コミュ障ヘタレと9人のアイドル   作: まきパリ

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お待たせしました。後編ですが、かなり長文です。書きたいことを書いてたらこんなに長くなってしまいました。今回もツッコミどころが満載ですが、お許しください。


コミュ障ヘタレの休めない休日 後編

前回のコミュ障ヘタレ。瑠惟の家に行きたいと言ったAqoursたちの為に一足早く家に帰った瑠惟。そこで懐かしの人達との再開を果たした。そして今日彼女たちが襲来する。

 

ー 約束当日 ー

 

千歌たちを迎えに行く為に秋葉原の駅へと向かった。

 

そろそろ時間だな。

 

千歌たちが遅刻したら何か奢ってもらおう。

 

そんな期待を良い意味で裏切って、みんな時間通りに着いた。

 

「おはよー!瑠惟君!」

 

朝から元気な奴だな。

 

「それで今日はどうするんだ?」

 

「とりあえずみんなの荷物を置いてから東京を回ろうかなって。」

 

「分かった。じゃあ家に向かうか。みんな揃ってるか?」

 

「うん!大丈夫だよ!」

 

一応数えるか・・・

 

えーと、千歌・曜・梨子・ルビィちゃん・善子・鞠莉さん・ダイヤさん・果南さん。よし!八人いるな!

 

あれ?八人?そう言えば花丸ちゃんがいないぞ。

 

「ルビィちゃん。花丸ちゃんと一緒じゃないのか?」

 

「え!?ホントだ花丸ちゃんがいない!さっきまで横にいたのに。」

 

これはアレですね。迷子ですね。

 

「ちょっと探してくるからみんなはここで待っててくれ。」

 

「お、お願いします。」

 

花丸ちゃんを探しに駅の中へと入った。

 

多分・・・お土産でも見てるんだろうな。

 

駅に併設されているお土産屋に行くと案の定、試食を食い荒らしている花丸ちゃんがいた。

 

「美味しいずら!やっぱり東京の食べ物は最高ずら!」

 

「あの・・・お客様、それ以上は・・・」

 

店員さんも困っちゃってるよ。

 

「花丸ちゃん!」

 

「あれ?瑠惟さんずら?ここで何してるずら?」

 

「それはこっちのセリフだよ。」

 

「みんな外で待ってるから早く行くよ。」

 

「そう言えば・・・ルビィちゃんたちがいないずら。」

 

「とにかくもう行くよ。」

 

「待って、待ってずら!もっと食べたいずら!」

 

無理やり連れ出すのも悪いし、仕方ない。

 

「どれが欲しいんだ?買ってやるから。」

 

すると花丸ちゃんが今まで見たことのないぐらいの笑顔をしていた。

 

「ホントずら!?じゃあ・・・」

 

待て待て何をしているんだ花丸ちゃん。

 

それ以上はダメ・・・やめて〜!

 

 

 

「あ!花丸ちゃん!どこ行ってたの?それにその袋は何?沢山あるけど。」

 

「これは瑠惟先輩が買ってくれたずら!」

 

「いや、限度ってものがあるだろ!」

 

自分はてっきり一個か二個ぐらいしか買わないと思っていたが、花丸ちゃんはなんとディスプレイにあったやつを全種類欲しいと言ったのだ。店にも迷惑かけたし何より花丸ちゃんが嬉しそうだったから全部買っちゃった。おかげで財布が軽くなったよ・・・。

 

「今回だけだからな。」

 

「ありがとうずら!」

 

これでみんな揃ったな。

 

「じゃあ行こうか。ここからあんまり遠くないから歩いて行くよ。」

 

 

 

ー 自宅 ー

 

「ここが瑠惟君の家なの?なんと言うか・・・大きいね。」

 

千歌と鞠莉さん以外は意外という感じで驚いている。

 

まぁ普通よりは大きいと思うが・・・

 

「瑠惟君、九人も入らないって言ってなかった?」

 

そういえばそんなこと言ったな、

 

「あー嘘ついた。だって入れるって言ったら来たいって言うから・・・」

 

千歌がここに来たのも久しぶりだな。

 

「千歌が最後に来たのはいつだったかな?」

 

「えーと、去年の夏休みだよ!」

 

もう一年も経ったのか、確かに色々ありすぎて時間が早く感じたな。

 

「では、どうぞ。」

 

「「「「「「「「「お邪魔しま〜す。」」」」」」」」」

 

「とりあえずみんなはリビングで寝て欲しい。別々でもいいなら個室もあるけど・・・」

 

「みんな一緒がいい!もちろん瑠惟君もだよ!」

 

「は?」

 

「いやいや、自分の部屋があるからそこで寝るよ。」

 

「ダメだよ!瑠惟君もAqoursのメンバーなんだから一緒に寝るのは当たり前だよ!」

 

これは何を言っても聞かないやつだな。

 

「分かった、分かった。だけど自分の部屋には入るなよ。」

 

「へぇー、瑠惟君の部屋があるんだ・・・」

 

おい、曜なんだその目は。何を企んでる。

 

「果南ちゃん、善子ちゃん!瑠惟君を抑えておいて!」

 

「「了解!」」

 

ガシッ

 

曜の掛け声で果南さんと善子がホールドを掛けてきた。

 

「う、動かん・・・」

 

どんだけ力あるんだよこの二人。ビクともせん。

 

「千歌ちゃん、瑠惟君の部屋はどこ?」

 

「えーと、二階の突き当りの部屋だよ!」

 

待て、やめろ〜!

 

そうしてみんなは二階へと走って行った。

 

やべぇよやべぇよ。

 

「離すんだ!二人とも!」

 

「ダ〜メ。」

 

「さぁ私たちと一緒に行くよ。」

 

そうして部屋に連行されると、案の定Aqoursのみんなが部屋を漁っていた。

 

「うーん、無いなー。」

 

一体何を探しているんだ?

 

「ねぇ瑠惟君。」

 

「なんだ梨子。」

 

「瑠惟君のエッチな本はどこにあるの?」

 

「・・・そんなの無いよ(汗)」

 

「嘘よ。だって千歌ちゃんに持ってるって聞いたの。」

 

なんで千歌がそれを知っている?

 

「どこなの?」

 

怖い怖い、梨子さんマジで怖い。

 

すると・・・

 

「ピギャァァ!」

 

「どうしたのルビィちゃん!?」

 

「こ、これ・・・」

 

なんとそれは隠したはずの例のブツでした。

 

終わった・・・

 

みんなは恐る恐るそれのページをめくっていく。

 

そして梨子が、

 

「る、瑠惟君はやっぱり大きいほうがいいの?/////」

 

なんてこと言うんですか梨子さん。

 

そして鞠莉さん、果南さん、千歌、曜、花丸ちゃんはなんでそんなに勝ち誇った顔をしてるんだ?

 

「・・・・・・」

 

「と、とりあえず昼ごはんにしようか?」

 

「「「「「「「「「うん・・・」」」」」」」」」

 

 

「さて、昼ごはんだけど材料を買うのを忘れたから買いに行かなければならない。」

 

「十人分だと多いから何人かに一緒に来てほしい。」

 

「じゃあみんなで行こうよ!」

 

千歌の提案でAqours全員で近くの商店街に行くことになった。

 

「今日の昼ごはんは無難にカレーを作ろうと思ってる。だから今からチーム分けをするのでみんなにはそれぞれ別の材料を買ってきて欲しい。」

 

「まず、一年生組は野菜を頼む。」

 

「「「はい。」」」

 

「三年生の皆さんは肉とカレーのルーをお願いします。」

 

「「「はーい。」」」

 

「最後に二年生組は一緒に来てほしい。」

 

「「「うん。」」」

 

「じゃあ三十分後にここに集合で。」

 

こうして三チームに分かれて買いものをした。

 

 

 

ー 約三十分後 ー

 

「みんなちゃんと帰ってきてるな。じゃあ家に戻ろう。」

 

自宅のキッチンにて

 

「あの・・・」

 

「一年生たちよ、なんで野菜に加えて大量のお菓子があるんだい?」

 

「そ、それは花丸ちゃんが・・・」

 

やっぱりお前か。

 

「おい善子、明らかにこれはお前が買ったよな?」

 

それは大量のタバスコと唐辛子だった。

 

「それは我が眷属を召喚するための生贄たち。だから・・・」

 

「二人とも昼飯抜きな。」

 

「「えぇ〜!?」」

 

そして・・・

 

「あの・・・三年生の皆さん、確かに肉を買ってきて欲しいとは言いましたけど・・・」

 

なんで明らかに高そうなお肉があるんですか?これって和牛ってやつだよね?ていうか商店街にこんなお肉売ってる店あったけ?

 

「よく気付いたわね瑠惟!それはマリーが頼んでヘリで持ってきてもらったのよ!」

 

「・・・・・・」

 

「私たちは普通に買いましょうと言ったんですが、鞠莉さんがどうしてもって・・・」

 

「まぁまぁここは鞠莉の好意に甘えなよ。」

 

「あ、ありがとうございます。じゃあみんなで作ろうか。」

 

途中危なっかしい所(善子がカレーの鍋にありったけのタバスコたちを投入しようとしたが阻止した)もあったが無事にカレーが完成した。

 

こっちもアレを用意してるんだよ。

 

「「「「「「「「「「いただきます!」」」」」」」」」」

 

うん。やっぱりカレーは美味いな。

 

「美味しい!」

 

「みんなで食べると美味しいね。」

 

「あぁそうだな。」

 

それよりも肉が柔らけぇぇぇ!

 

小原家すげぇぇ!この肉、三十分で用意できるなんて!

 

賑やかな会話に包まれながら食事は進んだ。

 

「ごちそうさまでした。」

 

「そう言えば瑠惟たちは何を買いに行ったの?」

 

「よくぞ聞いてくれました。果南さん。」

 

「千歌、梨子、曜、キッチン行くぞ。」

 

「「「うん!」」」

 

二年生組で準備したのは・・・

 

「「「「じゃーん!」」」」

 

デザートの時間だよ。

 

「すごーい!ケーキずら!」

 

「これ、瑠惟たちで作ったの?」

 

「私たちは瑠惟君の指示通り動いただけだよ。大体は瑠惟君が作ったの。」

 

「だから途中でどこか行ってたんだね。」

 

「とりあえず食べましょう。」

 

「「「「「「「「「美味しい!」」」」」」」」」

 

「何これ!これほんとに作ったの!?」

 

「ありがとうございます。」

 

「さすが我がリトルデーモン。」

 

「美味しいねお姉ちゃん!」

 

「そうですわねルビィ。」

 

「瑠惟先輩、料理できたずらか?」

 

「まぁ、ちょっとね。」

 

実はμ'sのことりさんのお菓子の制作に付き合わされている内に上達したなんて言えないよな。

 

とにかく喜んでくれて良かった。

 

やっぱり女子はスイーツが好きなんだな・・・

 

また今度作ってやるか。

 

 

「とりあえず外に出たが、みんなどこに行く気なんだ?」

 

「まずはね・・・秋葉原!」

 

まぁここから近いし妥当だな。

 

「じゃあ行くか。みんなはぐれるなよ。特に花丸ちゃん。」

 

「なんでオラずら?」

 

真っ先に迷子になったからだよ!

 

ということで秋葉原のスクールアイドル専門ショップに来た。

 

店の中には名だたるスクールアイドルのサインが飾られていたり、そこでしか売っていないグッズも沢山あった。ちなみにμ'sは今でも一番人気らしい。

 

「お?これってAqoursのグッズじゃね?」

 

そこにはAqoursのメンバーの缶バッジやタオル、Tシャツが売られていた。

 

「ホント!?どれどれ?」

 

「すごーい!私たちだよ!」

 

「これ瑠惟君だよね?」

 

は?

 

何かの見間違いだろうと思い、一応確認すると・・・

 

「なんでグッズ化してるんだよ。」

 

いつから自分はスクールアイドルになったんだ・・・。

 

すると奥から店員さんであろう人が来て、

 

「もしかして・・・Aqoursのみなさんですか?」

 

「はい、そうですけど。」

 

「やった!ここでAqoursのみなさんに会えるなんてラッキーだ。あ、すいません。私この店の店長なんですが、良かったらサインを飾らしてもらっても構いませんか?」

 

お!まさかの向こうからですか。

 

「はい!もちろんです!」

 

Aqoursのみんなが一人一人サインを書いていく。全員書き終わると、

 

「よろしければ、マネージャーさんも頂いてもいいですか?」

 

「え?いや、構いませんけど・・・どうしてですか?自分アイドルじゃありませんよ。」

 

「実はですね、最近Aqoursのグッズが売れるようになってきたんですが、お客様からAqoursのマネージャーのグッズは無いのかと聞かれまして・・・それも多数。」

 

自分男だよ。どこに需要があるんだよ。

 

いや、嬉しいよ。Aqoursの人気が出て。でもマネージャーは関係ないでしょ。

 

なんだかんだあって、店を後にしようとすると、

 

「あの・・・Aqoursさんですよね?」

 

見知らぬ女子高生たちが声をかけてきた。

 

「良かったら写真撮ってくれませんか?できればマネージャーさんも一緒で。」

 

「え?・・・ひゃい。」

 

ここでコミュ障ヘタレが発動。我ながら情けない・・・

 

こんな感じで声をかけてきた人が何人かいた。

 

「良かったね千歌ちゃん!私たち人気者だよ!」

 

「うん!私も嬉しい!」

 

確かにファンの人に直接会って応援してもらえると本人たちは嬉しいよな。

 

「次はどこに行くんだ?」

 

「次は・・・メイド喫茶!」

 

秋葉原に来たらメイド喫茶には行ってみたいよな。

 

ということで来ました、メイド喫茶。

 

ちなみにここは昔、秋葉原で伝説となったミナリンスキーさんというメイドさんが働いていたところらしい。

 

扉を開けて中に入ると・・・

 

「おかえりなさいませご主人様!」

 

おぉ・・・

 

「当店では呼び方をご指定できますがどうなさいますか?」

 

めっちゃグイグイくるなここのメイドさんたち。

 

それに呼び方なんてなんでもいいよ!

 

「じ、じゃあ・・・お任せで。」

 

「はい!では『お兄ちゃん』と呼ばせていただきますね!」

 

お兄ちゃんですか・・・

 

ていうかあんた絶対年上でしょ。

 

「私は永遠の十七歳ですよ!」

 

怖っ!なんで考えてる事が分かるんだよ!

 

「瑠惟先輩・・・」

 

「どうしたルビィちゃん?」

 

「ルビィも・・・『お兄ちゃん』って呼んだ方がいいですか?」

 

グハッ!『こうかはばつぐんだ!』

 

「ぜひお願いします。」

 

「瑠惟さん。」

 

この声はダイヤさん!

 

絶対怒ってるよ・・・

 

「すいません!」

 

「どうして謝るのですか?」

 

「そ、それは・・・」

 

「そんなことより私も『お兄ちゃん』とお呼びしましょうか?」

 

「・・・・・・」

 

「さすがにそれは・・・キツいっす。」

 

「どういう事ですの!」

 

そんなやりとりをしているとメイドさんが来て

 

「良かったらみなさんメイド服を着てみますか?」

 

何!?ナイスだメイドさん!

 

「私着たい!」

 

そんなこんなで結局みんなが着てみることになった。

 

着替えを待っている間にメイドさんにある事を聞いた。

 

「あの・・・ここで昔働いていたミナリンスキーさんってどんな人だったんですか?」

 

「ミナリンスキーさんはここでバイトを始められてすぐに人気に火がついて秋葉原では知らない人がいないくらい有名になったんですよ。特にあのとろけるような声とふわふわした雰囲気が人気で・・・」

 

とろけるような声にふわふわした雰囲気?

 

ミナリンスキーさんは、ことりさんみたいな人だったんだろう。

 

「良かったら写真見られますか?」

 

「はい!是非!」

 

メイドさんが持ってきた写真を見て驚いた。

 

「この人ですか?」

 

「はい!そうですよ!可愛い方でしょ?」

 

なんと言うか・・・ミナリンスキーさんって、ことりさんだったんですね。

 

また今度本人に聞いてみよう。

 

そうしている内にみんなの着替えが終わったみたいだ。

 

一番に出てきたのは千歌、曜、梨子だった。

 

「じゃーん!どう瑠惟君?」

 

「おー、なかなか様になってるぞ。」

 

「そこは『可愛いよ!』って言うところだよ!」

 

「カワイー、カワイー。」

 

「これだからコミュ障ヘタレは・・・」

 

おい、それは関係ないだろ。

 

次に出てきたのはルビィちゃん、花丸ちゃん、善子だった。

 

「せ、先輩。ルビィはどうですか?変じゃないですか?」

 

ヤバいです。今日のルビィちゃんは確実に殺しに来ている。

 

「うん。似合ってるよルビィちゃん。」

 

「やった!先輩に褒められた!」

 

ルビィちゃんはだいぶ男の人に慣れてきたな。

 

最初の頃なんてずっと怖がられたもんな。

 

「この服、胸の辺りが苦しいずら。」

 

oh......花丸ちゃんの服は明らかに胸部のサイズが合っていない。

 

とにかくありがとうございます。

 

「先輩、そんなに見ないでほしいずら/////」

 

イカンイカン、つい目線がいってしまった。

 

「「「瑠惟君。」」」

 

あっ・・・

 

恐る恐る振り向くと二年生組がゴミを見るような目でこちらを見ていた。

 

だから本当にその目はヤバいから。女の子がするような目じゃないよ。

 

「ふふっ、これが新しい闇の衣。」

 

「善子はなんか・・・いつも通りだな。」

 

「なんでよ!」

 

「だって、いつも同じようなやつ着てるだろ。」

 

最後に来たのは三年生・・・。あれ?ダイヤさんは?

 

「ダイヤ、恥ずかしがってないで出てきなよ。」

 

「無理ですわ!こんな姿を殿方に見られるなんて、まして瑠惟さんに見られるのは・・・」

 

「もうっ、ダイヤってば急にシャイガールになって。」

 

すると果南さんと鞠莉さんが無理やりダイヤさんを連れてきた。

 

「ほら似合ってませんことでしょ!だから・・・」

 

「似合ってますよ。ダイヤさん。本物のメイドさんみたいです。」

 

「そ、そうですか/////」ホクロさわさわ

 

「私も一回着てみたかったんだよね。どう?」

 

果南さんはスタイルがいいから何でも似合うな。

 

「あ、ありがと/////」

 

あれ?心の声漏れてた?

 

「私はどう?シャイニーしてるでしょ?」

 

シャイニーしてるってなんだよ。でも・・・

 

「はい。とても似合ってますよ。」

 

「よろしい。完璧な答えね!」

 

さすがはアイドル。みんなよく似合っている。

 

「あの・・・よろしければお客様もどうですか?」

 

え?自分が?

 

「もしかしてメイド服ですか?」

 

「いえいえ、当店は店長の趣味で執事服もあるんですよ。」

 

「でも、自分は・・・」

 

「着てみてよ!瑠惟君。」

 

千歌がそう言うなら・・・

 

ー 数分後 ー

 

「どんな感じだ?」

 

「すごく・・・かっこいい!」

 

は?かっこいい?

 

どこがだよ。しかも思ったより窮屈だし早く脱ぎたい。

 

「もういいだろ。着替えてくる。」

 

「待って!みんなで写真撮ろうよ!」

 

「・・・分かった。」

 

「では、みなさんいきますよ。ハイ、チーズ!」

 

また今度新しい写真立て買いに行くか。

 

外に出ると日が沈みかけていた。

 

「みんな、今日はもう帰って、明日また別のところに行こう。」

 

「そうだね。お腹も空いてきたし。」

 

今日の晩ごはんは・・・

 

そんなことを考えながら十人で家に帰った。

 

 

 

「ただいま〜って瑠惟君!見て!」

 

「どうしたんだ?え?」

 

家に帰ると驚いたことに晩ごはんが用意されていた。しかも豪勢なやつが。

 

「一体誰が・・・」

 

ん?これは手紙?どれどれ・・・

 

『瑠惟君へ

今日はお疲れ様。瑠惟君たちが秋葉原を歩いてたのを見たよ。お友達が来るって言ってたけどまさか全員女の子とは・・・。大変そうだったけど、何より瑠惟君が楽しそうだったのでこっちも嬉しくなったよ。あんなに楽しそうな瑠惟君は見たことなかったよ。良かったね。いい友達ができて。おそらくクタクタになって帰って来るであろう瑠惟君たちの為に私たちが晩ごはんを準備しました!驚いてくれたかな?冷蔵のプリン勝手に食べたけど許してね♡ところであんなに高級なお肉どこで手に入れたの?調理するのが怖かったよ。とにかく、今日一日がんばったね。これ食べて元気出してファイトだよ!

μ's一同より P.S 今夜は漢になるのよ!by賢い可愛いエリーチカ』

 

ありがとうございます。μ'sのみなさん。また今度何か作りますよ。

 

「ねぇー瑠惟君、それ誰から?」

 

「・・・大切な人たちからだな。」

 

「え!?誰!?大切な人たちって誰〜!?」

 

「とにかく食べよう。まだ暖かい内に。」

 

「「「「「「「「「「いただきます!」」」」」」」」」」

 

μ'sのみなさんが作ってくれた料理はとても美味しくて何より温かかった。

 

「もうお腹いっぱいだ〜。」

 

「すごく美味しかったずら〜。」

 

「じゃあ、風呂に入って寝るか・・・。」

 

「何を勘違いしてるの!」

 

は?

 

「まだAqoursの一日は終了していないよ!」

 

「えーと、つまり?」

 

「肝試しに行こー!」

 

ということで近所でとあるウワサがあることで有名な廃校に来た。

 

「で、ルールはどうするんだ?」

 

「うーん、瑠惟君、この学校のウワサってどんなの?」

 

「確か・・・本校舎の四階にある音楽室で夜中にピアノを弾くと・・・他の楽器たちがセッションしてくれる。」

 

「何そのノリのいいお化けたちは・・・」

 

これはあんまり怖くないよな。

 

「他には・・・旧校舎の女子トイレの奥から三番目のトイレをノックすると・・・」

 

「花子さんが来るずらか?」

 

「いや、女子トイレ内の全てのトイレの水が流れる。」

 

「え・・・何それ。」

 

どういう仕組みなのかは分からん。

 

「最後に、日付が変わる瞬間に本校舎三階にある大鏡を見ると・・・」

 

「どうせ、またおかしなやつですわ。」

 

「鏡を見た人の好きな人が映る。」

 

Aqours全員の表情が変わった。

 

「じゃあ、手分けしてウワサを調べに行こ!」

 

そして話し合いの結果、二年生組(自分を除く)が音楽室のウワサ、一年生組がトイレのウワサ、三年生組が鏡のウワサを調べることになった。

 

「瑠惟君はどうするの?」

 

どうしようか・・・

 

「色んな所を見て回るよ。そっちの方が楽しそうだし。」

 

こうしてAqoursの肝試し大会が始まった。

 

ー 瑠惟 side out ー

ー 千歌 side in ー

 

「結構暗いね。」

 

「そうだね。それにしても瑠惟君ついて来なかったな〜。」

 

ホントに。なんで一緒に来てくれないの!

 

せっかくチャンスだと思ったのに・・・

 

それに多分、曜ちゃんも梨子ちゃんも瑠惟君のことを・・・

 

「この階段から四階に行くのね。」

 

「よし!全速前進〜ヨーソロー!」

 

「あ!待って曜ちゃん!」

 

曜ちゃんはいつでも元気だな・・・

 

瑠惟君は曜ちゃんみたいにスタイル良くて、何でもできる子が好きなのかな・・・

 

「着いた・・・」

 

「ここね・・・。」

 

扉の前に立っただけなのに、中から何か禍々しいモノを感じた。

 

「二人とも開けるよ。」

 

ギィー

 

部屋を見ると、荒れて物が散らかってる中に明らかに一つだけ綺麗なピアノがあった。

 

「千歌ちゃん、あのウワサ本当だと思う?」

 

「どうだろう、私にはよく分からないな。」

 

「じゃあ、今から弾くよ。」

 

梨子ちゃんが手を鍵盤の上に置き演奏を始めた。

 

曲は『ユメノトビラ』だ。

 

「・・・・・・」

 

「何も起きないね。」

 

「やっぱりただのウワサか・・・」

 

「とりあえず最後まで演奏するね。」

 

三人共もう何も起こらないと思ってた。

 

しかし、曲がサビに入ると・・・

 

ん?

 

「曜ちゃん、何か聞こえない?ピアノの音じゃない何か。」

 

「あ!聞こえた!」

 

それからどんどん音が増えていった。

 

周りの様子に変化はない。音だけが聞こえてくる。

 

すごく不思議な心地がした。

 

曜ちゃんも梨子ちゃんも楽しそうだった。

 

曲が終わると同時に他の音も消えた。

 

「すごかったね!あのウワサはホントだったんだ!」

 

「早く瑠惟君に報告しよう!」

 

音楽室を出ようとした時、私は確かに聞いた

 

『タノシカッタヨ』

 

ー 千歌 side out ー

 

ー 花丸 side in ー

 

「善子ちゃんもっと速く歩くずら。」

 

「なによ!別に怖がってるわけじゃないんだからね!」

 

「うぅ・・・ルビィ暗いところは苦手。」

 

マルたちはウワサの旧校舎のトイレに向かってるずら。

 

善子ちゃんもルビィちゃんも恐がりで全然進まないずら。

 

え?マルですか?マルはお寺で何回も体験して慣れたずら。

 

「二人とも着いたずらよ。」

 

「いかにも何が出そうな雰囲気ね。」

 

「恐いよ・・・」

 

「行くずらよ。」

 

確か奥から三番目・・・。

 

「ここね。」

 

「誰がノックするずら?」

 

「・・・・・・」

 

じゃんけんの結果、善子ちゃんがノックすることになったずら。

 

「ところで瑠惟先輩は何してるずら?」

 

「うーん、色んなとこに行くって言ってたけど、どこにいるんだろ?」

 

「知らないわよ!あんな人!」

 

「善子ちゃん、先輩を誰かに取られるかもってヤキモチ焼いてるずら?」

 

「そ、そんなわけないでしょ!/////」

 

ルビィちゃんも善子ちゃんも多分先輩のことが好きずら。

 

マルは・・・

 

「じゃあノックするわよ。アンタたち絶対に逃げないでね!絶対よ!」

 

善子ちゃん、それは『振り』っていうやつずら。パソコンで見たずら。

 

コンコン

 

「・・・・・・」

 

何も起こらないずら。やっぱりただのウワサずらね。

 

しかし、その瞬間・・・

 

トイレの水が一斉に流れ出したずら!

 

「ピギャァァァァ!」

 

「キャーーーー!」

 

二人とも逃げたずら。

 

「二人とも待つずら。」

 

でもその時マルは見ました、ノックしたドアが開いて人影が出てくるのを。

 

ー 花丸 side out ー

 

ー ダイヤ side in ー

 

「まだ着きませんの?」

 

「うーん、あともう少しかな?」

 

「ダイヤはビビりね。」

 

「うるさいですわ!」

 

こう言いますが、鞠莉さんはあながち間違っていませんわ。実は私、昔から暗いところは少々苦手で・・・。

 

「それにしても瑠惟は何してるんだろ?」

 

「あの人の事ですから、どうせ私たちを驚かせる準備でもしているんですわ。」

 

「確かに瑠惟ならやりそうだね。」

 

『鏡を見た人の好きな人が映る』

 

本当なのでしょうか?もし本当だとしたら・・・。

 

「あ!ダイヤ、また瑠惟の事考えてたね!悪いけど彼はマリーの未来の旦那さんなんだからね!」

 

「ち、違いますわ!それに旦那さんってあなた彼の事をそんな目で見てたんですの!?」

 

「そうよ、何か変?」

 

「変も何も私たちは高校生ですよ!そんなの破廉恥ですわ!」

 

そんな会話をしているうちに目的地に着いた。

 

「ここだね。」

 

それにしても大きい鏡ですこと。私たち三人が余裕で入りますの。

 

「果南、What Time?」

 

果南さんは出発直前に瑠惟さんに借りた時計で時間を確認する。

 

「あと一分だよ。」

 

その時、鏡に人影が通り過ぎました。

 

今のは・・・瑠惟さん?

 

振り向くと彼はいませんでした。

 

「果南さん、鞠莉さん、今の見ました?」

 

「うん。瑠惟でしょ。きっとフラフラするって言ってたから、ここを通ったんじゃない?」

 

「そうですわね。ところであと何秒ですか?」

 

「あと10秒だよ。」

 

10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、0

 

三人は鏡を見る。しかし映っているのは三人だけ。

 

「やっぱりただのウワサでしたのね。帰りましょう。」

 

その時、果南さんの電話が鳴った。

 

「もしもし瑠惟?うん、うん、え〜!なんでそんな大事なこと忘れるの!?もぉ〜分かった。今から戻るね。・・・ねぇ、ところでさっき私たちの近くを通った?・・・え!?ホント!?うん、うん、じゃあね。」

 

「彼は何と?」

 

「えーと、実は私が借りた時計なんだけど一分遅れてたんだって。」

 

え?一分遅れてた・・・。

 

「それで、瑠惟にさっき私たちの近くを通ったか聞いたら、瑠惟はこの校舎には入ってないって・・・。」

 

「じゃあ、さっき私たちが見たのは・・・」

 

分かった事が二つありますの。

 

一つは、あのウワサは本当だったということ。

 

もう一つは、私たちは瑠惟さんの事を・・・

 

ー ダイヤ side out ー

 

ー 瑠惟 side in ー

 

肝試しを始めて三十分後、全員帰ってきた。

 

「みんなおかえり。ウワサは本当だった?」

 

すると全員がこちらに詰め寄り、ウワサは本当だったとか、おばけが出たとか報告してきた。

 

「楽しかったならよかったよ。」

 

え?自分はどこにいたか?

 

実は・・・暑かったから近くのコンビニで立ち読みしてました。

 

「じゃあ、お風呂に入って寝ようか。」

 

ー 自宅 ー

 

幸いな事に家のお風呂は両親が風呂好きなのもあって、広さは九人なら普通に入るくらい大きい。

 

「瑠惟君、ホントに私たちが先でいいの?」

 

「先に入ってくれ。その間に布団を敷いておくから。」

 

「うん、分かった。じゃあお先に。」

 

千歌たちが入ってる間に全員分の布団を敷き終えて、今はくつろいでいる。

 

お風呂の方からはみんなの楽しそうな声が聞こえる。

 

いや〜、まさかここまで女性と話せるようになるとは。

 

昔の自分からすれば考えられない話だな。

 

ふと視線を下ろすとあるものに気付いた。

 

これは・・・千歌のパジャマだ。

 

なんで着替えを持たずにお風呂に行くんだアイツは。

 

今ならみんなお風呂に入ってるし、持って行ってやるか。

 

とりあえず、服を脱衣場の中に入れればOKだ。

 

ドアを開けて服を入れるだけ。

 

よし、今だ。

 

ガラララッ ×2

 

「え?」

 

「あ・・・」

 

ドアを開けて目に入ったのは、ちょうどお風呂から出た瞬間であろう一糸まとわぬAqoursのみなさん。

 

「瑠惟君。」

 

「はい。」

 

「何か言うことはある?」

 

アレ?なんかこのセリフ昨日にも・・・

 

「千歌、お前成長したな!」b

 

次の瞬間意識が飛んだ。

 

それからの事はよく覚えていない。

 

ただ覚えてるのは・・・

 

Aqoursのみんなってスタイルいいよね!

 

後から聞いた話では、果南さんたち三年生が自分の状況を見て千歌の服を届けに来ただけだとみんなに説明して、誤解を解いてくれたそうだ。三年生のみなさんマジ女神。

 

ー 翌日 ー

 

「今日って何時の電車で沼津に帰るんだっけ?」

 

「確か午後五時のやつだったんだと思う。」

 

「それで今日はどこに行くんだ?」

 

「マル、お土産が欲しいずら。」

「あんた・・・、昨日あれほど買ったのにまだ買うの?」

 

「美味しいものはいくらあっても困らないずら。」

 

「じゃあ・・・遊園地にでも行くか?」

 

ということでやって来ました。

 

見たところお客さんはそれほど多くないようだ。

 

「私、最初はアレがいい!」

 

そう言って千歌が指さしたのはジェットコースターだ。

 

ジェットコースターなんていつ以来だろう。

 

隣を見ると明らかに様子がおかしい人が一人。

 

「じ、じゃあ私はここで待ってるね。」

 

「梨子ちゃんも一緒に乗ろうよ!」

 

「もしかして・・・梨子はジェットコースターが苦手なのか?」

 

「・・・はい。」

 

ここに一人で置いていくのも心配だし・・・

 

「自分も梨子と残るよ。」

 

「え!?瑠惟君は行ってきてよ。私は一人で大丈夫だから。」

 

「いや、でも・・・」

 

「じゃあ・・・私の隣に居てくれる?」

 

「「「「「「「「「え?」」」」」」」」」

 

「梨子ちゃん、それって・・・」

 

「そ、そういう意味じゃないの!/////」

 

「一緒にジェットコースターに乗って欲しいって事なの!」

 

「そんな事でいいなら。じゃあ一緒に乗ろうか。」

 

「うん・・・。」

 

少しだけ並んでジェットコースターに乗った。

 

現在、最高地点まで上昇している最中。

 

「ねぇ瑠惟君。」

 

「なんだ?」

 

「もし、嫌じゃなければなんだけど・・・手を握ってもいいかな?やっぱり私怖くて・・・。」

 

「もちろんいいぞ。ほい。」

 

「ありがとう。」ギュ

 

梨子の手はとても小さくて柔らかかった。強く握ってしまえば壊れそうなぐらいに。

 

最高地点に到達して下に落ちる直前、不安のせいだろうか梨子の手を握る力が強くなった。こちらもそっと握り返してあげた。

 

すると梨子がこちらを向き、

 

「やっぱり私あなたの事が・・・」

 

気が付けばジェットコースターは終わっていた。

 

梨子はあの時何を言ったのだろうか?

 

「あ〜!瑠惟君と梨子ちゃん、なんで手を繋いでるの!?」

 

千歌に言われて始めて梨子とずっと手を繋いでいたことに気付いた。

 

「すまん梨子。」

 

「ううん。こちらこそありがとう。あなたのおかげで安心できた。」

 

少し名残惜しいが手を離す。

 

「リリーは大胆ね。」

 

「梨子ちゃんいいな〜。私も手を繋ぎたいな〜。」

 

「ほれ。」

 

「え?」

 

「手を繋ぎたいんだろ?曜。」

 

「うん!」

 

結局順番に手を繋ぐことになりました。

 

それからみんなでたくさん遊んだ。

 

しかし時間というものはいつまでも待ってくれないものだ。

 

もうこんな時間か・・・。

 

「みんな、そろそろ駅に向かおう。時間だ。」

 

「あ〜あ〜。楽しい時間はあっという間だな〜。」

 

「また来ればいいだろ?」

 

「ってことはまた来ていいの?」

 

「まぁたまにはいいかもな。」

 

帰りの電車ではみんな遊び疲れたのかぐっすり眠っている。

 

もちろん千歌も隣でこちらに身を預けて眠っている。

 

寝顔だけはホントに可愛いのにな。

 

そう思い千歌の頬を指でつついてみる。

 

プニプニしていて柔らかいな。

 

あー、そういえば昔も同じようにしてたな・・・

 

やがて千歌が起きてきた。

 

「ん〜なに〜?ツンツンしないで〜。」

 

「なぁ千歌。」

 

「どうしたの?」

 

「楽しかったか?この二日間。」

 

「うん!もちろんだよ!私ね、ここにいるみんなと過ごす時間が大好きだって感じたんだ!瑠惟君とこうして一緒にいる時間も大好きだよ!・・・だから絶対に学校を救いたい!また来年もこうしてみんなと過ごしたいから。」

 

「そうか。・・・・・・自分は昔から過ごしてきた人間が限られてた。でも・・・千歌が、Aqoursのみんなが新しい繋がりを作ってくれた。そして一緒に泣いたり、笑ったり、喧嘩したり、頑張ったりすることが出来た。内浦で生活し始めてから変わることが出来た。一歩も二歩も前に進むことが出来た。みんな千歌やAqoursのおかげだ。改めて言うよ。いつもそばに居てくれてありがとう。これからもよろしく。」

 

「やっぱり私、瑠惟君が大好き!」

 

まぁ家族としてだろうな。千歌の大好きはそんなニュアンスだろう。

 

千歌には妹みたいな存在でいてほしいな。

 

それにしても・・・

 

「おい千歌。何か忘れてないか?」

 

「え?何?」

 

「いや、東京から帰ったら夏休みの宿題全部するって志満さんと約束してたよな?」

 

「忘れてた〜!瑠惟君手伝って!(泣)」

 

「はいはい。分かったよ。」

 

明日からいつもの日常に戻る。練習まではもう少し休みがあるが、とにかく疲れたな。まぁ休みのくせにずっと動いてたからな〜。でも、こんなに楽しかったのは久々だったな。あいつらまた来年も来てくれるかな?

 

コミュ障ヘタレのちょっと変わった休日は内浦の日が沈むと共に幕を閉じた。




ラブライブ!サンシャイン!!2期の9話を見てからSaint Snowの印象が変わりましたね。予選落ちざまぁとか思ってたんですが、9話で泣かせに来ましたね。Aqoursとのコラボは良かったと思います。

次回から本編に戻ります。番外編は気まぐれに書きます。

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