明久side
「「..........」」
凄く......気まずいです。
結局アリアさんに負けた僕らと紫藤さん達は同盟を組むことになって匙君、蒼那先輩も巻き込んでの大捜索になったんだけど......まさかカソックを着て回ることになるとは思わなかった。
因みに物凄く木場君とアリアさんの雰囲気が険悪です。
「あ~~~~~今日で回り初めて三日だが本当にエクスカリバーがあるのか?」
「ある。......あって欲しい。」
なんせゼノヴィアさんも紫藤さんも偽物掴まされて軍資金全部無くしたもんね。
「む......これは......『九楊』の妖術じゃな。」
「九楊?誰だそいつ?」
あれ?木下君は何時の間に妖狐と仲良くなったの?
「うむ。儂がランニングしていると必ずあっての。良く話すんじゃ。(そ、それに儂の好みのど真ん中じゃしな......)」
木下君、何で顔が赤いの?
「ふ~~~~~ん......そこだ。」
ギン!
音に振り向くと何も無い空間でアリアさんのエクスカリバーが何かとぶつかり合っていた。
「ち、『
「そ、そんな......」
アリアさんの視線の先には狐耳の女性がいた。
「はい、神父の一団ご案内ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
「させるか!」
「フリード!」
木場君が押さえたのはフリード。レイナーレに雇われたくせにあっさりレイナーレの仲間を虐殺した奴に寝返った奴だ。
「今度は退魔師崩れか!」
「く、九楊......?何故......」
「私もこんなことしたくありません。でも......支配から逃れて御母様達の元に戻るにはこれしかなかったんですよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
九楊さんが悲鳴を挙げてアリアさんと打ち合う。
支配......?
「......何時発見したのか知らんが随分外道な使い方をするな。『
「は!原作と違って最初からリアス達がいるが......関係ねえ!皆まとめてこの『神谷刃』様の奴隷にしてやるぜ!」
っ......!こいつ......!レイナーレの仲間を虐殺した奴と同じ雰囲気だ!
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!あの人怖いっす!」
「く......明久!あんたはギャスパーとアーシア、ミーナと戦闘能力が無い坂本達を守って!
一誠達は妖狐を除いた二人を叩き潰しなさい!」
「匙君は兵藤君達の援護を!」
「「「了解!」」」
リアス先輩と蒼那先輩の指揮の下僕らは戦闘を開始する。
「支配の聖剣には気を付けろ!あの聖剣は神器だろうが魔法だろうが支配するぞ!」
何それ!?反則級じゃないか!
「..........」
「島田さん?」
「あ、ううん。何でもない。(何でだろ......あんな風に使われているエクスカリバーを見ていると胸が切なくなる......最近見る夢のせいなの?)」
「食らえ!『
「げぇ!?」
「きゃ!?」
匙君が繰り出した黒い紐がフリードと九楊さんの足に巻き付くけど......
「ふん、『黒い龍脈よ女に巻き付け』。」
「くそ!随分使いこなしているじゃないか!」
「ふん、当然だ。女性を全員俺の奴隷にするんだからな。」
「下衆が!」
神谷君に向かった紐は見事に操られアリアさんに巻き付かんとしつこく追い縋る。
「お前達、何をしている。」
膠着していた戦場におじいさんの声が入る。
......誰?
「貴様は..........!」
「お前は..........!」
「「『バルパー・ガリレイ』!!!!」」
アリアさんと木場君が怒号を挙げる。ってことはあの人が......!
「あの人が......お姉ちゃんが行方不明になる原因を作った人......」
つまり聖剣計画の主犯か!
「このベロちゃんが俺を放してくれないんだよ。」
「わ、私もです......」
「ふん、お前達の聖なる因子を高めれば斬れる。」
フリードに聖なる因子とか......笑えない。
そして二人はあっさり黒い紐を切り裂くとフリードの閃光弾で逃げ出しぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?
「九楊!」
「き、木下!?待ちなさい!」
「木下君!?」
「秀吉落ち着け!」
「............待て。」
「「「「待て!(待ちなさい!)」」」」
聖剣使い組&坂本君達と木場君が走って追いかけてしまう。
「っ!吉井明久、追跡します!」
「気を付けて!」
「了解!」
僕は九人を走って追いかけた。
....................
でっ!着いたのは......
「何で此処なのさ。」
レイナーレ達の隠れ家だった廃教会だった。
「と、取り敢えず入んないと。」
僕は教会に突入し地下に降りる。
そこでは......七本のエクスカリバーがぶつかり合う戦争だった。
フリードは凄いスピードで木場君に斬りかかり木場君は騎士のスピードで応戦する。
神谷君の支配の聖剣とアリアさんの祝福の聖剣が火花を散らせ紫藤さんの変幻自在の刃と九楊さんの透明になった体と剣がぶつかり合い、ゼノヴィアさんともう一人の人の剣が唸りを挙げる。
『もう一本は『
傲慢の剣士の人格である『ルルーシュ・ルシファー』が聖剣の名を看破する。
「九楊......!」
「落ち着けって言ってんだろうが!」
一方木下君は坂本君に押さえられている。
だけど......夢幻の聖剣を持っている人が血を吐いて倒れ伏した。
「..........因子に耐えきれなくなったか。」
え......!?
「紫藤さん危ない!」
僕は咄嗟に紫藤さんを突き飛ばし淫欲の魔術師の最大出力で壁を作る。
その瞬間無数の光の柱が降り注いだ。
何とか防いだけど......キツイ。
紫藤さんは......無事だ!
「っ!コカビエルか!」
アリアさんの言葉に僕は上を向く。
そこには十枚の翼を持った男の人が浮かんでいた。
「ふん、久しぶりだなアリア・アルジェント。」
「......三年前にグリゴリに殴り込んだ時以来か?」
「「何をしてんだあんたは!?」」
僕と坂本君の突っ込みが炸裂する。
「......一端退くぞ。流石にコカビエルにこの戦力では勝てん。」
「ち、貴様は何時からそんなに弱くなった?」
「ふん、妹と会えたのに死んでたまるか。」
僕は紫藤さんの手を引いてダッシュで逃げるけど......
「!?擬態の聖剣が!」
良く見ると日本刀はよりによって神谷君の足元に転がっていた。
「命あっての物種!」
紫藤さんが戻らないようにお姫様抱っこをして逃走した。
因みに紫藤さんが声になら無い悲鳴を挙げたけど無視した。
それから木下君は坂本君に米俵のように担ぎ上げられていた。
如何でしたか?
美波に宿ったものも正体がすぐにわかります。
ヒントは......青セイバーの宝具の一つです。
それでは次回もお楽しみに!