私の家族はヤバイ奴ら!!   作:彩舞 艶渚

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カンタ君のモデルは私の父だ。父には妹がいる。そして今回登場するユメコちゃんのモデルとさせてもらった。

「ヤベー宿題やってない。」
カンタ君は頭を抱えていた。するとユメコちゃんは平然とした顔で私もやってないと言う。
「宿題なんてやるもんじゃないよ。忘れたって先生からゲンコツもらうだけで良いんだ。怒られるだけだもんね。」
カンタ君は絶句した。この世の子供達は大抵、褒められる為か、怒られたり成績が悪くなるのを防ぐ為に宿題をやる。しかし、ユメコちゃんは怒られるだけでいいからやらないと言う。カンタ君と父はこの発言を聞き、思ったことがある。
『こいつ、天才かもしれない。』と。

実話を4分の1混ぜたドタバタコメディー。スタート!!


ごはんなんて大嫌い

カンタ君には妹がいる。ユメコちゃんだ。このユメコちゃんはなかなか凄い人物。幼稚園時代から器械体操を習っており、小学一年生にして、将来を期待されているアスリートの一員なのだ。全国1位にもなったことがある天才少女ユメコちゃん。そんな彼女も兄同様とんでもない人だった。

 

【ごはんなんて大嫌い】

 

ユメコちゃんはごはんの時間が大嫌いである。時間と労力の無駄だと彼女は主張する。団子より花、つまり飯より遊びたいタイプだった。そのためかユメコちゃんはソーメンのように細い。そんな彼女の夕食時は戦争である。

 

〈ごはん食べたよ作戦①〉

⒈おかずの移住

配膳が終わったら、まずカンタ君の皿に自分のおかずを移動させる。ポイントは一気に運びこむのではなく、カンタ君が食べた量だけ少しずつ送り込むこと。一気だと親にバレてしまう。

 

⒉嫌いなもの貿易

カンタ君は人参と玉ねぎが大嫌いだ。ユメコちゃんはそこをついて協力を煽る。⒈でおかずを送り込むとさすがにカンタ君も食べているのに減らないことに気づく。これは兄の胃袋が無いと成立しない作戦。ユメコちゃんは仕方なく兄の皿から人参と玉ねぎを輸入した。カンタ君とユメコちゃんの利害は一致し、貿易は成功。次の段階に移る。

 

⒊白米の移住

次はごはんを食べてもらう。お椀の3分の2くらいの量を兄のところへ輸出。利害はすでに一致しているので問題はない。

 

⒋雲隠れの術

残ったお米をお椀の壁につけていく。

※親に見つからない角度を維持すること。そして一口は食べること。食べている瞬間を見せないと信じてもらえない。

 

「ごちそう様〜。」

ユメコちゃんはさっと机から離れていった。いくらか急いでいるようにも見える。様子が何処かおかしいので母はいつもの台詞を口にしていた。

「ユメコ、ちゃんとごはん食べた?」

「うん。食べたよ。」

にこやかな笑みを浮かべユメコちゃんは返事を返す。ついにごはんを食べるようになってくれたと母は上機嫌になった。

「ユメコ、私が片付けてあげるわ。」

ごはんの張り付いたお椀に手が伸びた瞬間、驚くほどのスピードでユメコちゃんは母にタックルをした。手にしていたお椀は空高く舞う。

「グホッ!!」

女優あるまじき声を出した母を放っておき、ユメコちゃんはそろそろと逃げていく。その時、母は雲隠れしたお米を発見してしまった。青筋が何本も浮きでてきた額を目にしたカンタ君はひっと声をあげた。母の怒った顔はいつにも増して恐ろしい。

「待ちなさい。なぜ、ユメコはごはんを食べないの?」

ユメコちゃんは平然とした態度で答える。覚悟を決めた表情だった。

「昨日ごはん食べたからいらない。」

 

 

…。これはこの家族の名言(?)として今も語り継がれている。

 

 




今回は忙しく、雑な短編になりました。
見てくれた方、申し訳ありません。
それと同時に感謝です。
もっと面白く書けるように日々精進。
不定期で更新します。
次回もよろしくお願いします。
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