明久side
「明久......俺は今猛烈にこの世に生まれた事を感謝している......!」
「............シャッターチャンス......!!!」
一誠が涙を流し、土屋君が鼻血を出しながら指の残像が残るくらいの速度でカメラのシャッターをきっていた。
因みに僕らは今......蒼那先輩に頼まれてプール掃除をする事になったんだけどリアス先輩が対価として一番最初にプールを使わせる事を提案したから水着に着替えたんだけど......うん。
「目の保養が六。微笑ましいのが四。可笑しいのが二。泳ぐ気満々なのが二。」
因みに目の保養がリアス先輩、朱乃先輩、九楊さん、リディスさん、姫路さん、紫藤さんだ。
微笑ましいのは学校指定の水着を来たアーシア、小猫ちゃん、レイヴェル、ミーナちゃんだ。
可笑しいのは何故か女物の水着を来ている木下君とギャスパー君だ。
しかも二人とも以外と似合っているという......
泳ぐ気満々なのは競泳用水着を来た美波と宮内先輩だ。
「それでイッセー、明久、島田さんの三人に頼みたい事があるんだけど......」
....................
「はい、ギャスパー君。一、二、一、二。はい、そこで息継ぎ。」
「は、はいっす。」
現在僕はギャスパー君にばた足を教えていた。
何でも小猫ちゃん、アーシア、ギャスパー君は水泳が苦手だから教えて欲しいというのがリアス先輩からの頼みだった。
因みに僕がギャスパー君、美波が小猫ちゃん、一誠がアーシアだ。
「す、すいませんっす、吉井先輩。僕のせいで......」
「良いの良いの、ギャスパー君が泳げる様になったら皆で楽しめるんだからね?」
「......はいっす!」
それからギャスパー君は少し泳げる様になりリアス先輩達と一緒に泳がせる事で上達させた。
「ふう......ちょっと疲れちゃった。」
僕はプールから上がって一息吐く。
「あ、アキも休みなんだ。」
僕と同じく上がった美波が話しかけてくる。
「うん。美波も?」
「そうよ。小猫の訓練も一段落したことだしね。」
僕らはそれから他愛もない話をしながら休む。
「ふあ......眠くなっちゃった......」
「疲れたんじゃないの?昼寝したら?」
「うん。そうさせてもらうよ......」
暖かい日差しが気持ちいい......
....................
これは......夢......?
追われる母と子、追う何人もの男の人達。
そして二人は追い詰められて男達の攻撃が......届く前に全て消し飛んだ。
『姉さん!?』
『よう、無事か?○○に姪っ娘よ。』
『え、ええ!私も○○も大丈夫よ!でも何で姉さんが此処に......』
『虫の知らせ.......いや、魔王の勘じゃダメか?』
そう言ったのは傲慢の剣士を肩に担いだ一人の女の人だった。
......まさかこの人が前の担い手!?
『○○、此処は私が抑える。だからお前は逃げろ。』
『でもそれじゃあ姉さんが......』
『大丈夫だ!必ず生き残るさ!』
そう言って前の担い手さんは淫欲の魔術師を起動させて親子を逃がすと男達に向き直る。
『さて、○○朱菜......いざ魔王と共に参る!』
そう言って朱菜さんは男達に躍りかかった......
....................
夢から覚めた僕が見たのは......
半壊したプール。
リディスさんに正座させられているリアス先輩、朱乃先輩、ゼノヴィアさん、ミーナちゃん、レイヴェル、紫藤さんの六人。
半壊したプールを溜め息を吐きながら直している宮内先輩。
プールサイドで鼻血まみれになって倒れている土屋君と必死に輸血している坂本君だった。
「これは一体何があったの!?」
僕は叫ばずにはいられなかった。
後になって美波に聞いた話だけど発端は一誠の所有権を巡ってリアス先輩と朱乃先輩が戦い始めてそれに危機感を感じた一誠が逃げ込んだ場所にゼノヴィアさんがいて一誠に子作りをしようと言ったらしい。
で、土屋君が鼻血を吹き出しながらノックアウトされて、何故か僕を膝枕する権利を掛けて言い争いをしていた紫藤さん、レイヴェル、ミーナちゃんもついには戦闘に発展して......ついにぶちキレたリディスさんに喧嘩していた全員が纏めて怒られる事になり半壊したプールを作り出す事に特化した宮内先輩が直す事になったらしい。
敢えて言おう......なんでさ。
「ふう......今日はプール掃除とプール開き(個人)だった筈なのに普段と同じくらい疲れた......」
「あはは......あの人達といると毎日が新鮮になっちゃうわ......」
疲れた僕と美波は溜め息を吐きながら......
「切り裂け......『蒼ノ一閃』!」
この前の女の子(?)の攻撃を受けていた。
「だあ、もう!何でこいつは僕らを目の敵にしてんのさ!?」
「知らないわよ!愚痴る暇があったら応戦するわよ!」
今の陣形は僕が淫欲の魔術師で女の子(?)を牽制し美波がその隙に切りかかるというのを行っていた。
「!?此処で来るか......白龍皇に赤龍帝......!」
女の子(?)は悔しそうに言うとそのままダッシュで逃げていった。
「明久に島田、大丈夫か!?」
「無事か?俺の先祖を使う者よ。」
僕はやって来た二人に安堵して......
「先祖?」
「ん?ああ、俺の名は『ヴァーリ・ルシファー』。君の使う傲慢の剣士を司る魔王......『ルルーシュ・ルシファー』の子孫だ。」
「..........え?えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
本日で一番の事実に僕は絶叫した。
そして......
「あ、姉上!?儂の腕はそっちに曲がらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
同時に木下君の悲鳴も轟いた。
如何でしたか?
次回はAクラスの貴腐人とボーイッシュが登場します。
次回もお楽しみに!