ポケットモンスター ジムリーダーへの道   作:ロリトラ

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実は自分、幼稚園の卒園アルバムの将来の夢に周りがポケモンマスターとか書く中、唯一ジムリーダーって書いたくらいにはジムリーダーが好きなんです。

そして小さい頃からいつかジムリーダーになるポケモンの発売を待ち続けてもついに来なかったので、自分で話を書くことにしました。


ジムリーダー好きのポケモン小説、至らないところもあるでしょうが楽しんでもらえれば幸いです。


VSサマヨール

チロチロ、チロチロ。

 

目の前をオレンジ色の焔がよぎる。

 

暖かく包まれて、夢の中。

 

微睡みのまま、手を伸ばす……

 

 

「熱ッッ!!!」

 

 

指先の熱さで目が覚めた。

 

ここは、ストレンジャーハウス。ゴーストポケモン達の住処である廃墟。

そして、俺の名前はテンガ。12歳。

気づいた頃にはここにいたから、親も分からない。けれど、俺にはここにいるゴーストポケモン達全てが家族だ。

 

そう思いながら俺を起こしてくれたヒトモシを撫でる。

『トモ〜〜♡』

ヒトモシは気持ちよさそうに声を上げる。

 

俺に一番懐いている、色違いのヒトモシ。でも、彼女がここまでして急に起こそうとするなんて何かあったんだろうか……眠い目を擦りながら眠っていたソファから顔を起こし、地下書斎から1階へと上がる。

 

確かに、おかしい。

いつもならここにはだらだらしてるはずのゲンガー達や、片付けなどをしてるサマヨール達がいるのにも関わらず姿が見えない。

何かあったのかもしれない、そう考えていると上から激しい音が聞こえてくる。戦闘音だろうか、誰かが忍び込んできたのか!?

 

急いで階段を駆け上がり、2階の部屋へと向かう。

 

 

すると、そこには地に伏すゲンガーやサマヨール、ランプラー達がいて。その目の前にはたった今最後の一体のサマヨールをシャドークローで倒した、ジュペッタを従えた。南国風のパレオ姿のような出で立ちの、1人の女性トレーナーがいた。

 

 

「誰だ!お前!」

「アハハハ!アタシの他にもトレーナーがいたんだね。アタシはフヨウ。旅のトレーナーだよ。」

「そんなのはどうでもいい、俺の家族に何をしたんだ。」

「え、何って……ただこの子達が襲ってきたから迎撃しただけだよ。ちゃんときのみも与えたし、そろそろ起きてくるんじゃないかな。」

 

その言葉の通り、むくりむくりと次々に倒れていたポケモン達は起き出してくる。どうやら、本当に大したことは無かったようだ。

でもイタズラ好きのゲンガーやランプラー達だけならともかく、大人しいサマヨール達までが攻撃を仕掛けるなんて……不審に思い、サマヨールに聞いてみる。

 

「え、何。窓から入ってきたから侵入者かと思ってやっつけようとした?」

 

確かに、それなら仕方ない。というより何故窓から入ってきたんだこの女性は。

 

「アハハハ、違うよサマヨール。ワタシ、ここに興味があってイッシュ旅行のついでに来たんだけどさー、何やら取り壊し予定地とか張り紙されてて入口が封鎖されてたから、窓から入ったんだ。」

 

取り壊し予定地……?どういう事だ。そう考えていると目の前の女性はいきなり大声をあげる。

 

「って!えええっ!キミもゴーストポケモンの考えてる事が分かるの!?」

 

あぁ、それに驚いているのか。確かに、普通のトレーナーはポケモンの考えてる事が分からないんだっけ。でも俺からすれば家族みたいに暮らしてきたコイツらの考えてる事が分からない方がどうかしてる。

 

「ああ、はい。普通は分からないんでしたっけ。」

「アハハ、そうだね。でも……アタシもゴーストポケモンの考えてる事は分かるんだ!アタシの故郷……ホウエン地方にあるおくりびやまっていうところでゴーストポケモン達と遊んでたら自然と、ね。でも、アタシ以外にゴーストポケモン達と心が通じてる人に出逢えたのは初めて!」

 

……驚いた。俺以外にもこんな人がいたんだ。

 

「あの、フヨウさん、でしたっけ。」

「うん、アタシはフヨウ!キミの名前は?」

「……テンガです。それで、フヨウさんはどうしてここに?」

「さっきも言ったけど、ここがゴーストポケモン達の住処って聞いて興味があったんだ。だから、知り合いの小説家に会いに来たついでに寄ってみたの。」

「なるほど……誰かを捕獲しに来たんですか?」

 

それが大事だ。例え俺と同じようなことの出来る人でも、家族を無理やり連れてかれたらたまらない。

 

「うーん、来る前は気が合う子がいればって考えてたけどもうそれはないかな。だってここのゴーストポケモン達、皆キミのこと大好きみたいなんだもん、アハハ!」

 

思わず、顔が熱くなる。そりゃ、ここのポケモン達と一番仲いいのが俺だって自信はあるけれども。そう、ハッキリと明言されると何処となく気恥ずかしい。

 

「アハハハ……ふぅ。ねぇ、テンガくん。アタシと戦ってみない?」

 

すると、フヨウさんはいきなりそう持ちかけてきた。

 

「誘ってもらえて済まないんですけれど、俺はポケモンを持ってないんです。ここにいるのは家族ですから。」

「なるほど、そういう事なんだ……うん、なら仕方ないね!さて、日も大分昇ってきたしアタシのポケモン達も眠そうだからそろそろ帰ろうかな。良かったら、また今夜ね!」

 

彼女はそう言うとジュペッタをモンスターボールにへと戻し窓へ向かって歩き出す。

 

「ええ、また今夜。」

 

いい人だ。こんな人となら、また話したいな。

と、考えたところでフヨウさんが窓から帰ろうとはしているのに気づいて提案をする。

 

「……と、そうだ。窓からじゃ危ないですし、玄関の鍵を開けるのでそこから帰ってください。」

「あ、ホント!じゃあ案内してね!」

 

そうしてフヨウさんと2人、階段を降りて玄関ホールへ。そして鍵を開け、扉を押すが開かない。

 

「しばらく開けてなかったから錆び付いたのかな。ゲンガー、ちょっと開けてくれる?」

 

『ゲーン、ガァァーーッ!!』

ゲンガーに扉の隙間にシャドークローを撃ってもらって無理やり開くようにする。

そして扉を開け、外に出た。

 




1つ訪ねたいのですが、ポケモンの鳴き声はどうするべきでしょうか。

活動報告でアンケートを取りたいので意見を頂けるとありがたいです。
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