明久side
翌日、僕はアリアさんの事を隠して昨日の事を報告していた。
「てな事がありました。」
「堕天使総督にその依頼の直後に妙な神器を使う人間の襲来......三勢力の会談の事は聞いていたけどどうして私の縄張りには厄介事が来るのかしら?」
「それについては何とも言えません......」
この街って闘争の渦でもあるんだろうか?
「ん?何か校庭が騒がしいですけど......ってギャスパー君が虐められてる!?」
「何ですって!?すぐに行くわよ!」
リアス先輩が凄いスピードで駆け出して行き僕らはそれに慌てて着いていった。
「木場君、もしかしてリアス先輩って眷属に手を出されたら怒るタイプ?」
「部長が......と言うよりもグレモリー家自体がかな?眷属に手を出されると凄く怒るらしいよ?」
『私達の時代のグレモリー卿は部下を大事にしていたからな、これは当然か。』
『ウィン・レヴィアタン』がウンウンと頷いているけど......それって物凄く怖いんじゃないかな?
「あ、着いた。」
僕らが現場に着くと......
「ヒィィィィィィィィィィィィィィィ!?ぼ、僕はお金持って無いっすよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
『うっせーんだよ男女が!!!』
『何でてめえが外に出てんだ!』
『さっさと開かずの教室に帰れ!』
怯えに怯えたギャスパー君と訳のわからない事を言う不良達だった。
まあ、男女の部分は否定出来ないけど......
「っ......!あいつらまたギャー助を一人ぼっちにさせる気!?ふざけんな!!!」
宮内先輩が加速してリアス先輩を追い越し不良達を飛び越えギャスパー君の前に降り立つ。
「れ、霊先輩ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!怖かったっすぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
ギャスパー君が宮内先輩に泣きながら抱き付く。
慕われてるなあ......
『おい!退けよお前!』
「退かないよ。ギャー助は私の大切な友達......あんた達みたいな薄汚い奴のの身勝手でまた一人ぼっちにさせるわけにはいかない!」
『て、てめえ......!此方が下手に出てりゃ付け上がりやがってぇ!!!』
「あら、そのわりには高圧的だったみたいだけど?」
宮内先輩に拳を振り上げた不良の腕をにこやかに笑いながら(目は笑って無いけど)掴むリアス先輩。
『っ!?て、てめえ!離しやがれ!』
「離すわけ無いでしょ?そっちが先に殴ろうとしたんだから。」
「さ~~~~~て......ギャー助虐めてくれた落とし前は確りつけさせて貰おうか?」
「その必要は無いわ。確保!!!」
次の瞬間不良達は風紀委員の腕章を着けた人達に取り押さえられる。
「ヴラディ君、大丈夫だった?」
「あ、はい。大丈夫っす雨崎先輩。」
ギャスパーの安堵を心配したのは二年生でありながら風紀委員長になった『雨崎奏』さんだ。
新聞部関連では過激な記事を書く新聞部とそれを取り締まる風紀委員って関係で宮内先輩とは犬猿の仲だけどそれ以外では先輩と後輩の間を越えた仲の良い友人だ。
「霊先輩、無茶をし過ぎです。今回はグレモリー先輩がいたから良いものの下手をすれば殴られてましたよ!?」
「や~~~~~ごめんごめん。ギャー助の友達第一号の私としてはどうしても許容出来ないんだよねぇああいうのは。
奏ちゃん、あいつらの事記事にしても良い?」
「ダメです。霊先輩が記事を書いたら彼らは社会的に消滅してしまいます。それから『ちゃん』付けは止めろと何度も言いました。」
「......明久、あの人は何をやらかしたんだ?」
「坂本君......世の中には知らなくても良いことがあるんだよ?」
「知ろうとしたら俺の身に一体何が起きるんだ!?」
ふう......破滅だよ。
「それでは、彼らは風紀委員室で反省文を百枚書かせますので。それから次こそは新聞部を潰してみせます。」
「くくく......出来るかな?」
挑戦的な視線の雨崎さんと挑発をする宮内先輩。
二人は本当に友達としてお似合いに違いない。
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奏side
「それで?彼らは何か吐きましたか?」
私『雨崎奏』は風紀委員室で先ほど捕縛した彼らの尋問を担当した風紀委員に聞きました。
彼らは確かに不良でしたが転生者ではなくまたギャスパー・ヴラディ君の様な気の弱い人間に対する虐め等をしない事で有名な三人組でした。
この事から導き出せる答えは何らかの洗脳系......例えば『絶対尊守のギアス』等で無理矢理やらされたという事です。
『はい、『黒い翼を持った女の声を聞いたら何時の間にか虐めていた』だ、そうです。』
「......聴覚を利用した洗脳......『聴覚版の絶対尊守のギアス』辺りでしょうか?」
「黒い翼......堕天使だね。そして堕天使で転生者というと......」
副風紀委員長である『レオン・シュツバルド』君も思い当たった様です。
つまり今回の犯人は......
「『
「やれやれ......よりによってギアスか。誰と契約したのかな?」
「恐らく『V.V.』でしょう。逆ハーレムを目指す彼女が『C.C.』を選ぶわけがありませんから。」
「それもそうか......だけど何らかの方法でギアスを作り出した可能性もあるよ?」
「その可能性もありますけど今は彼女の目的です。何をしたかったんでしょうか?」
『あの......索敵班からの報告ではあの不良達の上空に堕天使の反応があったそうです。』
その言葉に私もレオン君も彼女のしたいことがわかりました。
「ギャスパーに対するフラグ建てですね。」
「同感だ。不良に襲われるギャスパーを助けてフラグを建てそれを足掛かりにして一誠達リアス・グレモリー眷属の男子を全員自分の物にする腹積もりだったんだろう。」
「ついでに会談に参加するサーゼクスやアザゼル......ミカエルもでしょうね。彼女はグレイフィア何かにサーゼクスは勿体ないと言っていたみたいですから。」
「向こうの狙いがわかったし此方も対策を立てるとしよう。」
私達は対策会議を開き方針が固まった所で今日は解散にしました。
さて......今日もバカテスと『響』達の活躍を読みましょう。
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???side
「何で!何であんな女がギャスパー君の側にいるのよ!」
私『神尾七菜』は今日見た光景が信じられなかった。
今日は何故か開かずの教室から出ていたギャスパー君にフラグを建てるために不良達をけしかけたのに......!
何であんながさつなパパラッチみたいな女が助けに来てしかもギャスパー君がなついているのよ!?
「しかも昨日会ったイッセーと明久君は私に靡かなかったし......!」
私は吉井明久君を中心とするバカテスの男子が此処に来たのは私が『
「何で島田美波何かが木場君と仲が良いのよ!」
木場君と島田みたいな暴力女が釣り合うなんて絶対にあり得ない!
「ああ、皆!今すぐそんな自分勝手な奴らから私が助けてあげるわ!」
なんたって私は......皆のお姫様なんだから!
如何でしたか?
因みに神尾七菜のキャラは自分も書いててイライラしました(笑)
次回もお楽しみに!