転生レ級の鎮守府生活   作:ストスト

35 / 87
前回のあらすじ

長門「ビッグ7の私に勝てるものか」

サンズ「試してみるか?俺だって元コマンドーだ」

電「嘘をつくな」


「参上、第7艦隊‼︎」

「潮ちゃん‼︎雷撃はまだ出来る⁉︎」

 

「だ、駄目です!もう魚雷がありません!」

 

俺達はイカリに見事なまでに追い詰められていた。

奴のステルス性、速さ、凍結能力。

そして、潜水艦という艦種をフル活用して、

奴は俺達を沈めにかかっていた。

 

「くそッ……チート性能だなあのイカ‼︎」

 

「ククク、褒め言葉として受け取っておこう」

 

「ッ⁉︎」

 

イカリが6本の槍の1本を投擲した。

狙いはもちろん、天龍を抱えている俺だ。

 

「くそッ‼︎」

 

俺は速力を上げながら身体を低くする。

ビュンッ‼︎と風切り音を立て、槍が

俺の身体のすぐ上を通過、

奥にあった岩礁に衝突して大爆発を起こした。

岩礁が唯の無数の石ころとなり、海に沈んでいく。

 

「次で仕留める……楽しみにしていろ」

 

イカリが素早く潜行する。

こうなるともはや、俺達に打つ手はなかった。

 

 

 

 

 

 

(艦隊まであと……50m)

 

イカリは2本の槍を構えて艦隊に迫る。

 

(40m……30m……20m……)

 

速力を全力にして別の場所に移動しようと

している艦隊を嘲笑うかのように、イカリは

余裕で艦隊に追いつこうとしていた。

最早、彼の一撃から逃れうる事は不可能。

 

(10m……ここだ‼︎くたばれ、海軍の犬共‼︎)

 

 

 

 

 

 

 

(今でちッ‼︎魚雷発射‼︎)

 

(酸素魚雷6発発射するの‼︎)

 

(さあ、戦果を上げていらっしゃい‼︎)

 

イカリに向けて、大量の魚雷が襲い掛かる。

 

(ッ‼︎しくじったか‼︎畜生‼︎)

 

イカリはレンゲ達から新たに現れた敵……

58達第7艦隊に標的を変更し、自らに迫る

魚雷を水中銃の艤装で破壊し始める。

 

(だが……たいした事ァねぇ。

鮪の赤身を日なたに3時間放置するような

真似より……全くもってマシだッ‼︎)

 

やがて、全ての魚雷が破壊される。

イカリの周りは気泡で包まれていた。

 

(愚策、凡策ゥ‼︎いや、策すら考えてねーな⁉︎

お前らは、俺に傷一つつけらんねーんだぜ?

分かってんのかこのタコがァァァッ‼︎)

 

(なら、これならどうだッ‼︎)

 

次の瞬間、58がなんと魚雷を抱えた状態で

突っ込んできた。

 

(お前、死ぬ気かッ⁉︎死ぬ気なのか⁉︎

だがなァ、死ぬのは……お前だけだ‼︎

俺は死なない‼︎)

 

イカリがそう言いながら水中銃を

構え、弾を放つ。

58はその弾を避けながらも、真っ直ぐに

イカリに突っ込んでくる。

 

(おい、待て止めろォ‼︎そんな馬鹿な真似で

死ぬのはお前だけで充分だッ‼︎)

 

イカリはそのまま逃げ出そうと背後を

見た。

だが、そちらにも魚雷が襲いかかってきていた。

しかも、イカリの真下からも。

 

(わぉ‼︎逃げ場がないわね♪)

 

(てめええええええええらあああああああああ‼︎)

 

最早逃げ場は上しかなかった。

弾かれるようにイカリが浮上する。

海面から顔を出した。その刹那。

 

ザクリ、と天龍が刀でイカリの左目から頭を

刺し貫いた。

 

「ウギッ……あばあああああああああ‼︎」

 

「さっきの攻撃の釣りだ……とっておけ」

 

何故、イカリの出現する位置がレンゲ達に

分かったのか。

それは、58達の連絡によってだった。

168達が逃げ道を上のみにし、58が

特攻覚悟の攻撃と見せかけて誘導。

そして連絡担当の19が大体の位置をレンゲ達に

報告する。

これによって、レンゲ達はイカリが顔を

出す位置を予測できたのだ。

 

イカリが無理矢理刀を引き抜き、潜行する。

 

(あばあああああんのやろおおお‼︎

お、おれのおおお目をああああああああッ‼︎)

 

左目を塞ぎながらイカリがのたうち回る。

先程の魚雷が襲い掛かる。

 

(アリーヴェデルチ、でち)

 

直後、大量の魚雷が命中、大爆発を起こした。

 

その威力は、大きな水柱を形作り、

レンゲ達を大きく揺さぶった。

 

 

「うおあッ⁉︎」

 

「きゃあッ‼︎」

 

塩辛い雨が降ってくる。俺達は、58との

連絡を取った。

 

「助かったよ、58」

 

「演習の時の礼はこれで返したよ」

 

「一応、奴の死骸を確認してくれないか?」

 

「了解で……ち……」

 

「? どうした?」

 

 

 

 

 

 

 

海中。第7艦隊の面々は信じられないものを

目にしていた。

 

(……賛辞を送ろう。これまでで最大の

敵に。そして)

 

それはボロボロで、最早助かりそうな

状態ではないように見えるが、確かに

それは死にかけた者には見えなかった。

 

(これまでで最も残虐な方法で、始末する)

 

イカリの姿は、10本の触手の内4本が

欠損し、左目はなくなり、

右の脇腹が抉られた姿であった。

だが、その右目には先程までなかった

紫の輝きが生まれていた。

まるでリミットを解除したように。

 

(e……elite……?いや、flagship⁉︎)

 

58の呟きに、イカリが笑いながら返した。

 

(いいや、そんな深海棲艦と比べられちゃ

困るな。この状態はな、そうさね……)

 

イカリは触手を手を組むように絡め、

そして言った。

 

(Determination(決意)

そう表す言葉しかない)

 

 




undertale ってこれ読んでる人の中に
いるんかな?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。