さあー(自分が)楽しみにしていた
深海提督さんとのコラボ回だー‼︎
因みに、多分深海提督さんの
小説(最初からの方が尚更)を見てから
読んだ方が楽しめます。
せめて22と23話は読んで……。
あと深海提督さんのキャラ崩壊の可能性があります。
日本を守る鎮守府の一つに、
「伊藤鎮守府」という鎮守府がある。
伊藤という人が提督だから
伊藤鎮守府なのだが、この鎮守府、
とんでもない秘密を抱えている。
ーーーーーー実は提督が防空棲姫なのだ。
無論、最初から防空棲姫が提督だった訳
ではない。最初は人間の伊藤さんが
提督を勤めていた訳だが、ある日
艦娘を守る為に自分が
犠牲になってしまった。
だが、世の中には不思議な事が
あるものだ。
別世界での伊藤さんが死んでから
防空棲姫となってーーーーーー
つまりは転生という形でーーーーーー
この世界に、そしてこの世界の伊藤提督から
艦娘と深海棲艦の和解という願いを
受け継いでやって来た。
そうして、恐らくは世界初の「深海提督」
となったのだ。
それから早何ヶ月。
防空棲姫は執務室(深海提督さんの
小説では「提督室」に相当)で
朝早くから書類仕事に取り掛かっていた。
「ふわ……ぁ。やっと終わったー。
さてと、もうそろそろ13時位だし、
お昼ご飯にでもしようかな」
(そう言えばここに来て結構経ったなぁ。
その間に吹雪や鎮守府の皆、深海棲艦の
皆と仲良くなったり、ブラック鎮守府を
潰したり……色々あったなぁ〜〜)
鎮守府の外からは艦娘のはしゃぐ声が
聞こえてくる。
「……ん?」と防空棲姫は耳を澄ました。
段々と何かが近付いてくる音がする。
バロロロロロロ……。
バイクのエンジン音だ。しかも、
かなりのスピードを出している。
音だけだと分かりにくいが、
200km/hを超える位の速度は
出していそうだ。
「危ないなー……事故でも起こしたr」
ガッッシャアアアアアアアーーーーーーンッ‼︎‼︎
その言葉が終わらないうちに凄まじい音が
聞こえた。
「ヤッダーバァアァァァァアアアアアッ‼︎」
おい、誰だゴミ収集車にボッシュート
されそうな叫び声上げた奴。
しかも叫び声が近付いてくる。
「やばいやばい‼︎」
防空棲姫が慌てて窓から離れる。
ガシャアアアンッ‼︎
直後、窓をぶち破り何かが
飛び込んできた。
まるで近未来のヘルメットに鮫の牙が
ついたような顔。
黒い甲殻に覆われた上半身。
下半身はアラジンパンツと鎧で構成
されたブーツを着込んでいる。
「うごふッ‼︎」
そいつは鰐みたいな尾でバランスを取り、
立ち上がった。
「いてぇ……ん?ああどうも」
「どうも……じゃなくて‼︎
貴方は誰ですか‼︎」
「俺かい?」と彼は体の埃を
落とすと、自己紹介をした。
「戦艦レ級に殴り飛ばされた男、
リヴァイア・サンズッ‼︎」
まるで地獄から来た蜘蛛男のような
ポーズをとり、男は名乗った。
「サンズ……さん?」
「別にさん付けしなくても良いぜー。
サンちゃんでもいいし、サンチーでも
いいからよー……あ、リヴァイはNGな」
「じ、じゃあサンちゃん。なんで
この鎮守府に突っ込んで来たんですか?」
「え、ここ○○漁港じゃないの?」
その漁港があるのは、防空棲姫の
鎮守府とはまるで逆の方向だった。
「ええ……」
「ところでさ、おまえの名前って何?」
「私はここの鎮守府の提督を
やっている防空棲姫です」
「撲殺天使?」
「防空棲姫ッ‼︎」
(何その物騒な名前は……)
サンズは「参ったなー、バイクが
壊れちまったからなー」と頭を抱えている。
「とりあえずお腹減ってません?
一緒に食堂に行きましょう」
防空棲姫はサンズを連れ、食堂に向かった。
「鎮守府包む〜♪ midnight fog〜♪
駆逐艦の〜下着〜♪失くなれ〜ば〜♪
それは〜まぎれもなく〜や〜つさ〜♪
な〜がと〜 leaving me blue♪
な〜がと〜」
何その変な替え歌は。
というかコブラじゃないの⁉︎
なんで長門なの⁉︎
そうこうするうちに食堂についた。
「お金持ってないけどいいの?」
「大丈夫大丈夫。あ、後不用意に戸を
開けない方が……」
私の注意を聞きながらサンズは
食堂の戸を開けてしまった。
その瞬間、包丁が一本物凄い
勢いで飛んできた。
ズガッ‼︎
「ぐぇあ⁉︎」
「わああああああ!サンズさんが死んだ‼︎」
「
……あーびっくりした」
サンズの顔にまともに包丁が突き刺さるように
見えたが、サンズは器用にも口で
受け止めていた。
サンズ、恐ろしい子‼︎
「歯が折れるかと……あ、包丁が
折れてる」
「す、すいません‼︎大丈夫でしたか⁉︎」
「包丁が大丈夫じゃない」
鳳翔さんが慌てて飛び出してきた。
サンズは折れた包丁を渡した。
「包丁じゃなかったら死んでいた……」
「大至急包丁投げ専用の部屋付けよう……」
これ以上被害者が出たら只事じゃすまない。
早く作ろう。そう誓いながら、
私は天ぷら定食を、サンズはカツ丼を注文した。
「あ〜美味しかった〜。
普段生魚かアザラシか海鳥しか
食ってないからなー」
「それしか食べないんですか?」
「俺は食わねーけどよ、
イ級とか食う奴がいたな」
「」
まじか。
「ところで、これからどうするんですか?」
「とりあえず○○漁港に行きたいけどさ、
どう行くかわかんないんだよな〜。
神頼みでもしようかな?」
その時、私の脳裏にアイデアが浮かんだ。
「それだッ‼︎」
神様!今いる?用事があるんだけど‼︎
「なんじゃ?何かあったか?」
うん。じつはあそこのサンズって奴を
○○漁港に移動させる事って出来る?
「そのくらいお茶の子さいさいじゃ」
「誰やそのジジイ」
サンズがこちらを見て……って
神様の事見えるの⁉︎
「粉ッ砕‼︎」
ドゴォッ‼︎
「イ"ェア"アアアアアア‼︎」
殴った‼︎神様殴っちゃったよサンズ⁉︎
「いてて……なんてひどい奴じゃ」
「あ、ジジイ殴って思い出した」
「なんでじゃ⁉︎」
「これ、レ級って奴がもしも来たら
渡してくれ。ゲームの景品だって」
とサンズは私に何か艦載機を投げてよこした。
「おっと」
「F–15 イーグルだ。ちゃんと渡せよ」
「分かりました‼︎」
サンズはニヤリと笑うと、神様が作った
光の門の中に消えていった。
「また機会があったら会おうぜ〜」と
言い残して。
「なんか、深海棲艦っぽくない奴
だったなあ……」
「わしゃ凄く疲れたよ……帰る」
また会おう、サンズ。
こうして、私、防空棲姫と
リヴァイア・サンズの邂逅は終わりを
告げた。
その後、サンズが託したイーグルに
よって、伊藤、横須賀両鎮守府の
艤装開発の技術は大きく進歩したと
いうーーーーーー。
どうだったでしょうか。
自分なりに面白く書いてみましたが。
時系列的には、
防空棲姫の物語開始→レンゲと邂逅→
数日後にサンズと邂逅 こんな感じかな?
今回レンゲではなくサンズを出したのは
防空棲姫にツッコミ役を演じて
もらいたかったからです。
もしかしたらまたこの絡みを
番外編で書くかもしれません。