだァァ!!?」

 

「あ、あの…」

 

「悠さん、ご紹介します…この間、召喚されました仮面ライダーゲンムこと檀黎…『〈新〉檀黎斗だッ!』…新・檀黎斗さんです…はい。貴利矢さんと同じ世界のライダーだそうですよ。」

 

仮面ライダーゲンム……新・檀黎斗こと自称・神。貴利矢曰く、自分たちの世界のダークライダー。自称じゃないプロフィールとしては幻夢コーポレーションというゲーム会社の社長であり、貴利矢の使うゲーマドライバーやガシャットなどを開発した張本人にである。性格は自分最高主義、俗にいう自分の才能に酔っている奴でその才能を十二分に活かしているのだから質の悪い。(酔い過ぎるがあまり足許をすくわれたりしているのだが…)

 

カルデアに呼んでもないのに来た。しかも、『神を召喚するには相応の供物が必要』とのことでGが数ヶ月フリクエとか配布やらでちょくちょく貯めていた貯金を勝手に全てを食い潰して。これには☆5サーヴァントの方々もびっくりであまりのショックに発作を起こしたGは集中治療室でナイチンゲールの治療を受ける羽目になった。この件について全く、ゲンムは謝りも反省していない……

 

「…で、何か用?」

 

まぁまぁ、今更過ぎたことは気にしない。用があるからわざわざ来たんだろう……実際、経営者兼技術者の彼が現在の人手不足のカルデアに貢献しているのは事実。あまり邪険にして拗ねられても面倒だ。

 

「フフ、G…この夏には仮面ライダーエグゼイドの劇場版が控えている。それに、際してこのカルデアにおいて壮大なイベントを催すことにした……まさに、『神』による『神』のための『神』イベント………その名もッ!!」

 

「……その名も?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「夏の新・檀黎斗祭りだァァァァァアアア!!!!!神の威光に恐れおののくが良い!!!!!ワーハハハハハハハハハ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マスター、このうるさい自称・神を殴る許可を。」

 

「まぁまぁ落ち着いて、マシュ。」

 

基本、盾の少女はかつて特異点で敵として立ちはだかったサーヴァントであっても仲間なら本気でキレることはまず無い。この辺りでゲンムのウザさをご理解頂けるだろうか?

取り敢えず、Gは殺気を放つマシュを宥めながら『夏の新・檀黎斗祭り』なるものについて訊くことにした。

 

「よくぞ訊いたな、マスター!この祭りの概要は至って簡単ッ!!私の用意したステージに赴き、クエストをクリアし、上質な『死』のデータを集めることで豪華な景品を手に入れることが出来る!!!さらに、何と私の育成も出来るという素晴らしいモノ!!まさに、神イベ!!!!!」

 

「キャラクエだけどな。」

 

要はちゃんと準備もしてるから育成しろということだな。別に、種火なり素材なりの不足で駄々をこねるサーヴァントはいるにはいるがここまでやる奴は早々いない。だが、今は悠の……

 

「大丈夫、マスター。僕は留守番してるから、気にしないで。」

 

なんてできた子なんだ。この爽やかな笑顔がマッドサイエンティストママに育てられたとは思えない。思わず『本当に申し訳ありません』と謝るマシュ。なんだろうね、研究者属性つくと倫理観とかとち狂うとかあるのかね仮面ライダーは…

 

「ものわかりが良いのは良いことだ。さあ、夏の新・檀黎斗祭り…開幕だァァァァァアアア!!!!!」

 

 

 

……バグヴァイザーⅡ、無かったかな。

 

 

 

 

★☆ ★☆ ★☆

 

 

 

 

 

レイシフト……行き着いた先は雪原地帯。これといって、市街地には何か特別な様子は無さそうだ。

 

【先輩、そちらはどうですか?】

 

「こっちは平気。そっちは?」

 

【はい。ダ・ヴィンチちゃんが用意を進めてくれています。】

 

こっそりと作業を裏方に依頼し、挑む新・檀黎斗祭り。一体なにがはじまるかと謎のゾンビダンスをするゲンムを見ていると……

 

 

「最初の出し物はこれだ…ッ!『デンジャラスクリスマス!!仮面ライダーレーザーは何度も死ぬッ!!』。」

 

 

そして、やってきたのは『解せぬ。』と首を傾げた仮面ライダーレーザーターボ。おまけに、アルトリアサンタオルタまで……

いや、サンタオルタは良いとして良心の塊のようなレーザーターボまで何故…

 

「貴利矢ん…」

 

「いやっ、この役回り嫌ですよ自分。こんなの当て付けでしかないですし……でも、そこの怖いサンタさんに脅されて…」

 

…で、サンタオルタの言い分は何なのだろう。

 

「ふむ、マスター……この場に私がいることは意外だと思っているだろう。無論、ちゃんとした理由がある。私はこの男と決着をつけねばならん理由が……」

 

随分と神妙な顔をしているが、ゲンムは仮面の下で笑っているのが窺える。まさか、この恐ろしいブラックサンタに何かしたのか…?一応、ブリテンの王の彼女に…

 

「…社長?(恐る恐る)」

 

「いいや、私は彼女に何もしていない。ただ、あえて言うなら彼女と私は相容れなかったということだ。まあ、逆怨みもいいとこだがな。」

 

「そう…コイツがいる限り、私の存在は脅かされるのだ!!」

 

 

 

 

【…回想入ります。】

 

 

 

★☆ ★☆ ★☆

 

 

 

サンタオルタの回想……カルデアの子供組サーヴァント部屋。

 

 

「むっ、夜更かしをしている悪い子の気配がしたので来てみれば……」

 

 

と、訪れたサンタオルタ前にはいつもの仲良し子供トリオ…ナーサリーにジャックとサンタオルタ後輩であるジャンヌサンタオルタリリィ。1人だけマジなげぇ…

面子としてはさほど珍しくはない、仲良くテレビゲームをやっているだけだ。ただ、眼があるべきところにはバイザーを箱形にしたような珍妙なる機械をつけているのがとてもサンタオルタには不気味に見えた。

 

「な、何なのだ……そのつけているものは……最新の洗脳するマシンか何かか?」

 

「あ!その声は先代ですね!!これは『VR』と呼ばれるモノでこれをかけるとゲームに入ったように見えるんですよ!新・檀黎斗さんに貰ったんです。」

 

「…ほう。」

 

シゲシゲとVRを眺める。自分も普通の時につけるアイマスクのほうがイカしてるような気がしなくもないが、別にそこは良いだろう。ふむ………本来なら、子供は寝る時間と注意するべきなのだが…

 

(……気になる。)

 

我ながら大人気ない。自分もこのVR…試してみたくて仕方ない。でも、自分はサンタだ…提供する側で遊ぶ側ではない。そんな葛藤をしながらぷるぷるとしていると、察したのかクイッとジャックが額にVRをあげると指さした。

 

「サンタさんもこれで遊んでみる?」

 

「…む?」

 

な、なんてお利口さんなんだ。意外と気遣いができるジャックちゃんにはあとで飴ちゃんをあげようと思いつつ、VRを被るサンタオルタ。しかし、彼女は気がついていなかった……この少女たちが遊んでいたゲームは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【デンジャラスゾンビィッッ!!!!!】

 

 

 

「!? ギャアァァァァァァアアアァァァァァアアア!?!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

ホラーゲーム、デンジャラスゾンビ。いきなり視界がグロテスクな屍軍団に包まれたサンタオルタはコントローラではなく愛剣を握りモルガンをぶっ放してしまう。勿論、子供部屋は爆発しVRは全て炭になった……

 

そして、サンタオルタの株は子供たちから大暴落して、また新しいゲームを与えた新・檀黎斗の株が上がることになる。

 

 

 

 

★☆ ★☆ ★☆ ★☆

 

 

 

「おk?」

 

「OK(ズドン」

 

Gの半ギレのガンドがレーザーターボに当たった。スタンした彼がビクンビクンしてるが、スルーされる。

 

「このままではサンタとしての沽券に関わる!ここは元凶である貴様を排除して、サンタの座を守り抜く!!」

 

【先輩!本当にどうしようもないほどの逆怨みです!?】

 

呆れてるんだが、驚いてるんだがよくわからないマシュのナビゲーションを耳にGは頭を抱える。もう本当に自分は巻き込まないでほしい。頼むから他所でやってくれ。

 

「ふははははは!!!!なら、最初の死のデータは貴様らから採取してやる!いくぞ、マスター!ついでにカルデアのサンタの座も頂きだ!!」

 

 

……ああ、もう既に帰りたい。

 

【取り敢えず、死なないで下さい先輩!】

 

 

To be continued.

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。