という矛盾。
あ、あと設定に関して聞きたい事があったら
どうぞ。答えられる範囲で答えます。
天龍達艦娘の一隊に遭遇した俺。
(どうする⁉︎相手は既に臨戦態勢に
入っているから、俺は……戦うべきか?)
そこで問題だ‼︎
この状況で俺はどうするべきか?
三択ーー、一つだけ選びなさい。
①・超天才なレ級は突如素晴らしい
アイデアを思いつく。
②・戦う。
③・とにかく謝る。
(①はないな……。②は)
とそこまで考えて俺は一瞬思考が
停止した。
天龍達の編隊の内、夕立と潮が
改二ーーーーーー、つまりは
軽巡や重巡に匹敵する程に強い状態
だったのだ。
特に夕立の攻撃なんて食らったら
オダブツになる可能性さえある。
という訳で②も除外。
答えーー③
現実は理不尽である。
(③しかないじゃねーか‼︎
しかも死ぬかもしれないし!
ちくしょー‼︎やけくそだ、
謝り続けてやる‼︎)
「なんでレ級がこんな所にいるんだ?
あいつは
いねーし、その海域だって深海棲艦は
根絶したはずだ。もう現れないと
思ってたのによ……」
天龍がレ級を睨みながら呟く。
「生き残り、ですかね?」
潮が天龍を見やりながら言う。
だが艤装はレ級に向けたままだ。
「可能性は高いな。どちらにせよ、
逃げようとしたらなるべく深手を
負わせるぜ。
逆に襲いかかってきたら逃げながら
攻撃を加える。いいな?」
「了解です」
彼女達は「遠征組」と呼ばれる
編隊の一つである。
深海棲艦との闘いは長い間してきた。
言わばベテランなのである。
特に旗艦である天龍は、
相手がどんな行動を起こしても
冷静に行動出来る自信があった。
「……すいませんでしたああああああああッ‼︎‼︎」
……レ級のTHE・土下座を見るまでは。
「……は?」
「「「「「エエェェェェェェェェェェェェェェェェエエ⁉︎」」」」」
彼女達にとって、これは予想外の行動だった。
そもそも深海棲艦自体、ほとんどが
コミュニケーションを取ることさえ
不可能。
言葉が通じるものもいたが、
人類と深海棲艦は分かり合えないと
いう事実を突きつけるだけだった。
それがこのレ級は襲いかかるどころか
平身平頭で謝り始めたのだ。
それはもう、天地がひっくり返っても
ありえない事だと思われていたのだ。
「本ッ当に申し訳ありません‼︎
ほんの好奇心だったんです‼︎
もう二度と近付きませんから、
どうか命だけはご勘弁を‼︎」
(半分くらい嘘ついてる……てか
全部嘘じゃないかよ)
別の意味で申し訳ないなー……と思いながら
俺は謝り続ける。頭だって地面……いや、
海面に擦り付けるぐらいの勢いで。
……なに、汚ねぇぞって?
……なにしようが最後に生きていれば
それでいいんだよ……(泣)
「……まさか、怯えてるっぽい?」
夕立が天龍に囁く。
まさか、と天龍はレ級を見る。
レ級はもう涙声に近い状態になり、
電動歯ブラシも真っ青な勢いで
震えている。
「勘弁して下さい……本当に
命だけは……」
「……チッ、どうするこいつ……
沈めるのは流石に気が咎める」
「ペットがいいっぽい」
「犬じゃないんだから」
「雑用係」
「却下。逃げたらどうする」
「門番」
「バカか」
ここで電が名案を出した。
「鹵獲がいいのです」
「やっとまともな意見が出た……
それでいいか。おい、そこのレ級。
……おい‼︎」
天龍がレ級に呼びかけるが、
レ級はますます震え上がる。
「ひいッ⁉︎い、命だけは‼︎
こ、ここ殺さないで下さいいい⁉︎」
これではらちがあかないと天龍は
はあ……とため息をつきながら、
「いい加減にしろ怯えんな‼︎」と
思いきりレ級の頭を拳骨で殴った。
ガツンッ‼︎
「〜〜〜〜〜〜ッ………⁉︎」
悶絶していたのは、天龍。
肝心のレ級の反応は、
「いてっ」と、非常に軽いものだった。
「頭が意外に固かったのです」
「これが本当の“石頭”っぽい」
「天龍さんすごい痛そう……」
「お前ら冷静に解説してねーで
レ級の武装解除しろよッ‼︎」
数十分後。
「ああ、そういうことだから、
厳重に頼むぜ」
天龍達はレ級の武装解除をし(主に弾薬の
没収など。艤装は重過ぎて持てない)、
鎮守府にレ級鹵獲の報告をしていた。
「さて、と。お前ら、帰るぞ。
っと、レ級は……お前移動が
遅いらしいな。仕方ない、
俺におぶされ。あと……お前、
名前ってあるのか?」
「名前?」
名前は勿論あるが、俺の
転生前の名前は、まぁ、
男らしい名前だ。
この姿でその名前だと
とても違和感がある。
即席で、俺はこう答えた。
「レンゲです。俺の名前はレンゲです」
「ラーメンのスープを飲む用のあれか?」
「違います」
結構本気で考えたんだが。
そんなこんなで、俺は鹵獲された。
天龍の背中におぶさり、駆逐艦娘達と
共に海面を駆け抜ける。
数十分後には、俺達は鎮守府の一つ、
横須賀の鎮守府に到着していた。
良かったなレンゲ。
旗艦が龍田や不知火だったら
死んでたぜ‼︎
ちなみに、1話以外どこかしらに(3話時点で)
パロディが入ってます。
その内マイナーなネタ振る可能性があるので
なぁにそれ等と思われたらすいません。