第七話
明久side
ただいま僕らは球技大会の部活対抗種目であるドッジボールをしてるんだけど......
『兵藤を殺せぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」』
『この野郎!急にモテやがってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』
『兵藤に死をぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』
『小猫ちゃんを寄越せぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』
『リアスお姉さまを救うのよ!殺りなさい!』
「な、何で俺だけ集中砲火なんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
何故か一誠にだけ攻撃が集中していた。
「あの......リアス部長。何で一誠にだけしか攻撃が来ないんでしょうか?」
「当てられないんじゃ無いかしら?」
「???」
「はあ......考えてみなさい。」
え~~~~~と......
リアス部長......学園の二大お姉さまの一人。=当てられない
朱乃先輩......リアス部長と同じ学園の二大お姉さまの一人。=当てられない
木場君......イケメン。当てたら女子が敵になる。=当てられない
アーシア......癒し成分いっぱい。=当てたら可哀想
小猫ちゃん......一年生のアイドル。=当てられない
ギャスパー......木場君と同じく当てたら女子が敵になる。=当てられない
ミーナちゃん......保護欲が沸く。=アーシアと同じく当てたら可哀想
レイヴェル......前日にライザーが来て脅しをかけたらしい。=当てたらライザーに殺される
一誠......汚名がたっぷり。最近モテている。=当てて良し
「あれ?僕は?」
「下手に当てて記憶がまた無くなったら顰蹙をかうからじゃないかしら?」
そういうものなのかなぁ......?
「ま、そういうものよ。良し!イッセーをスケープゴートにして確実に当てていくわよ!」
「「「はい!」」」
「は、はあ......」
「い、良いんでしょうかこれで......?」
多分良いんじゃないかな......?
「..........」
「......木場君?」
「ん?あ、ああゴメン。ちょっと考え事をね......」
その木場君の様子に僕は一抹の不安を感じた。
因みに相手チームはリアス部長と朱乃先輩がボールを持っていたら自ら当たりに行き子猫ちゃんの投げたボールに吹き飛ばされ、アーシアとミーナちゃんとギャスパーを微笑ましく見ていたりと......あれ?最後の一つ関係無くない?
まあ、そんなこんなで決勝戦。
相手は......
「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!イッセーぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「兎に角死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「死ね兵藤一誠!」
助っ人として神崎君、松田君、元浜君を加えた野球部だった。
因みに相手は今の今まで全部一誠のみを集中砲火したのは言うまでも無い。
まあ、決勝戦までの相手と同じ末路を送りそうだけど......
因みに一誠は決勝戦までの間一発も当たっていない。
まるでメ○ルスラ○ムみたいだ。
「そこまで弱くね......へぶし!」
あ......
「ま、良いわ。イッセー今までご苦労様。ゆっくり休んで。」
「そ、そうさせていただきます......」
一誠はふらふらになりながら外野に下がった。
「(木場に投げられる前に兵藤が下がった......?原作と違うぞ?)」
む!神崎君が隙だらけ......チャンスだ!
「食らえ!」
キーン!コーン!
「「ギャアぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」
..........あ。
あ、ありのままに起こったことを話すよ!僕が渾身の力を込めて投げたボールはすっぽ抜けた上に下方修正されて元浜君の股間に直撃した後バウンドして松田君の股間に炸裂したんだ!
「え、えい!」
「げぼ!?」
股間を押さえてのたうち回る松田君にミーナちゃんの投げたボールが当たり二人は股間を押さえながら外野に下がった。
『く、くそ!こうなりゃ自棄だ!死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!イケメン!』
っ!?な、何て勇気なんだ!まさか木場君に投げるなんて!
「..........」
しかも木場君気づいてないし!
「危ない木場君!」
僕が慌てて木場君のフォローに回ったら......
くく。
へ、変化球!?無駄に器用......
「(やれやれ......馬鹿が......)」
何処からか声が聴こえたかと思うとボールが地面に落ちた。
『な......』
「勝機!」
僕はボールを拾いそのまま投げつけた。
ゴキーン!
「ギャアぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
......そして神崎君の股間に炸裂した。
....................
一誠side
パン!
校庭にビンタの音が響く。
アーシアの救出と明久の援護に固執した俺が部長にされたのと同じだが......されたのは俺ではなく木場だということだ。
球技大会の練習には身が入ってなかったしそれに本番でも明久に庇われる始末だった。
あの時にいきなりボールが地面に落ちなかったら明久の玉に球が当たったろうな。
「もう良いですか?球技大会も終わりましたし、夜の時間まで休んでも良いですよね?昼間は申し訳ありませんでした。体調が悪かったようです。」
木場の顔が無表情から何時ものニコニコ顔になるけど......傍目から見てもおかしすぎるだろ。
「おい、木場......」
「おっと、足が滑った。」
俺が木場に聞こうとしたら坂本に足を踏まれた。
「何すんだよ!?」
「本人に聞いても無駄だろ。こういうのはお偉いさんに聞くもんだぜ?」
坂本が部長を見ながらそう言う。
「はあ......賢いのね。」
「まあ......な。聞かせてもらおうか?木場の秘密をな。」
木場がに何が起こったのかの話を聞いた後アーシアが急に青ざめ『そんな......お姉ちゃん......』と言ったのを俺は聴き逃さなかった。
....................
???side
「ちとでしゃばり過ぎたか?」
私は雨が降り始めたので傘をさしながら自問する。
今日の駒王学園の球技大会に来たのは成長したアーシアと裕斗を見に来ただけで介入するつもりは無かったが......裕斗の友人の玉に危機が起きたためについ叩き落としてしまった。
「......そう言えばちょうどこんな日だったな。私が無様に生き延びたのは。」
仲間が一人また一人と死ぬなかでただ生きたいという思いのみで神器を覚醒させガス室の扉を蹴り破き脱出したのはこんな雨の日だった。
「ん?剣撃......?」
私は興味を抱きながら駒王学園を覗きこむ。
そこには神父の死体と白髪の神父(十中八九こいつが殺したんだろう)そして裕斗がいた。
む......?神父が持っているのは......!?
「『
確か数日前に保管されていた場所から強奪......強奪?
「そうか......奴か、奴の上司が強奪したんだな?」
私が頷いていると......
バキッ!
「あ......」
音に振り向くとそこには茶髪をポニーテールにした女が立っていた。
「島田さん!?何故ここに!?」
「おおっと!目撃者は......サヨウナラぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
神父はポニーテールに天閃の聖剣の力で接近し斬りかかるが.....
「やらせるか馬鹿が!」
私は剣で天閃の聖剣を弾き飛ばす。
裕斗が愕然とした表情を浮かべたのは恐らく私の剣筋だからだな。
独特だからな私の剣は。
「ちぃ!援軍かよ!あばよ!」
神父はダッシュで逃げていった。
私も立ち去るか......
「待て!何故......何故彼女の剣筋を知っている!」
「......明日にでも会うだろう。その時言おう。」
私は神器の力で一気に逃走した。
如何でしたか?
次回は謎(?)女性の正体がわかります。