ハイスクールD×B   作:紅優也

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ちょっと短いです。
ついでに奏と紫音の因縁もわかります。


閑話3

奏side

 

 

「神闇紫音が!?」

私は心ない悪魔に誘拐(される可能性は限り無く低いですが......)されないように吉井君を見張っていた風紀委員の報告を受けて思わず叫んでしまった。

 

 

 

『は、はい。神の五人の内の神谷刃は死にました、と言うか神闇紫音に殺されました神闇紫音は逃走。禍の団に帰還したようです。』

「っ......!」

私はその報告にいますぐ禍の団に殴り込みをかけてやろうかと思いましたがすぐに冷静になり今後の対策を練るために風紀委員の人達と合流することにしました。

 

 

「神原闇夜、貴女とは殺しあう因縁があるみたいね。」

私は響達を守るために、そして世界の未来を切り開く為に断ち切った筈の因縁に苦笑しながら城を出て合流地点に走っていった。

 

 

..........

紫音side

 

 

「へえ......へえへえへえ!あいつもこの世界に転生してんだ!私のダーク系二次創作計画を躓かせる原因になった女がさ!」

私『神闇紫音』はどっかの世界で『奪い取った』能力で雨崎奏......いや、『宮代楓』が私に対して

対策会議を開いているのを見て狂喜乱舞していた。

 

 

前世......と言うか最初の世界での私は平凡な一家に産まれてそのまま成長した。

 

 

そして高校生になった段階で私は他の人間とは思考が違うことがわかった。

 

感動的な話がまるで理解できなくてその登場人物が苦しむような話をたくさん書いた。

いやあ、凄く気味悪がられたものだよ。

なんせ私が書いたものは全部が全部私だけが楽をして後は全員が苦しむんだから。

 

 

 

お陰さまで小学生の頃から村八分されていた理由がわかって逆にせいせいしたよ。

同時に僕はダーク系二次創作にはまり二次創作サイトでどす黒いダーク系二次創作を書いていたらあら不思議、あっちゃこっちゃからアカウントを消されて私は怒り狂ったものだよ。

 

 

そして......私は死んだ。私を不気味だと思った『両親』に殺されて死んだんだ。

 

 

だけど私は自称邪神に会って取引を持ち掛けられた。

 

 

『退屈なテンプレ転生をして世界をダーク系二次創作の世界にしないかい?』ってね。

私は一も二もなく即答した「やろうじゃない!」とね。

 

 

私は手始めに『魔法少女リリカルなのは』の世界に転生してダーク系に染め上げた後で登場人物の一人一人にたっぷりと絶望を味あわせながら殺したわ。

ええ、もう最高だったわ!今までの鬱憤が嘘みたいに晴れていって逆に爽快だったのよ!

 

 

私は邪神に頼んで他にも転生者を呼び込んで戦ったりもしたわ、でも私を誰も倒せない。

そりゃそうよ。私は倒した相手の能力を奪うんですものテンプレ構成の雑魚じゃ勝てるわけないじゃない。

 

 

だけど......私が一番大嫌いな世界『戦姫絶唱シンフォギア』の世界で私の計画に齟齬が生じ始めたのよ。

 

 

手始めに主人公の回りから余計な人をいなくしてやろうとノイズを操って立花響の友人の家に業と突入させてそいつの家族を皆殺しにしてやったわ。

それが宮代楓だったのよ。

 

そいつは程よいダーク系の登場人物になって私が埋め込んだシンフォギアや立花響の友人っていう立場を使って立花響の精神に大打撃を与えたわ。

思わず私は宮代楓も転生させてやろうと思ったもの。

 

 

だけど......結局破れて私が両親を殺した雪音クリスや立花響達と共に協力して感動的な話を作り出した......と言うか原作よりも良いエンディングになってしまったのよ。

 

 

って言うか何よあれ!一度絶交した友達に手を差し出して名前を言い合うって馬鹿じゃないの!?

私が望んだのはもっとどす黒い世界なのよ!

 

 

しかも、私が本格的に動き出した『戦姫絶唱シンフォギアG』では月読調を殺そうとした時には横から割り込んできたり、小日向未来を殺そうとした時には私に手傷を負わせたのよ!

 

 

更に......更に屈辱的な事にあのアバズレは私のチート全てを見切って私を殺したのよ!

その時の台詞は覚えているわ!自分の命を全部使って放つ技だって言うのにあいつは......『響、クリス、未来、翼さん、皆、聴いて。これがこいつの絶望()を消し去る私の希望()!』なんてほざいたのよ!?

あの腐れ偽善者が!

 

 

そしてそこからは転げ落ちるようだった。

どんな世界に転生しても私に立ち向かうオリキャラが現れて最終的に原作キャラとそのオリキャラに私は打ち倒されてハッピーエンドになったのよ。

 

 

私は苛立ちながらこの世界にやって来たんだけど......漸くこいつに絶望を味あわせられるみたいね......!

 

 

「待ってなさい。必ず死にたいと思わせるほどの絶望を味あわせてあげるわ......!」

私はけたけた笑いながら映像を眺めていた。




如何でしたか?
次回もお楽しみに!
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