ハイスクールD×B   作:紅優也

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遅ればせながら投稿です。


第二十八話

明久side

 

 

『で、アキは悪魔になったわけ?』

「うん。因みに眷属の一人目はレイヴェルだった。」

『ああ、あの子なの。(アキの事を好きっぽいしね。向こうにとっては渡りに船ね。)』

僕は美波と電話で話していた。

因みに一誠達は蒼那会長とのレーティングゲームに備えて特訓をしているから城には木場君(美波は何故か『祐......木場』って言ってたけど)と話せなくて残念そうだった。

 

 

 

『ところで兵藤の訓練だけど......正直同情するわね。』

「同感だよ。」

何せドライグ、アルビオンに次ぐ力を持つドラゴン『魔龍聖(ブレイズ・ミーティア・ドラゴン)』タンニーンさんの下でタンニーンさんの吐く炎に追いかけ回されているんだから。(しかも山の中で)

 

 

『あ、ウチはミカエルさんに『転生天使にならないか?』って誘われてるわ。』

「転生天使......?」

『うん。トランプを使って転生するみたいよ。』

つまりそのトランプは悪魔の駒みたいなものか。

 

 

「ふ~~~~~ん......美波はどうするの?」

『一応、なろうかなって思ってる。折角の誘いだしね。』

......最近美波は木場君と仲が良いみたいだし......天使と悪魔のカップルか。

 

 

「あ、意外と絵になる。」

『何を想像したのよあんたは......』

美波はスレンダーな美少女だし木場君は普通に美男子だ。

 

 

「あ、ううん。此方の話。じゃあね。」

『ん。じゃあまたね。』

そう言って美波との電話は切れた。

 

 

「......眷属、早めに集めようかな。」

あれ以来僕を目の敵にしている悪魔も多いって聞くし.....それにラウナ君とレーティングゲームで戦う約束をしちゃったしね。

 

 

....................

 

只今僕は鼻歌を歌っているレイヴェルと一緒に歩いていた。

 

 

何故こうなったかと言うとライザーとのレーティングゲームで無茶をした罰に朱乃従姉さんに何でも言うことを一回だけ聞くって約束をしたんだけど......何故かそれが今になってレイヴェルと一緒に出かけるという命令になった。

 

 

てか従姉さん今更すぎだよ......

 

 

「レイヴェル、ご機嫌だね?」

「ええ!今まで私が明久と出掛けようとしたら明久が他にも人を呼ぶものですから......」

う......それを出されると辛い......

 

何せ今まで坂本君を連れてきて『馬鹿か』と言われたり木下君と九楊さん、木下さんと一緒に出掛けた時は三人に呆れられたり一誠達と一緒に出掛けた時は全員(特にリアス先輩と朱乃従姉さん)に白い目で見られたりとかしたからな~~~~~

 

「し、しかも最近はセラフォルー様やハルファスさんも家に来る始末ですし......正直姫島先輩には感謝していますわ。」

「あはは......すいませんでした。」

ぷくりと可愛らしく頬を膨らませたレイヴェルに僕は素直に謝る。

 

 

..........そう言えば少しわからないことがある。

 

 

「あのさ......」

「な、何ですの?」

「何で僕の眷属になってくれたの?」

僕がわからないこと。それはレイヴェルが僕の眷属になってくれた理由が全然わからないことなんだ。

 

 

「その事ですの?それは......その......あ、貴方の事が......」

「僕の事が......? !?危ないレイヴェル!」

僕はレイヴェルを抱えて横っ飛びに飛ぶ。

そして......数分前まで僕らがいた場所はどっかで見た男の子と紫色の髪で顔を隠した女の子が振るった剣で大きく抉れていた。

 

 

「!?君は......」

「ははははは!オリ主ってのはヒロインが忘れた頃に帰ってくるんだ!」

......ああ、うん。神谷君だ。

 

 

「そうだねつー事で死んでよ。」

女の子はそう言うと神谷君のお腹に刀を突き立てた。

 

 

「な......!?」

「あ......?何......で...だ?俺......は......」

「あっははは!バカじゃないの?此処はあんたみたいな勘違い達の知ってる『ハイスクールD×D』の世界じゃ無い。

吉井明久と兵藤一誠のダブルヒーローの二次創作の世界よ。

あんたみたいな踏み台転生者の代表が主人公になれるわけないじゃない。」

そう言って女の子は刀を横凪に振るい神谷君を両断した。

 

「......ふん、投影に『無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)』......しかも訓練してないから『衛宮士郎』の劣化品になってるじゃない。

良くこれでオリ主を名乗れるわね。真にオリ主になりたいなら......」

女の子は手にエクスカリバーを作り出すとそれを振るってきた。

 

 

「な......禁手!」

僕が咄嗟に禁手を発動するのと......エクスカリバーの光の斬撃が炸裂するのが同時だった。

 

 

....................

第三者side

 

「これくらいは出来なきゃね。まあ......吉井君は死んじゃったかもしれないけどそれはそれで私の目指しているダーク系二次創作に近付くから......!?」

少女『神闇紫音』は笑いながら立ち去ろうとして......煙の向こうから飛んできた魔力を伴った水の槍を振り向き様に弾き飛ばした。

 

 

「ち、禁手の一つ『英霊混合(クロスサーヴァント)』かな?」

「正解だよ。」

煙の中から出てきたのはレイヴェルの前に立ち更に柄に宝玉の埋め込まれた槍を持つ明久であった。

 

 

「槍の様子からすると淫欲の魔術師と悲哀の槍兵を混合させたもの......確か『悲欲の魔槍兵(レヴィディウスランスター)』だったかな?」

「っ......それも正解。」

明久は苦虫を噛み潰した顔になると槍を構え......紫音は逃げ出した。

 

 

「な......!?逃げるな!」

「禁手を使った君と真正面から戦うほど私は愚かじゃ無いよ!それから私の名前は神闇紫音!君達に滅びを与えるものさ!」

紫音は転移の魔術を使うとその場から消えた。

明久は溜め息を吐きながら前途多難だなぁ......と考えていた。

 




如何でしたか?
次回もお楽しみに!
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