ハイスクールD×B   作:紅優也

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謎の女性の正体がわかります


第八話

明久side

 

今部屋には二人の聖剣使いがいた。

それから木場君の殺気が怖いです......

 

「先日カトリック教会本部のヴァチカン、プロテスタント側及び正教会が管理、保存していた聖剣エクスカリバーが強奪されました。」

茶髪の人......一誠の幼馴染みである『紫藤イリナ』さんがそう言う。

因みに顔が若干赤いのは対面時に真っ正面から『可愛い......』と言ってしまったからだろう。

 

「あの......質問。」

「な、何かしら?」

その服とても色っぽいですね(エクスカリバーって複数あるんですか)?」

「本音と建前が真逆だぞ明久ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

「な......な......な......」

 

「......話が進まんから私が言うが大昔の戦争でエクスカリバーは七つの破片に分裂してしまってね。

錬金術師に直されて今はこの様な姿さ。」

そう言って青髪に緑のメッシュの人......『ゼノヴィア』さんがエクスカリバーを取り出す。

これに一誠達の顔が若干強ばった。

 

「これは破壊の聖剣(エクスカリバー・デストラクション)。カトリックが管理している。」

ゼノヴィアさんに応じて紫藤さんが懐から紐を取り出すと......それが日本刀に変化した。

 

「わ、私のは『擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)』。自由自在に姿を変えることが出来るわ。

これはプロテスタント側が管理しているわ。」

「イリナ......わざわざ悪魔に能力を教えなくても良いだろう?」

「ゼノヴィア。いくら悪魔でもこの場では信頼関係を築かなければ意味が無いでしょう?

それに能力を知られても此処の悪魔には遅れをとらないわ。」

む......なかなか強気な発言だ。

 

「それで?こんな極東の島国の地方都市に何でエクスカリバーがあるのかしら?」

「リアス先輩、日本人が多いこの中でその発言はどうですか?」

「ああ、奪われたエクスカリバーがこの街に運び込まれたんだ。」

「......私の縄張りには出来事が豊富ね。」

スルーされた......だと?あと出来事は厄介事と=だと思います。

レイナーレ然り、ライザー然りです。

 

「それで?何処が盗んだのかしら?」

「奪ったのは『神の子を見張る者(グリゴリ)』だ。」

「あの......奪った人は?」

僕は手を挙げて聞いてみる。

 

「グリゴリの幹部の堕天使『コカビエル』だ。」

『よりによって一対一なら妾達とも対等に渡り合えるクラスの堕天使か。』

『『アザゼル』じゃないだけ増しだと思おうぜ。』

因みにフィーアと一緒に喋ったのは『ルーガ・マンモン』だ。

 

 

「私達の依頼......いや、注文だな。私達と堕天使の争いに一切関わらないでほしい。」

「つまり......ゼノヴィアさん達の上司は悪魔も堕天使も信頼してないの?」

「その通りだ。私自身も信頼してない。それに本部は堕天使と悪魔が組む可能性も......!?」

次の瞬間リアス先輩の魔力が限界ギリギリまで跳ね上がった。

 

「私は......いいえ!私達は!堕天使とは組まない!グレモリーの娘として!魔王の妹として!その顔に泥を塗るような真似はしないわ!」

「わ、私もでしゅ!私を留学させてくれたお父様に泥を塗るような真似はしません!」

今まで震えていたミーナちゃんの啖呵に二人は驚いたような顔になったけどゼノヴィアさんはふっと笑ってこう言った。

 

「その答えを聞けただけでも満足さ。この街に聖剣エクスカリバーが三本も運び込まれた事を言いに来ただけだしね。」

「あれ?正教会からは?」

宮内先輩が訝しげに聞く。

 

「あ~~~~~最後のエクスカリバーが三日前に強奪されてね。正教会の老人達が全員ひっくり返ってしまったから援軍は出せんと言ってきたのだ。」

「ありゃりゃ......そりゃ大変だ。」

って事は......!?

 

「え!?じゃあ二人だけで堕天使と戦うの!?危ないよ!」

「私からも言わせてもらうはバカなの?死ぬつもり?」

「そうよ。」

「私も同意見だが出来るなら死にたくないな。」

 

「相変わらず貴方達の信仰は常軌を逸してるわね。」

「我らの信仰を愚弄する気か。」

「愚弄する気なんか無いよ!信者の命を省みない神様なんて最低だ!」

「貴様......!主を虚仮にするか!」

その言葉にリアス先輩が頭を抱える。

やっちまった......

 

「......吉井さん。」

う......アーシアからも非難めいた目だし......

 

「む?君は......もしやと思ったが『魔女』アーシア・アルジェントか。悪魔になるとは......堕ちるとこまで堕ちたな。」

「っ......!」

魔女。それはアーシアにとって忌むべき言葉だ。

 

「何言ってるんだよ!そっちが勝手に祭り上げて!そっちが勝手に捨てただけだろ!何でアーシアが魔女って言われなきゃいけないんだよ!」

「同感だ!お前らはアーシアを救いを求めていた彼女を誰も助けなかっただろ!」

「ふん、聖女に救いなど無用だ......と言いたいところだがアーシア・アルジェントはまだ主を信仰しているようだな。」

っ......!?

 

「ゼノヴィア、悪魔が主を信仰し続けるわけが無いでしょう?」

「いや、彼女からは背信行為をしても主を捨てきれず、尚主を信じ続ける輩と同じ気配を感じるんだよ。」

......この人ってバカっぽいけど意外と鋭い人かもしれない。

 

「捨てきれないだけです。ずっと信じてきたもので、いなくなったお姉ちゃんとの唯一残った絆だから......」

「そうか。なら私に斬られると良い。罪深くとも、我らの神は君を救うだろう。」

ゼノヴィアさんがアーシアを切り裂かんと襲い掛かり......

 

「図に乗るなよ......狂信者が!」

突如聞こえた声と共に蹴り飛ばされた。

 

「な......」

「え......」

アーシアの目の前にはアーシアに良く似た容姿......唯一違うのは目が紅いことぐらいだの女性が立っていた。

 

「何で......」

「そんな......でも......」

「あの......貴方は......?」

「私か?私は......」

アーシアが涙目になり木場君が呆然となる。

 

「私は『アリア・アルジェント』。アーシアの姉にして裕斗と同じ『聖剣計画』の犠牲者さ。」

「お姉ちゃん!」

「アリア......さん。」

歯車が......ゆっくりと回り始めた。




如何でしたか?
次回は謎の女性......アリアとの戦闘です。
そして衝撃の事態が......!
次回もお楽しみに!
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