ハイスクールD×B   作:紅優也

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遅れましたが投稿です。


第二十六話

明久side

 

 

「くくく......アスタロトの弟の眷属は中々に豪快な性格らしいな......」

「笑い事じゃ無いですよサイオラーグさん!下手をすれば大問題ですよ!?」

しかも黒焦げになった相手はピクリとも......

 

 

「邪魔だ退いてろ。」

今度は黒焦げになった男の人を担いだ黒髪の人が黒焦げになった人を蹴り飛ばした。

 

 

「『ウルキオラ』さん!?蹴っちゃダメだよ蹴っちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

ラウナ君の悲鳴が聴こえるけど取り敢えず僕らは会場に入る。

 

 

 

「ううううう......どうして僕の眷属はリィンとアスナとサチ以外はこんなに自由奔放なんだろ......」

「あ、主!しっかりしてください!それからウルキオラ!何故『ライナ』が黒焦げになっているんだ!?」

「......本来眷属が全員いなければならないのを一人だけ昼寝を決め込んで寝ていたからだ。」

「それはライナが悪いな。」

「リィン!?お願いだから即答をしないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

......ラウナ君は苦労してるんだね。

 

 

その後、修復作業も終わりテーブルが用意される。

僕は人間なので隅っこで大人しくしてよう。

因みに会場で匙君とソーナ会長に会ったから挨拶したら......何故かソーナ会長が元気が無くて匙君に至っては僕に敵意を向けてきた。

何故だろう?

 

「..........匙に聞いた話だがお前の家にセラフォルーさんが住んでからソーナ会長がお前を気にしているからだそうだ。」

「え!?何で!?」

「(お前に落ちかけてんだよボケ久!)」

「(相も変わらず鈍感じゃのう......)」

「(............明久君がどんどん離れていっちゃいます。)」

 

 

「私は『シーグヴァイラ・アガレス』。大公アガレス家の次期当主です。」

「み、ミーナ・ハルファスでしゅ......。ハルファス家の次期当主です。」

「俺はサイオラーグ・バアル。大王バアル家の次期当主だ。」

「私はリアス・グレモリー。グレモリー家の次期当主です。」

「私はソーナ・シトリー。シトリー家の次期当主です。」

自己紹介した全員が既に当主として最適だと思うのは立ち振舞いを見ているからだろう。

 

 

「僕は『ディオドラ・アスタロト』。アスタロト家の次期当主です。」

「......ラウナ・アスタロトです。ディオドラ兄さんの補佐です。」

......?何故かディオドラとラウナ君の間の空気が悪いような......?

 

「(む、不味いですね。)」

「(レヴィ!)」

「(了かーい!)おーい!『吉之明宏』!僕と遊ぼーよ!」

「僕は『吉井明久』だからね!?てか吉之明宏って誰!?」

「明宏?」

「明久!」

何て物覚えの悪い子なんだ!

 

 

『..........?この女は何者じゃ?魔力が体の中央にまるで心臓のように集まっておる......いや、あの黒焦げの男を担いできた男に至っては魂魄がそのまま歩いているかのような......』

どうにもフィーアには思う所があるらしい。

 

 

『皆様、大変長らくお待ちいただきました。

皆様がお待ちでございます。』

僕らが通されたのは異様な場所だった。高い場所にはグレモリー卿やサーゼクスさんが座っていた。

 

 

『..........ふん。今代の魔王以外は上級悪魔で我等と対等に戦えそうなのはグレモリー卿とハルファス卿とシトリー卿......それからフェニックス卿位か。』

『他は地位にふんぞり返ってるだけだなこりゃ。』

うん、ルルーシュ達の強さを知っている僕からすれば弱いなこりゃ。

 

 

「良く集まってくれた。

次世代を担う貴殿らに集まって貰ったのは貴殿らの顔を改めて確認するためだ。

これは一定周期毎に行う若き悪魔を見定める会合でもある。」

『さっそくやってくれたようだが......』

そしてラウナ君に対して怒る失笑の嵐に僕は少し苛立ち始めた。

 

 

その後でサイオラーグさんが勇ましく禍の団(アリアさんがオーフィスを匿ったところ。)の討伐に駆り出されるのかサーゼクスさんに聴いたりサーゼクスさんがそれを理路整然とした口調で言いくるめたりサイオラーグさんとリアス先輩の目標を聴いてらしいなと思ったりしたけど......その後にぶちきれた。

 

 

「私の夢は冥界にレーティングゲームの学校を建てる事です。」

それはソーナ会長の目標の話だった。

その言葉にサーゼクスさんとセラフォルーさん、そして二人の同僚(つまり魔王)と思われる五人以外は眉を潜める。

 

『レーティングゲームを学ぶところなら既にある筈だが?』

「それは上級悪魔や一部の特権悪魔しか通えない学校です。

私が目指しているのは下級悪魔、転生悪魔が分け隔てなく通える学校です。」

ソーナ会長......

 

 

『『『ハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!』』』

次の瞬間起こった笑いの渦に血管がぶちきれそうになる。

 

『それは無理だ!』

『これは傑作だな!』

『なるほど夢見る乙女と言うわけですな?』

!?こいつら..........!

 

 

「..........何で?僕達の王様みたいにどっかの『色情魔(ちちおや)』が下級悪魔に孕ませた子が僕達っていう優秀な眷属もってるじゃん?

別に良いんじゃない?許可しても?」

水色の髪の女の子......『レヴィ・ラッセル』の言葉が場を凍らせた。

 

 

「ふん。確かにな。どっかの『(ディオドラ)』の様に女の気持ちも弄ばんしな。」

今度は灰色の髪の女の子『ディアーチェ・クローディア』がそう言う。

 

 

『っ!穢れた血の悪魔の眷属風情が......』

ブチン!

うん......堪忍袋の尾が切れた。

 

 

「いい加減にしやがれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

僕の怒声に全員が愕然とする。

 

 

「さっきから黙って聞いてりゃ人の夢を馬鹿にしたり人を穢れた悪魔呼ばわりしたりしやがって......!

それ以上言うなら僕と大罪の英霊の全魔王が相手になってやるからかかってこい!」

僕が大罪の英霊の禁手を発動させると......既に臨戦態勢のルルーシュ達が出てくる。

 

 

『ひ!?』

「ふん......この程度で萎縮するような雑魚が良く人の夢をこけに出来たものじゃな。」

「さっさと潰......」

ルルーシュ達が物騒な事を言い始めた時に......

 

 

「そこまでですよ大爺様。」

「!?おいおい......『エド』の子孫かよ......」

「あ、あの......杖をお納め下さい大婆様。」

「む......お主は......『レミナ』の孫か。」

「け、権力はありませんけど......」

恐らくザンとフィーアの家系の人間が二人を止める。

 

 

「......そこまでだ。吉井君と初代の魔王達には私やグレイフィアでなければこの場に要るもの達は束にならなければ敵わないだろうね。」

サーゼクスさんの言葉で僕らは戦闘体制を解除する。

 

「そこでだ。我等は我等の英雄とも言うべき初代の魔王達とその主である吉井君を特例で王にしようと思うのだろうが......どうだろうか?」

............え?

 

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

僕の驚きが会場中に響き渡った。




如何でしたか?
次回もお楽しみに!
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