Fate/Grand Order vs ALL RIDER ー幕間の物語ー   作:ジュンチェ

9 / 15
エレシュキガルちゃん可愛ry(そんなことを言ってる場合ではない。




仮面ライダーゲンム 夏の檀黎斗祭り(大嘘)~地獄から来たDEAD MANS~ 前編

………ガッ!!ガンンッッ!!!

 

 

「…ぐっ!?」

 

 

先のサンタオルタ戦に続き、新たなサーヴァントに苦戦を強いられるゲンム。エレシュキガル、彼女が召喚したのは………

 

「………貴様はあと4手で仕留める。(死体に労基なんて無ぇってハッキリわかんだね!畜生ッ!!)」

 

仮面ライダーアマゾン・シグマ。ゲンムとは違い、正真正銘の動く死体のゾンビライダーであ………え?前回のオメガにも出た?シグマタイプに人権は無いって並行世界のドクター真木も言ってたもん!つまり、慈悲は無い。

一方のエレシュキガルちゃんはというと………

 

「やっぱり、ここでこの格好は流石に寒いのだわ!へっ………へぷちっ!!」

 

冥界で水着なんて格好をするあまり寒がる冥界の女神。戦闘どころか、隅っこでちーっと鼻をティッシュでかんでいる。

 

 

………可愛ry(そんなことを言っている場合ではない。

 

 

「ええい、腐敗臭が移る!」

 

【ガシャコンスパロー!!】

 

徐々に圧されているゲンムは機械弓ガシャコンスパローでエネルギー矢を放ちまくるが、全弾命中するもお構い無しに前進して首根っこをひっ掴んで投げ飛ばすシグマ。流石、本物の歩く死体(ゾンビ)なだけに戦い方も普通のライダーとは違う。しかし、やられてばかりの社長ではない。

 

「私に触れるな!」

 

【デンジャラスゾンビィ!!クリティカルデッド!!!】

 

「ッ!」

 

バクヴァイザーのボタンを押して発動する切札。同時にゲンムの幻影が無数に邪悪な霧と共に現れ、ゾンビ映画さながらにシグマを取り囲みまとわりつき…アマゾンズドライバーに腐食が起こる。今こそ好機ッ!立ち上がるゲンムはガシャコンスパローにデンジャラスゾンビガシャットをスロットし、分離させるとそれぞれ鎌形態にして身構えた!

 

【デンジャラスギリギリッ・フィニッシュ!!】

 

「…ハアアッ!」

 

 

ー斬ッ!!!

 

 

まさに、空を舞う死神の鎌だろう。ゾンビ軍団ごとX字に斬り裂き、シグマはドス黒い体液を吹き出しながら倒れ伏した。

ゾンビ対ゾンビ…文字通りの死闘を制したゲンム。勝利者は高らかに笑う。

 

「ハーハハハハハハハ!!!たかが死体ごときがッ!この神にッ!!勝てるとでも思ったかァ!!?」

 

「…(面倒くさい。)」

 

「って、あーッ!?ちょっと目を離した隙になに負けてるのー!?てか、まだ戦えるでしょアンタ!!お願いだから戦いなさいよ!きっと、このままだとあの山の翁がやってきて『働け。』ってオチになるに決まっているのだわ!?嫌よ、私は絶対に水着南国夏休みを諦めないんだから~~!」

 

そして、シグマは哀れな駄女神を見捨てた。Gとしても、どうにか救いの手を差しのべてあげたいのは山々だがこればかりはどうしようも無い。加えて………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「働け。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ひぃぃぃいィィ!?!?やっぱり、でたーーーーッ!!!!?」

 

 

ご期待にお応えしてと現れたキングハサンこと山の翁。グランドクラスに適正があるだけに存在感も実力もそこらのサーヴァントを凌駕する死神の鎧武者。エレシュキガルは以前、彼にチョンパされたことがあるので以来、苦手よりかは天敵に近い。その姿を見るや、目にも止まらぬ速さでGの後ろに隠れて小動物のようにぷるぷると小刻みに震えている………

 

 

…………可愛ry(後輩が通信越しに睨んでいる

 

 

「久しいな、カルデアのマスター。」

 

「お久しぶりです。あんまりエレシュキガルちゃんをいじめないであげて下さい。」

 

「ほう?これが噂にきく山の翁…グランドに値する霊基を持つアサシンか。」

 

挨拶を済ませるG。あと、社長…あんまり失礼だと冥界女神もファラオも逃れられなかった首チョンパされちゃいますよ。

と、まあそんな危惧は杞憂でゲンムを無視してGと会話をする。

 

「失敬な。我はあくまで警告しにきたに過ぎぬ…カルデアのマスターよ、早くここを立ち去るのだ。災厄と怨念の化身がここに近づいてきておる。」

 

なにそれ?社長も『私もそんなもの用意した記憶が無い。』と首を傾げている。ほぼこれとタイミングは同じだった……

 

 

「どいてどいてどいてぇぇ!!!」

 

「ん?…ぐはっ!?」

 

「轢き逃げ案件!?」

 

唐突に現れた金色の光にエレシュキガルが跳ねられた。何事かと思えば光の正体はエレシュキガルと同じ、バビロニアにてGと戦った女神『イシュタル』ではないか。エレシュキガルと同じ依り代かつ鏡面存在である故、しなやかな黒髪以外は瓜二つの彼女だが、妙に慌てているようだ。

 

「な、何なのよ一体………また勝手に冥界に…!」

 

「そんなことより、さっさと逃げるわよ…!てか、何その格好…?ん…?」

 

ふと、目線を逸らしたイシュタルはシグマに気がつく。すると、ジト目をしながらエレシュキガルに問う。

 

「あんたさ、まさか勝手にあの王様(ギルガメッシュ)の召喚魔法陣使った?」

 

「え?」

 

「…使ったの?」

 

「ええ、ちょっと借りてサーヴァント召喚を………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前の仕業かァ!!!!」

 

 

 

 

「へ!?」

 

どうやら、この駄女神はGたちの預り知らぬところでとんでもないことをやらかしたらしい。鬼の形相で彼女の肩を掴んで振るイシュタルから見るにかなり大事のようである。神様の不祥事とか考えたくもないのだが……

 

「我はこの件に関わる気はない…さらばだ。」

 

真っ先にエレシュキガルを見捨てたのは山の翁。本当にただ警告して帰っていったよあのアサシン…

 

「ええい、このお馬鹿!アホ!!駄女神!!!なんてことしてくれたのよ!?お陰でとんでもないのが来ちゃったじゃない!」

 

「痛い!痛い!痛いのだわっ!?」

 

(目くそ鼻くそを罵る………)

 

「G、私も言えたことじゃないが、女性に失礼すぎじゃないか?」

 

イシュタルの罵りがもろにブーメランな気がするG。貴女、バビロニア魔獣戦線攻略で自分がどんな様か忘れたんですかね…?というか、仮にも女神がとんでもないとかサラッと言ってる時点でもうビーストとか来ても不思議じゃない。

 

 

「はッ!?うわァーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!?来たァーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!?!?」

 

 

数秒後、現れた時のように猛スピードで去っていったイシュタル。よって、解放されたエレシュキガルは地面に投げだされ…けほっと咳をする。

 

「…もう、一体なんだっていうのよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あら~?ここにはパツ金の姉さんもいるんですね…?』

 

 

 

 

 

 

 

直後、エレシュキガルは『ヒョォォォォォ』と声にならない奇怪な悲鳴をあげた。正確には依り代側の少女の側面が…だが……

 

『確かこっちはエレシュキガルさんでしたっけ?本当、おかしい……なんで姉さんばっかり女神をふたりもかけもちしてるんです?』

 

黒い…黒い……何処までも黒い少女。赤い瞳に銀の髪は美しく妖しく禍々しく……『彼女』はエレシュキガルを姉と呼び不気味にせせら笑う。噴き出す邪悪な魔力は恐らく、ビーストに連なるこの世全ての悪〈アンリ・マユ〉からくるもの。それでも、まだ人間の姿で呼ぼうというなら『間桐桜』と名がある。

 

『私はね…ずっと、我慢してたんですよ?桜セイバーとか実装されても、アルトリアシリーズが無駄にぽこしゃか増えてもッ!水着イベントにお呼びがかからなくてもッ!!ジャガーマンとか出ても!!ずっと、ずっと、待ち続けたんですよ?なのに……挙げ句の果てにBBちゃんってなんですッ!?stay nightのヒロインをッ!第3の真ヒロインをッ!!!なんだと思ってるんですか!?私への義理を通すなら、私→BB→桜セイバーでしょう!?順序が逆じゃありません?』

 

「わ、私に言われても困るのだわ!?」

 

(シン・ヒロイン……?)

 

(やめろ。)

 

あまりの恐怖的な迫力にあのゲンムすら小声である。桜…否、黒桜は口から怨念と呪いを垂れ流し…エレシュキガルにジリジリと迫る。このままでは、間違いなくただのデッドエンドより凄惨な末路が待っているのは間違いない。

 

「し、シグマ!!私を助けなさい!!」

 

「…(動かない。ただの死体のようだ。)」

 

早速、シグマに助けを求めたがとっくに彼は彼女をみかぎってやり過ごすつもりだった。死体にすら裏切られる冥界の女神…

 

「そんなっ!?じ、G…お願い助け……」

 

ならば最後の頼みの綱であるカルデアのマスターは……

 

「ここは逃げるぞ、マスター!」

 

ゲンムの宝具、コンテニュー土管で離脱しようとしている真っ最中だった。

 

「え…………嘘でしょ、G?お願い、私を置いてかないで……」

 

震えていた。まさか、世界を救ったマスターがこんな女の子を見捨てるわけがない。切なる女神の願いに対し、Gは答える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アィルビーバック。(サムズアップ)」

 

 

 

 

 

ゲンムと共にコンテニュー土管に飛び込んで…

 

 

 

「うわああああああああああ!!!!!!!!!この人でなしぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!あとで絶対に呪ってやるぅ!!!!!!!!!!!」

 

 

『あらあら、可愛いそうな姉さん?じゃあ、私がたっぷり可愛がって(八つ当たり)してあげますね。』

 

 

このあと、不気味な笑い声と駄女神の悲鳴が冥界中に響き渡った。

 

 

「はいはい~~、最後に桜ちゃんからカルデアのマスターさんたちにお知らせ。Fate/stay night heaven's feel第1章は2017年10月14日公開ですよ~。見に来ないと……ウフフ……」

 

 

 

 

★☆ ★☆ ★☆ ★☆

 

 

 

テッテテ、テテ、テ~~♪

 

「ふぅッ!」

 

「いでっ!?」

 

 

コンテニュー土管により何か特撮によくある採石場っぽい何処かにワープしたGとゲンム。勢いよく吐き出された彼等…Gは尻餅をつき、ゲンムはカッコよくヒーロー着地した。同時にマシュから通信が入る。

 

【……やっと繋がった!先輩、申し訳ありません…急に通信が途切れて……】

 

(エレシュキガルちゃんの尊い犠牲は忘れない。)

 

【……先輩?】

 

そう、エレシュキガルちゃんは犠牲になったのだ。

彼女の失われた純情な笑顔の記憶を噛み締めるG。そして、ゲンムはバクヴァイザーを確認する。

 

「まあ、多少のイレギュラーがあったが無事に冥界の死のデータは蓄積された。ステージ2はこれでクリアだが……」

 

言葉の歯切れが悪い。彼がクイッと切り立った崖に目線を上げると同時にそこへ人影が現れた。黒い甲冑に龍の戦旗と邪剣を握り、こちらを見下す彼女は…

 

「待っていたわよ、マスター!!」

 

「オルタちゃん!」

 

「ジャンヌオルタよっ!?オルタちゃん言うな!」

 

アヴェンジャー…ジャンヌオルタ。Gのサーヴァントであるが、わざわざ何の用だろう?ゲンムの様子を見る限り、催し物のスタッフというわけではなさそうだし普通に現れない時点で何か企んでいるかもしれない。

 

「まあ、それは良いとして…。マスター、随分と楽しそうじゃない…私を差し置いて?」

 

「私の台詞をパクるなァ!!!」

 

「うるさい!……っっ、調子狂うわね。気を取り直して、私がここに来たのはアンタとルーラーどもが持ってる私の黒歴史を全部処分させるためよ。」

 

黒歴史?はてさて何の事かわかりませんなァ…と某・アラフィフの如くすっ惚けるG。すると、勘にさわったのか眉間にシワを寄せジャンヌオルタは怒鳴る!

 

「シラを切ろうたってそうはいかないわ!ジルが全部、吐いたの…アンタたちが小さくなった私をビデオに撮って録画してるってね!で、私が元に戻ってる間はそれを見てルーラーどもと楽しんでるって!!」

 

成る程、彼女はGとルーラーたちが持つであろうジャンヌ(スパム略)リリィのデータを抹消したいらしい。ジャンヌオルタからすれば、黒歴史そのものをまるごと納められている映像なんて存在が許せるわけもない。

されど、Gとてルーラーたちとテレビの前でジャンヌ(スパム略)リリィの姿を一緒に見ながらほっこりする日課を無くすわけにはいかないし、

 

「大体、事情はわかった。だが、エクストラクラスとはいえこの神イベントを止めることなど許されない!神の慈悲が限界を迎える前に立ち去るが良い!!」

 

……何より、この自称・神がイベントの妨害など許さない。本当、神性皆無のくせにカルデアの中で神を名乗るとはある種の図太い男である。そんな彼にジャンヌオルタはフンッと嗤う。

 

「あ~ら、自称・神様ァ?あの忌々しいブラックサンタをぶちのめしたことは褒めてあげるけど…怒っているのは貴方だけではなくってよ?」

 

「何……?」

 

 

 

「そうだぜ、社長…マスター……?」

 

お、お前は!?と、ありがちなリアクションをとるGが見たのはジャンヌオルタの隣に立つレーザーターボ。しかも、様子がおかしい。

 

「貴利矢ん、おこなの?」

 

「マジおこ。社長は言うまでもないが、マスターもマスターでしれっと俺のこと見捨てやがって……お陰でアヴェンジャーにクラスチェンジしちまったぜ。」

 

【霊基情報確認……本当だ!?貴利矢さん、本気で怒ってますっ!!ジャンヌオルタさんはともかく、マスター、新・檀黎斗さんは今からでも貴利矢さんに謝って下さい!!】

 

「マシュ、俺は土下座のスフィアは持ってないんだ。」

 

「何故だ?私は何も謝るようなことはしていない。」

 

【ふざけてないではやくっ!!】

 

流石にこの展開は焦るマシュ。現状、Gに同行しているのはゲンムのみだ…。いくら、ゲンムが死なないサーヴァントでもジャンヌオルタはエクストラクラスの強力なサーヴァントであり、レーザーターボも仮面ライダーの名に恥じぬ実力者で今は彼女と同じアヴェンジャーなのだ。それなのに、このマスターとサーヴァントときたら逆に煽りだす始末…

最早、逃れようがなかった……。

 

「へぇ?それが貴方たちの答ですか…?なら、こちらも取って置きのサーヴァントを用意した甲斐があるものです。恐れるが良い…あんたを倒すために地獄からピッタリのサーヴァントを呼んだわ………さあ、出てきなさい!」

 

「…?」

 

パチンッ!とジャンヌオルタが指を鳴らすとGとゲンムの前にニョキッと生える2本のコンテニュー土管。『地獄直通』と書かれた貼り紙があり、そこから這い出してきたのは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「祭りの場所はここかァ…?」

 

 

「さあ、地獄を楽しもうぜ…カルデアのマスターさんよ?」

 

 

最強、最狂、最凶の3テンポが揃う最悪の仮面ライダー……否、悪の仮面系譜〈ダークライダー〉たち。

 

 

 

Gはやっと、理解した……

 

 

 

 

オルタちゃんは本気で自分たちを殺しにかかっている。

 

 

 

 

 

後半につづく

 

 




★エレシュキガルちゃん
夏休みを期待して水着までAmaz●nで買ったのに無情の『働け』の一言に号泣する冥界の駄女神。

……でも可愛いから許ry(後輩が盾を構えて睨んでいる


★イシュタル
ツインテで実装されてるほうの女神。まさか、依り代の妹がこの世全ての悪なんて夢にも思わなかった。


★黒桜ちゃん
stay nightの真ヒロインである。罪でもなければシンでもない。目下の目標はトーサカシリーズの撲滅とBBちゃんと桜セイバーという自分を差し置いて実装された不届き者への天誅である。
映画もコミックも見てね!


★山の翁
働け。(無慈悲)


★地獄から来たお祭り男
ルールは破るためにあるもの、イライラしたら平気で人を殺すダークライダーの中でもきっての重犯罪者。地獄でもイライラしてたらオルタちゃんに誘われて乗った。

★地獄から来たゾンビ傭兵
最近、ゾンビライダーが増えてますが多分この人が元祖。地獄は楽しむモノ。
狂ってるのは勿論だが、実は歌が上手い。


☆地獄から来た蜘蛛人間
地獄から来た男、スパ●ダーマッ!!
特技:すり替えておいたのさっ!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。