ハイスクールD×B   作:紅優也

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説明回です。


第四話

雄二side

 

「悪魔?そんな存在がいるわけ......」

バサッ←グレモリーの背中に悪魔の翼が生えた音。

 

「わかった。目の前で証拠を見せられたらどうしようもねえ。」

「わかってくれたようで嬉しいわ。」

俺が観念して認めるとグレモリーは満足そうに翼をしまった。

 

「信じたところで言うけど何処から聞きたいのかしら?」

「そうだな......こっちの悪魔の歴史を知りたい。」

俺がそう言うとグレモリーは「わかったわ。」と言って説明し始めた。

原作(何を言ってんだ俺は?)を読んで知ってる人がいるかもしれんが要約するとこうだ。

 

悪魔は同じ冥界に住む堕天使、天界に住む天使と十世紀にも渡る死闘を繰り広げていたがとある大戦で悪魔の王たる魔王が軒並み戦死し幹部級も大半が戦死、堕天使も幹部級の大半が戦死し天使側も大打撃を受けた為に三勢力は現在にらみ合いの状態らしい。(因みに現魔王の内二人はグレモリーの兄と支取先輩の姉が勤めているらしい。)

 

「まあ、こんなところかしらね。他に聞きたい事はないかしら?」

「じゃあ......宮内先輩が使ったあれは何だ?」

神器(セイグリッド・ギア)よ。」

「神器?」

「聖書の神が作った神の奇跡の一部......とでも言えば良いのかしら。中には神すらも滅ぼす『神滅具(ロンギヌス)』もあるわ。

実際に一誠の神器は神滅具だしね。」

「そうか......ところで宮内先輩が使った神器は何だ?」

「あ~~~『魔具創造(アイテムクリエイション)』。

能力は単純で『所有者が望んだ道具を生み出す』だよ。」

単純処の騒ぎじゃない。ムッツリーニが手に入れればとんでもない盗撮道具を作り出すぞ。

 

「............そんなことはしない。俺は紳士だ。」

「地の文を読むな!」

「と言うより勝手に女子の写真を撮ってそれを売る人を紳士とは言わないわ。」

いつの間にか俺の後ろにいたムッツリーニに俺とグレモリーの突っ込みがはいる。

 

「まあ、宮内先輩は『禁手(バランスブレイカー)』......それも亜種ですからそんな単純な話じゃあないんですけどね。」

木場がまた新しい単語を言ったが今は無視する。

 

「まあ、新聞部でオカルト研究部の記事を作ろうとして盗聴してたらばれてミーナの眷属にされたんだけどね。」

「そういやあんた達は今はどうやって数を増やしてんだ?昔みたいに軍団は築けなくなったと言っていたが......」

「ああ、それはこれを使うのよ。」

そういってグレモリーが置いたのは......赤いチェスの駒?

 

「これは『悪魔の駒(イーヴィルピース)』よ。

これを使えば人間とかを悪魔に変えられるわ。それから......」

「待ちなさいよ!もしかしてアキはもうあんた達が悪魔に変えたってこと!?

だったらすぐに戻しなさいよ!」

「そうです!すぐに明久君を元に戻して下さい!」

島田と姫路の言葉にグレモリーが溜め息を吐く。

 

「君達ね......それから吉井君は悪魔になってないよ。駒の消費や魔力の消費が桁外れだもの。

それから悪魔から人間に戻る術は無いしね。」

「そうね。どの駒も全て消費+その駒の持ち主の王の魔力を限界ギリギリまで削ってようやく眷属にできるなんて前代未聞だもの。」

「前にミーナが眷属にしようとして死にかけたしね。」

「その節はお世話になりました。」

宮内先輩と支取先輩の言葉に俺は戦慄してしまった。明久......お前一体何を手に入れたんだ?

 

「さてと......悪魔の駒にはそれぞれ特性があってね......」

「ああ......これは推論だが兵士はどんな駒にでもなれ戦車はとんでもなく頑丈で騎士は恐ろしく速く、僧侶は魔法を得意とし女王は兵士以外の駒全ての能力を持つ......こんなところか?」

「あらその通りよ。付け加えるなら戦車は怪力も身に付くわ。なぜわかったのかしら?」

「兵士はチェスでの能力、騎士は動き、戦車は兵器としての面から、僧侶は名前から、女王はチェスにおいては最強の駒だからなだな。」

俺が理由を述べると明久は『凄い......』と言った。

バカに誉められても嬉しく......

 

「イデデデデデデデデデデ!?」

俺の足に再びケルベロスが噛みつく。

 

「ああ、一応言っておくけど明久の使い魔であるケルベロスのケルよ。

明久に絶対の忠誠を誓っているから冗談でも明久をバカにする発言は控えた方が身のためよ?」

「実際冗談で言ったのにアーシアとギャスパーは追いかけ回された上に噛まれたからな......」

「そういうのは早めに言え!」

「って今度はウチと瑞希!?」

「い、痛いです!止めてください!」

グレモリーと兵藤の言葉に俺は突っ込みを入れる。

姫路と島田がなにか言っているがスルーだ。

 

「ところであなた達これからどうする気?何の準備も無く来たから家もお金も無いんだよね?」

支取先輩の言葉に俺はそうだったと頭を抱える。

いっそのこと此処に住まわせてもらうか......?

 

「あ、じゃあ僕の家に......」

「「「「「却下。」」」」」

「何でさ!?」

明久の提案は即座に駒王学園の全メンバーに却下された。

 

「明久......お前に襲い掛かった女子を明久の側にいさせるかよ。」

「そ、そうですわ!(只でさえ堕天使が居るのに彼女達まで加わったら明久の側にいられませんわ......!)」

兵藤の言葉にフェニックスも賛同する。

......成る程フェニックスは明久に惚れてるのか。

 

「ん~~~~~~なら木下君と土屋君、それから坂本君は家に連れていっても良いですか?」

「そうね......それくらいなら......」

「あ、土屋君は私に任せて新聞部に所属させるから。(彼の盗撮技術......女の子の写真を撮るために浪費させるなんて勿体ないしね♪)」

何故だ宮内先輩がムッツリーニを更に強化しそうな気がする。

 

「なら坂本君は僕が引き受けます。ギャスパー君もいますが一人くらい増えても大丈夫です。」

「そう、なら坂本は裕斗に任せるわ。」

「あら、なら女子の二人は私が引き受けますわ。」

「そうね、姫路と島田は朱乃に任せるわ。」

......姫島先輩の笑顔が怖いと感じるのは何故だ?

 

「じゃあ、家に行こうか。」

「うむ。」

「そ、そうですわね......」

......ちょっと待て。

 

「お前らもしかして同居......くぺ!?」

「木場様。気絶している内に坂本様を連れて帰ってください。」

「ありがとうございますリディス先生。」

俺が同居について聞こうとしたらリディス先生に絞め落とされ俺の意識はそこで途絶えた。

 

 

 

 




如何でしたか?
次回は秀吉視点からお送りします。
次回もお楽しみに!
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