明久side
「まさか悪魔専用のホームが地下にあったなんて......」
只今僕らはリアス先輩の家に向けて電車で向かっていた。
「お、驚く事はありませんよ。悪魔は隠れた存在ですから。あ、でもリーアちゃんの家に着くのは遅いですよ。領土が広いですから......」
「?何でミーナちゃんがリアス先輩の幼い頃に呼ばれてた名前を知ってるの?」
「はう!?そ、それは......」
「お嬢様がリアス様、ソーナ様の幼馴染みだからです。」
「「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」」」」
ミーナちゃんの眷属、僕ら、朱乃先輩と何故か無口の小猫ちゃんを除いたグレモリー眷属全員が驚いた。
「はうぅぅぅぅぅ......私は二人と違って自信に出来るものが何一つ無いから黙ってたのに......」
自分で自分を貶すミーナちゃんの頭を僕は撫でる。
「ひ、ひゃわ!?」
「そんな事は無いよ。ミーナちゃんに人望があったからこんなに良い眷属が集まったじゃん。自分を卑下しなくて良いんだよ。」
「よ、吉井さん......」
ミーナちゃんの顔が赤く染まって僕から目を反らす。
むう......僕ってそんなに不細工なんだろうか?
「む.......ちょっとトイレに行ってくる。」
「おう、早めに帰って来いよ。」
「ん。」
僕は隣に座っていた坂本君にそう言って席を立った。
....................
「ふう......一杯出たなあ......」
トイレを終えた僕は手を洗って外に出る。
ドン!
「うわっと!?す、すいませ......」
「あ、いえ。此方こそ。」
僕は目の前の人に魅了された。
腰まで伸ばした銀髪、まるでルビーの様な真紅の瞳、そして雪の様に白い肌......
僕の胸が高鳴り顔が熱くなる。どうしたんだろ?病気かな?
「あの......どうかしたんですか?」
「あ、い、いえ!僕は此処で!」
僕は慌てて女性から離れて皆の所に戻って行った。
....................
???side
「......彼は一体どうしたんだ?」
私は凄い勢いで去っていった彼に首を傾げながら我が主と私が『女王』として支える仲間達の元にたどり着く。
「只今帰りました主。」
「お帰り。」
主は魔導書を読みながら座っていた。
他のメンバーは......
「ふむ......冥界と言うのも地上と変わらないのですね。」
「当たり前だよ......地上と違ったら大変だって......」
「あら?私がお父様に放り込まれた地獄は正に絵に書いたような地獄だったけど?」
「..........ぐ~~~~~~~~~~」
「もうすぐ俺達の王の親父の領土に着くぞ。起きろ。」
「おお~~~~~~王様~~~~~冥界に着いたよ~~~~~!」
「やかましい!黙ってろ!」
「相変わらずレヴィはうるさいですね......」
主......『ラウナ・アスタロト』の眷属達はそれぞれがマイペースな会話をしながら降りる準備を(一人は器用なことに寝ながら準備している。)する。
「主......そう言えば何故『ディオドラ』様に帰還の事を伝えなかったのですか?」
「..........最近、ディオ兄には黒い噂が絶えないから......僕は出来る限りお家騒動とかしたくないからね。」
主は切なそうに笑いながら降りる準備を終える。
「さてと......電車を降りて家に荷物を置いたら家族に皆を紹介するから!部屋にいてね特にレヴィは。」
「何で僕だけ念入りなのさ!?」
何時も何時も約束をすっぽかして遊びに行くからだろ。
「それじゃ......降りよっか。」
「はい。」
主『はやて』......私は新たなる主の所で幸せになります。
貴女がくれた『
....................
明久side
「まさかリアス先輩のお母さんが若作りをするとは思わなかった。」
『危うくお主はグレモリー卿を通報しそうになったしな。』
僕は今悪魔の勉強をしている一誠を残してグレモリー卿の領地の首都を歩き回っていた。
因みに着いた途端に遭遇したリアス先輩のお母さんにびっくりして危うくグレモリー卿をロとついてンで終わる変質者として通報しそうになってしまった。
その後でリアス先輩の甥のミリキャス君と遊んだり土屋君が工藤さんとのエロトークで鼻血を吹いたり(僕はミリキャス君の耳を塞いでいた)木下君が九楊さんに寝室に引きずり込まれたり姫路さんが作ったお弁当が死ぬほど美味くて坂本君が卒倒したり(その後「し、翔子!?来るな!俺はまだ自由を......!」とうなされていたけど......)と着いて早々に色々あったけどね......
「所で『黒歌』さん。どうして僕に引っ付くんですか?」
「にゃはははは......ちょっとしたスキンシップだにゃ。」
いやいや、普通は引っ付いたりしないでしょ。
「と、言うのは冗談で。」
『む......こやつさては妾の力で......』
黒歌さんは人通りの無い場所で僕に抱き付くとそのまま僕の力が抜ける。
『!?仙術じゃと!?明久!退避を......遅かったか......』
力が抜けた僕に黒歌さんはそのまま着ている着物を脱ぎのし掛かる。
「にゃはは......体が火照ってるから吉井君に冷やして欲しいのにゃ......」
ちょちょちょちょちょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?
『......すまぬ。どうやらこの猫又......いや、猫魈は妾の魔力に触れて発情したらしい。』
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?
「ちょ、誰か......助け......」
ドゴン!
音に振り向くとそこには呆然としている一誠とリアス先輩、そしてパンチを放った姿勢で止まっている小猫ちゃんだった。
「..........何やってるんですか姉様。」
..........え?
如何でしたか?
小猫の問題は原作より複雑になります(黒歌がいますし。)
次回もお楽しみに!