憑依波旬 ――太極――友達無量大数   作:修羅曼荼羅の住民

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そうだよフェロ☆メンだよ。

やったぜ!

マジでフェロ☆メンってDies iraeのタイアップの為に生まれたグールプなんじゃないかと思う。
あと正田卿wikiでフェロ☆メン作った奴誰だよw

天空璋どうでした?私はまだプレイしてませんすみません。
ヘカT越されたってマ?

あ、遅れてごめんなさい。今回はちゃんとギャグやってると思いまーす(手抜きとも言う)
あと、時間かけた割に短いでーす。


紅霧異変
原初の異変


 吸血鬼。それは夜の覇者。

 太陽に忌み嫌われ、その代わりに悠久の時を生きる魔性の生き物。

 人を喰らい、妖を征する悪魔の子。

 支配するのを好み、支配されるのを嫌う傲慢の権化。

 

 だが、支配を好むだけで人は支配できず、支配を嫌うだけではより強大な者の支配から逃れる事は出来ない。それでも、吸血鬼という生物は〝支配者〟という絶対的地位を確立している。それは、吸血鬼が支配者に最も必要なモノを持ち得ているからだ。

 

 では、問おう。支配者に最も必要なモノとは何か。

 

 剛力か?確かに、力無き者に支配されるのは苦痛だろう。だが、違う。

 ならば知力か?ああ、無知とは罪であるからな。確かに知力は必要だ。だが、それは支配者でなくとも必要だ。故に、最も必要な要素ではない。

 

 では、なんだ。何なのだ。何が最も必要なのだ。剛力でもなければ知力でもない。何が無ければ支配者に成り得ないのか。

 

 ――さあ、聞かせろ。その答えを。

 

「カリスマよ」

 

 その声は黒き翼を広げた少女から発せられる。

 

「武勇に優れていても、カリスマが無ければ孤高の英雄へ」

 

 少女と言っても、その身は五百以上の年を重ねた人ならざる者。

 

「知識に富んでいても、カリスマが無ければ唯の変わり者へ」

 

 妖から見れば年相応。

 人から見れば年不相応。

 それが彼女の外見だ。

 

「しかし、武勇を持つものがカリスマを備えたならば、それは武将となり得る」

 

 少女は夜の王。

 闇を愛し、闇に愛された闇の者。

 

「そして、博識な者がカリスマを持ち得たならば、それは知将へと変貌する」

 

 故に、日の光を浴びる事はない。

 日の光に忌み嫌われた者。

 日の光を忌み嫌う者。

 

「では、武と知、そしてカリスマを持つものは何になるのか。その答えはとってもシンプル。――王よ」

 

 カリスマ。それ即ち魅力である。

 そう、支配者に最も必要なものは武力でも知力でもない。魅力なのだ。

 

 さて、話を戻そうか。吸血鬼の話にだ。

 

「ああ、日の光は要らぬ。ならば夜こそ我が世界」

 

 吸血鬼とは絶対的支配者。つまり、吸血鬼は人、或いは妖怪を支配するためのカリスマを備えている。

 

「夜に無敵となる魔人」

 

 夜に生きる永遠の王。それが吸血鬼。

 何故なら、吸血鬼というのはそういう運命の下に産まれてくるのだから。

 

「耽美と暴虐と殺戮の化身――闇の不死鳥」

 

 そして、この少女もまた、そういった運命の下に産まれてきた者。

 

 つまり――。

 

「私こそが王! 吸血鬼、レミリア・スカーレットよッ!」

 

 レミリア・スカーレット。

 齢千にも満たぬ幼子でありながら、紅魔館という屋敷の主。それだけで、彼女が如何に魅力的かがわかる。

 

 そしてさらに、彼女は今、幻想郷を支配しようとしているのだ。一館だけでなく、土地を治め、そこに住まう生命まで治めようというのだ。

 

 なんというカリスマだ。

 

 かつて幻想郷を支配しようとした者がいただろうか?いや、いない。このレミリア・スカーレット以外、存在しないのだ。

 

 凄まじいカリスマだ。

 

 しかし、彼女は幻想郷を支配しようと戦い、一度敗れている。

 

 ――吸血鬼異変。

 

 それは、レミリアが幻想入りして間も無いころに彼女が起こした異変。

 結果的に見れば、彼女は幻想郷で最も力の強い妖怪に敗れたのだが、それでも幻想郷に住み着く多くの妖怪を支配下に入れていた。

 故に不服。終わりきれない。ならば再び異変を起こすまで。

 

 新たに誕生したルール(・・・)の下に。

 

 これより始まるのは逆襲劇。

 一度逃した栄光を手にするために、彼女は再び戦うのだ。

 

「さあ、逆襲(ヴェンデッタ)を始めましょう」

 

 

 

 

 

 ※※※※※

 

 紅き妖霧が幻想郷(せかい)を覆う。空を、大地を、山を、川を、湖を。

 

 霧によって日の光が遮られ、闇が幻想郷を支配する。それによって引き起こされる事象は二つ。闇を好む物の怪達は活動を開始し、闇を嫌う人の子は内に篭る。

 また、この霧は妖気を纏っているが故に、人体に悪影響を及ぼす。

 

 つまり――これは異変である。

 

 ならば、解決せねばなるまい。

 故、幻想郷の守護者達は活動を始める。

 

 一人は紅白の巫女装束を纏った少女。彼女は持ち前の鋭い勘を頼りに、迷い無く異変の主が巣食う館に到着する。

 

 もう一人は白黒の魔法使い。彼女には鋭い勘などない。しかし、もっとも人間らしい思考回路をしている。命あるもの必ず水が要る。何処までも人間らしいその考えは、この魔法使いを湖の島に建つ館へと導いた。

 

 そして、緩やかなローブを着た三つ目の木乃伊。彼には鋭い勘も、人間らしい思考回路も必要ない。あるのは万物を見通す天眼。ただそれのみ。彼は紅霧が世界を包んでいると知覚したその瞬間に、その天眼を発動した。霧の発生源、敵の数、種族、それら全てを確認した男は行動を開始し、一瞬でその館に到達する。

 

 ――さあ、悪しき者よ、虚しく滅び去るがいい。

 

 ここに世界の英雄が集ったのだ。

 

「ちょっと、何で波旬(あんた)がいるのよ」

 

「――え?」

 

 紅白の巫女こと博麗霊夢は、今回の異変解決に集った面子の中に、明らかにおかしな存在がいることを確認する。

 

 ――はい、波旬のことです。

 

「え?じゃないわよ。何ちゃっかり来てるのよ」

 

「ちゃっかりじゃない。堂々と来た」

 

「殴るわよ?」

 

「ふ、やってみろ。貴様が殴ったところで痛くも痒くも――あああぁ、ごめんなさいごめんなさい!もうしません、許してください!」

 

 波旬の返答に苛立ちを隠せない霊夢が拳を振り上げた途端に萎縮し、必死に謝罪する波旬。

 

 ――かわいい。

 

「いいじゃんか、霊夢。私はこいつ面白いから好きだぜ?」

 

 そう言ったのは白黒の魔法使い、霧雨魔理沙。

 世の中波旬に冷たいばかりではない。霊夢は辛辣だが、魔理沙は波旬に甘い。

 

 波旬と魔理沙の出会いの場は博麗神社。波旬は霊夢に敗れた後、暇さえあれば博麗神社へ顔を出しており、これまた同じく暇さえあれば博麗神社にやって来る霧雨魔理沙と意気投合。今では友達だ。

 

 ――や っ た ぜ!

 

「何処が面白いのよ」

 

「そこが面白いのよ」

 

 霊夢の口調を真似しつつ、魔理沙は未だに謝り続ける波旬を指差す。

 アレの何処が面白いのかさっぱり理解出来ない。むしろウザい。

 

「はあ、もういいわよ。それで、どうするの?」

 

 これ以上波旬云々で時間を潰したくないと考えた霊夢は、話題を変えた。

 異変解決の話題に。

 

「三人居るんだし、分かれるってのはどうだ?」

 

 魔理沙の提案に、霊夢と波旬――復活した――が同調する。

 善は急げ。三人は直ぐに行動を開始し、館に入るべく門を開けて――、

 

「あの、無視しないでくれる?」

 

『――』

 

 ――あ、野生の紅美鈴(チャイニーズ)が現れた!

 

 三人はどうする?

 

『霊夢、君に決めた!』

 

 そう言って、波旬と魔理沙は悠々と空を飛び、一目散に逃げ出した。

 

 完全に出遅れた霊夢は、館の中へと消えていく二人の後ろ姿を呪うように睨みながら、

 

「いつか殺す」

 

 そう心に誓った。

 

 

 

 

 ※※※※※

 

 霊夢を置き去りにした波旬と魔理沙。アイツはいい奴だったよ、と心の中で悲しみつつ、それを乗り越え広い館の中を迷い無く進んで行く。

 

 何故か二人一緒に。

 

「魔理沙、何故付いて来る?」

 

「お前と一緒に行けば、自然と主犯に会えるだろ?」

 

 意気揚々と言う魔理沙は、自分の額をチョンチョンと指差す。

 つまり、天眼で全てを理解してる波旬と一緒にいれば、万事上手くいく。そういう考えなのだろう。

 

「三人で分かれる作戦は?」

 

「そんなもの初めから無かった」

 

 この時、波旬はいいことを思いついた。

 

 ――わざと逆の方向に進んでやろう。

 

「好きにしろ〜」

 

「そうするぜ〜」

 

 

 

 

 

 




チルノ「さいきょーのあたいのスペルカードをくらえー!ダイヤモンドブリザァァァァァァ」

カット。

大妖精「……」

ルーミア「そーなのかー」

かわいいとやったぜは作者の声。
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