ハイスクールD×B   作:紅優也

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コカビエル戦が終結。
そして美波に少し魔の手が迫ります。


第十二話

明久side

 

島田さんと木場君が発現した神器の禁手......それは敵にも味方にも驚愕をもたらした。

 

「馬鹿な......こんな展開が原作にあるわけが......」

「妖精郷の聖剣......」

「綺麗......」

皆がみとれていたけど島田さんと木場君は違った。

 

「行くわよ!」

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

木場君がフリードに島田さんが神谷君に斬りかかる。

 

「く、くそがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!『偽・螺旋剣Ⅱ(カラドボルグ)』!」

神谷君がネジ曲がった剣を射る。

けど......

 

「破刃一閃!消し飛びなさい!」

島田さんの振るった妖精郷の聖剣は一瞬で剣を消し去った。

 

「く、くそ!剣の群れの中で死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

神谷君が無数の剣を作り出し島田さんに向けて次々と撃ち始めた。

 

「ふう......切り刻め『風刃の咆(ミカエル)』!」

「穿て......『デュランダル』!」

アリアさんの方向から飛んできた風とゼノヴィアの振るった剣に全て切り刻まれ消滅した。

 

「何......!?」

「そのまま吹き飛びなさいこの外道!『風王鉄槌(ストライク・エア)』!!!」

「な......ギャアぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

その風を纏った島田さんのエクスカリバーによって神谷君は地面に叩き付けられた。

一方木場君は......

 

「皆、僕らの気持ちは聖剣を越えたよ......」

既にフリードを倒していた。

 

「お姉ちゃん......それ......」

僕はアーシアの言いたいことがわかった。

何故ならアリアさんの背中には......

 

「ああ、これか?これは私の神器『生命の翼(セフィラス・ウィング)』だ。」

紅、蒼、翠、黄、白の十枚の天使の翼を背中から生やしていたからだ。

 

「綺麗......」

「まあ......な。」

アリアさんが少しばかり悲しそうな顔になったのを僕は見逃さなかった。

 

「......そうか!わかったぞ!聖魔剣の生まれた理由......それは即ち聖と魔、相反する力のバランスが崩れたと言うこと。

つまり魔王だけでなく神も......」

ドス!

「な......」

僕はコカビエルがバルパーを刺し殺したのを信じられない目で見た。

 

「バルパー......独力でその事実までたどり着いたのは流石だと誉めよう。しかし頭が良すぎたな。」

「お前......!」

僕はコカビエルに本気で殺意が沸いてきた。

 

「赤龍帝、限界まで溜めて誰かに譲渡しろ。」

「な、何......!?」

こいつ......遊んでやがる!

 

「一誠!此処は......」

「ウチがやるわ!」

僕が名乗り出ようとしたら島田さんに先を越された。

 

「兵藤、御願い。」

「......応!」

一誠の赤龍帝の籠手が限界までブーストする。

 

「来た!行けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!島田ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

『Transfer!!!!!!』

 

「行ける!『約束されし勝利の剣(エクスカリバー)』!!!!」

島田さんのエクスカリバーから迸る光の剣がコカビエルに迫り......拮抗した。

 

「ふ、ははは!素晴らしい!素晴らしいぞ!」

コカビエルは大笑いし......

 

「そしてそのまま......」

「『起動(アウエイクン)』!やれ姫路!!!」

「はい!『試獣召喚(サモン)』!『熱線』!」

「何!?グアァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

次の瞬間姫路さんが召喚したそれがコカビエルに熱線を叩き込みコカビエルが怯んだその時に島田さんのエクスカリバーの渾身の一撃が炸裂した。

 

「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

「取り敢えず勝った......」

「まさか不意を突かれるとはな......」

まさか......生きてた?

 

「あんたの好きな戦争(何でもあり)に乗っただけだが?」

「くくく......確かに。」

坂本君の言葉にコカビエルが苦笑いをする。

 

「コカビエル......まだやる気か?」

「当たり前だ!漸く戦争らしくなったのだ!楽しまなくてどうする!」

「これ以上は消耗戦だ。悪魔も天使も堕天使でさえ纏めて滅びるぞ。」

「知ったことか!あのままやっていれば我々は勝てたのだ!」

「そりゃそうだ、魔王も神も死んだんだからな。」

「......え?」

僕はアリアさんの言ったことに硬直した。

 

「お、お姉ちゃん......それは......本当なんですか?」

「......ああ、何時かは知らんが死んだらしい。」

「そ、そんな......」

「嘘だ......」

ゼノヴィアさんと紫藤さんがこの世の終わりの様な顔で座り込む。

 

「ち、話すタイミングを間違えたか?取り敢えずコカビエル......」

「何だ?」

「精神的に死ね。『炎盾の哮(ラツィエル)』、禁手。『知識が告げし死の宴(エンドレスヨッドコクマー)』。」

「な......ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

アリアさんの手がコカビエルの頭に触れるとコカビエルが悲鳴と共に倒れ伏す。

 

「知識を司るセフィラの中で溺れ死ね。」

アリアさんがそんな事を事も無げにそう言う。

 

「それから......『白龍皇(アルビオン)』。いるんだろ?」

「む......気付いていたか。」

そう言いながら出てきたのは純白の鎧をつけたイケメンだった。

 

『......目覚めていたか白いの。』

『ああ、久々だな、赤いの。』

多分話してんだろうけど......敵意を持って話しているんじゃないってのはわかる。

 

『どうした?敵意が予想以上に少ないようだが?』

『ふ、貴様とてそうだろう?』

『お互い闘い以外に興味が沸いてきた......と言うことか。』

『違いない。』

二匹はくつくつと笑うとそのまま黙り混む。

 

「さてと......アザゼルの所に帰るか?『ヴァーリ』?」

「ふん、そうだな。『アリア』。」

......はい?

 

「ああ、言い忘れたな。私は今三勢力全てに平等に手を貸す傭兵なんだ。

今回はアザゼルに頼まれてコカビエルを捕まえるのに協力した......それだけだ。」

「おい、転移の準備が完了したぞ。」

ヴァーリに言われたのを聞いてアリアさんは転移陣に向かう。

 

「お姉ちゃん!!」

「......アーシア。お前にもう私は必要無いだろ。

それに......ひょっとしたら私達はすぐに再開するかもしれんぞ?」

アリアさんはそれからと言って......

 

「今回の事は『どんな手を使っても』アザゼルに謝罪させてやる。」

爆弾発言をした。

そして二人は転移陣に消えていった。

 

....................

第三者side

 

「エクスカリバーが甦ったですって?」

腰に剣を吊るした眼鏡の青年が同じく眼鏡をかけた青年にそう言う。

 

「ああ、しかも鞘の禁手による完全な復活だ。先の大戦で割れた七つの欠片を無理矢理寄り合わせた紛い物では無い。」

「そうですか。『ルフェイ』を拐おうとした人間が使ったのとは桁が違うと......」

「その通りだ。どうする気だ?『アーサー』?」

「当然、戦いますよ『ゲオルク』。」

剣を吊るした青年......『アーサー・ペンドラゴン』が話していた青年......『ゲオルク』にそう言う。

 

「『曹操』が言っていたが可能なら『魔王』と一緒に勧誘若しくは誘拐してこいだそうだ。」

「そうですか。所でエクスカリバーの所有者の名は?」

「......『島田美波』だそうだ。」

少しずつ......(カオス)は迫っていた。




如何でしたか?
次回はこの章の最終話です。
次回もお楽しみに!
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