薔薇の皇帝と秘書   作:鉄血

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遅れてすいません⁉
テストやら病院で急がしかったので投稿できませんでした。
次回は本編をかいていきたいと思います‼(遅れるかもだけど)


ソーマ、マスター達に結婚について語る

食堂でソーマは立香の相談を受けていた。

 

「マスター、一体相談とはなんだ?」

 

「うん・・・さっき通りかかったネロからこんなのを貰ったんだけどね・・・」

 

そう言って立香は箱からブレスレットを出した。

 

すると近くにいたジャンヌオルタがそのブレスレットに付いていた札をよんだ。

 

「何?・・・"ヘラのブレスレット"?ヘラってアレよね?ギリシャ神話のゼウスの正妻だったわよね?」

 

「うん。ネロが二つあるから一つあげるっていって・・・」

 

不思議に思ったマシュは言った。

 

「何故ヘラ何でしょうか?」

 

すると厨房にいたエミヤが答えた。

 

「確か、ヘラは結婚の神のはずだが・・・」

 

するとソーマは言った。

 

「ああ、そうだ。ただ・・・結婚の神とはいえヘラが「幸せな結婚」を保証するのかはわからん」

 

「何で?」

 

立香が言うとソーマは言い返した。

 

「旦那(ゼウス)がアレ(浮気王)だからな」

 

それを聞いたジャンヌオルタは若干嫌な顔で言った。

 

「・・・でーすよねーぇ・・・」

 

すると立香は言った。

 

「確かに何でそんな夫を持つ女神が結婚の神・・・って縁起悪ッ!!」

 

「いや、そんな夫だから「一夫一妻の婚姻」という形で首根っこを捕まえたんだよ・・・そんな方法をとった女神だから「結婚の神」って呼ばれているな」

 

「西洋の結婚式で花嫁が頭に白いオレンジの花をつけたベールを被っているだろ?あれはヘラを模しているんだ。ネロだって着けているだろ?」

 

「確かに着けてる・・・」

 

「でだ・・・「ジューンブライド」の「ジューン」が俺らんとこのローマ神話の女神がヘラと同一視されている。聞いた事はあるだろ?六月に結婚すると幸せになれるっていうアレ」

 

「あるわね」

 

ジャンヌオルタはそう言った。

 

「そんでヘラといえばイコール「嫉妬」というほどの烈女だが、その一方で貞節の神でもあるが・・・その旦那が浮気王ときているから皮肉にも程がある」

 

「「「「・・・・・・・・・・・・」」」」

 

それを聞いて立香、マシュ、ジャンヌオルタ、エミヤは顔をしかめた。

 

「まぁそれでも、貞節の象徴であるベールをつけて像になっている姿はいじらしいともちゃんちゃらおかしいと思えるんだがな」

 

ソーマはそう言って一度水を飲んだ。そしてその続きをまた話始めた。

 

「まぁそんなヘラはゼウスの浮気を察する驚異的なカンと情報力が半端ないそうだ」

 

その事を聞いて立香は言った。

 

「気配遮断を使っても即見破られそう・・・」

 

「ゼウスとヘラってオリュンポス団地のお騒がせ夫婦って感じなんだけど・・・」

 

立香に続いてジャンヌオルタも言った。

 

「・・・団地中の人妻と娘軒並みゼウスの餌食よね・・・」

 

「お騒がせどころかヘラはゼウスの愛人とその子供をよく血祭りにあげているぞ?いい例がヘラクレスだな」

 

「ゼウスはゼウスでヘラに「君だけだ」と宣った舌の根が乾かないうちに即他の女性と恋に落ちまくるしな」

 

「そんでヘラの奇襲という無限ループになる」

 

「もう夫婦揃ってGPSでもつけなさいよ・・・」

 

するとソーマは真剣な目付きで言った。

 

「さてここで改めて聞きたいがこの「結婚の神」の話を聞いて尚、結婚したいと思うか?」

 

ジャンヌオルタはソーマに言い返した。

 

「アンタは絶望の神か何か?」

 

「まぁまずヘラはギリシャの神だからな・・・」

 

「マスターの出身地の日本ですがるとしたら縁結びの神に願うのがいいか・・・」

 

「あー確かに・・・でも日本で縁結びで有名なのって誰だっけ?」

 

「大国主命(おおくにぬしのみこと)」

 

ソーマは即答した。

 

「日本の浮気王じゃん・・・てか何で知ってるの?」

 

「資料で読んだ」

 

「でも、ヘラってハッキリしているよね100%自分の気持ちをぶつけてるし・・・」

 

「あのさ、俺の予想だが白い花付きのベールを被るってことは「私はヘラを見習うからね」っていう宣言にしか思えないんだが・・・」

 

「もし、ソーマさんがネロと結婚してたら・・・」

 

「ヘラみたいになるだろうな間違いなく」

 

そうなったらたまったもんではないとソーマは心の奥底で思った。

 

「てか、マスターみたいな子は角隠しにしてくれよ?」

 

「そう言えば日本のベールってイコール角隠しって呼ばれてるけどなんで「角隠し」なの?」

 

「ん?要はあれは般若のリミッターだ」

 

「女性が嫉妬と怒りに狂った姿・・・それが「般若」だ」

 

「般若はほっておくと悪鬼になる。だから花嫁の額に般若の角が生えて来ないように頭を覆うんだ。いわば、魔除けだな」

 

「嫉妬で悪鬼になるならヘラはベールより角隠しの方が良かったのかも知れないね」

 

「まぁ・・・そう言う考え方もあるか・・・俺としては生前ネロと結婚なんざしてたらどうなってたのやら・・・」

 

「ほう?余との婚姻は嫌とでも?ソーマ」

 

「!!?」

 

後ろから聞こえてきたネロの声に思わずソーマは振り返った。

するとそこには悪鬼がいた。

 

「ネ、ネロ・・・いつからそこに・・・」

 

「ついさっきだが」

 

顔は笑っているが目は笑っていなかった。そして声もいつもより冷たい。

 

「ソーマ・・・今すぐ余の部屋に来い・・・そんな言葉を吐けぬよう地獄を見せてやる」

 

「えっ!?ちょまっ⁉」

 

そう言ってソーマはネロに引きづられていった。

次の日、ネロの肌はツヤツヤしてソーマはゲッソリしていたという。

 




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