明久side
「うあ~~~~~………」
「大丈夫か明久?」
「大丈夫だったら呻いてないよ……」
僕は朝から大暴走したアリアさんに対して頭を抱えていた。
これからこんなことが続くんだろうなあ……
「おはよ、アキ!」
あ、美波の声だ。
「おはよ、美波……!?」
「し、島田!?お前どうしたその髪!?」
そこには髪をうなじの辺りで切り揃えた美波がいた。
「ん?これ?ちょっとしたけじめよ、けじめ。天使になったし、今までのウチにお別れって所ね。」
「そ、そうなんだ……」
今までの髪型がポニーテールだっただけに新鮮な気分だ。
「ふえ……?お姉ちゃん天使さんになったんですか?」
「は、葉月!?どうして此処に!?」
「お姉ちゃんを探してたら何時の間にか此処にいたです!」
「そっか、今はアキの家にいるの?」
「はいです!お馬鹿なお兄ちゃんの家はとっても広いです!」
美波と葉月ちゃんは仲睦まじく話すのを見て僕はとても仲の良い姉妹だなと思った。
………………………
『今日は転校生と教育実習生を紹介する。』
『『『また転校生かよ!?』』』
うん……今回で六回目(僕、ミーナちゃん、アーシア、坂本君達、ゼノヴィアさんと紫藤さん、今回)だしねこのクラス。
『入って……』
「む……吉井ではないか。」
「おや……貴殿方と同じクラスですか。」
「わーい!明久達だ~~~~~!」
「こ、怖いです、ディアーチェ……」
「み、皆!先生の話を遮っちゃ駄目だよ!」
…………え?
「はあ…………教育実習生の『八神』リィンだ。今日から宜しく頼む。」
…………楽しくなりそうだ!
…………………………
「それにしてもラウナ君達が転校生だなんてね……」
「おまけにリィンフォースが教育実習生かよ……」
「僕もこうして皆とご飯を食べるなんて思いもしなかったよ。」
僕達は屋上でお昼御飯を食べながらラウナ君と話していた。
因みに坂本君は美波が天使になった事を話したら頭を抱えて文月学園組(美波と秀吉除く)と一緒に何処かに行ってしまった。
「あむあむ……美~~~味~~~い~~~ぞ~~~!」
「レヴィ、食べながら喋らないでください。汚いです。」
「とは言えこれ程美味いのは我も初めてだ。」
「それはわかります。」
「味付けも確りしてるし……正直屋台で出せば売れるわね。」
「うんうん、味付けとか聴きたい位にね。」
「でも……女の子としてはちょっと複雑……」
「それは言わない約束よ。」
「同感ね……」
「あ、ディアーチェ。あ~~~ん……」
「む……あ~~~ん……むぐむぐ……」
レヴィ、シュテル、ディアーチェの他に喋ったのはラウナ君の騎士の『アスナ』さん、兵士の『闇』さん、『シノン』さん、『サチ』さん、『リーファ』さんだ。
そしてディアーチェに『あ~~~ん』をしたのは(頭の中で僕とリィンフォースさんに置き換えたのは内緒だ。)戦車の『ユーリ・エーベルヴァイン』さんだ。
因みにあと一人女の子がいるみたいだけどその子は葉月ちゃんと同じ学校にいるみたいだ。
…………って、あれ?ラウナ君の眷属って女の子が多くない?
「僕も良くはわからないんですけど皆死にかけで……それで眷属にしたんです。(どうにもシュテル達とリィンフォース以外の女の子のメンバーは転生者に殺されたみたいで……)」
……転生者って本当になんの為にいるんだろう?どう考えても世界に良くない事しかしてないような気がする。
「ま、いいや。所でラウナ君達がこの街で住む場所って決まってる?」
「あ、アジュカ兄……ベルゼブブ様の命で兵藤君の家に住む事になってるんだけど……」
「「…………え?」」
何故だか僕と一誠の頭に浮かんだのは怪獣王の体に天使の羽を羽ばたかせながら放射火炎を放つアリアさんの姿だった。
…………………………
雄二side
「なんてこった……」
まさか明久に続いて島田まで人外になるとは……
「このままじゃ俺達が変える頃には更に増えてる可能性があるぞ……」
実際秀吉と九楊は真面目に子供でも産まれそうな程熱々だからな。
「あら、学生結婚なんてさせないように見張ってるわよ?」
そうか、所で……
「秀吉は何処行った?」
「…………昼休みが、始まっ……て、すぐに……体育、倉庫で……!?」
ぶしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
ムッツリーニが鼻血を吹き出した事で秀吉が九楊と何をしているのかを知った。
「……学校で事に及ぶなんてね……秀吉、今夜は(物理的に)眠らせないわよ……!」
木下が殺気を出しながら拳を鳴らしているので取り敢えず離れる。
秀吉……無事でいろよ。
「って、体育って言えばもうすぐ体育祭があったな。」
ムッツリーニや宮内先輩が裏で暗躍してるから気を付けろと生徒会から注意されるわ二人三脚での仁義なきパートナー争いが起きるわ(また起こりそうだが……)で俺達のクラスは大騒ぎだったな。
「体育祭ですか……一体どうなっちゃうんでしょうか……」
「さあな……取り敢えず、体育祭が始まる前にアザゼル先生から貰った疑似神器の特訓に行くぞ。」
いざというときに
「ガウ!」
ガブ!←ケルが俺の腕に噛みついた音。
「こいつの事を忘れてたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
俺の悲鳴が快晴の空に轟いた。
如何でしたか?
次回もお楽しみに!