ポケットモンスター ジムリーダーへの道   作:ロリトラ

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今回から後書きにつよさをみるを実装しました
2話の後書きにもその時点でのヒトモシとポッチャマのを掲載したので良ければご覧下さい


VSカゲボウズ

 

ストレンジャーハウスの前に2人だけになると、フヨウさんが尋ねてくる

 

「それで、テンガくん。まずはどこに行く気なの?」

「え、どこって……フヨウさんが知ってるんじゃないんですか?」

「いや、だって普通にジムリーダーになるだけなら試験受ければいいんだけだけどさ。キミ、この町にジムを作るんでしょ?ならポケモン協会から推薦か依頼がくる、或いは直談判出来るくらいにならないと。」

 

た、確かに……今の俺じゃ逆立ちしたって話を聞いてもらえ無さそうだ。

 

「じゃ、じゃあ試験に合格すれば。」

「ダメだと思うなー、アタシの地方にジムリーダーになってからジョウトから引っ越してきたって人もいるから多分既存のどこかのジムに配属されちゃうよ。」

「うう、どうすれば。」

「アハハハ、なーんてね。だからさ、ポケモン協会も認めるくらいのトレーナーになればいいんだよ。」

 

……………え?

 

「この地方で一番のトレーナーになればキミの意見も多分通る。だから、まずはバッジを集めてポケモンリーグチャンピオンを目指したらどうかな、アハハ。」

 

「ポケモンリーグ……チャンピオン……」

 

それは、この地方のトレーナーの最高峰。目指すには遠い遠い、遥かなる高み。

でも、家族の為にも。そうするのが一番確実で、一番の近道なら。

 

「分かりました……バッジ、集めて。チャンピオンに、なります!!」

「アハハハ、いいねその意気!よーし、アタシも協力しよっか。」

「え、協力……?」

「うん、先輩ゴーストポケモン使いとして。キミ、今のままじゃバッジ1個取れるかも微妙だよ?」

 

それは……確かに。先程の勝利もポッチャマとイチイの意思疎通が不完全だったからこその勝利だ。次も勝てる保証は、ない。

 

「分かりました。お願いします、フヨウさん。いえ、師匠!」

「し、師匠って……ちょっと恥ずかしいしフヨウさんでいいよ。」

「いえ、教えて貰うんですから師匠です!俺に、家族を守るために必要な力を付けさせて下さい!!」

 

そう、頭を下げると、師匠は頭をかきながら苦笑する。

 

「んもう……仕方ないなぁ。いいよ、アタシがテンガくんの師匠になったげる!でも、これだけは違うよ。家族を守る力をつけられるかどうかはあくまでキミ次第、アタシはその手助けしか出来ないんだから。」

「……はい!」

「よし、じゃあ早速……の前に、キミポケモンを捕まえてないんでしょ?だから、これ。」

 

そう言って師匠は白いモンスターボールを渡してくる。

 

「たまたま残ってた記念品よ。それでヒトモシちゃんを捕まえてあげて。」

「で、でも……」

『トモ……?』

「でももなにもないよー。好きなポケモン、仲のいいポケモンを、捕まえるのがトレーナーとしての第1歩なんだから。」

 

そうだ、俺は。皆を守らなくちゃいけないんだから。

そう、覚悟を決めて。ボールを構え、ヒトモシへと投げる!

 

ボールは当たると同時にヒトモシを内へと吸い込み地面に落ちる。

そして、コツン、コツンと数回震えた後。

捕獲完了を示す星が出て、ヒトモシが名実ともにテンガのポケモンになったことを告げた。

 

「つ、捕まえました!」

「うん、よくやったね。アタシも初めてポケモンを捕まえた時のことを思い出しちゃった。それじゃあ、早速ボールから出してあげて。」

 

言われた通りにボールを拾い上げて真ん中のスイッチを押す。

すると光とともにヒトモシが飛び出してきて、俺の胸に抱きついてくる。

『トモーー♪』

 

「俺、お前を捕まえたよ……大丈夫か?」

 

『トモシっ!』

へいちゃらだ、と伝えてくるヒトモシを思わず撫でる。

『トモォ〜〜♪』

気持ちよさそうな声をあげるヒトモシ。

 

「アハハハ、相変わらず好かれてるねぇ。さて…それじゃあ、これでテンガ君も立派なポケモントレーナーだね。じゃあ、最初のレッスンだよ。」

 

思わず唾をゴクリと呑む。

 

「今日、日が沈むまでの間。その間にアタシのカゲボウズを1回でも攻撃で戦闘不能にすること。それが出来たら大丈夫!あ、レベルはヒトモシちゃんと余り変わらないから安心してね。」

 

そう言うと師匠はボールを投げてカゲボウズを出してくる。

『ケケケケッ』

 

 

「それじゃあこっちからいくよ!カゲボウズ、かげうち!」

『ケケッ』

 

「よ、よけてヒトモシ!」

『トモっ、トモシュッ!』

 

幾重にも分かたれて同時に攻めくる影。このままでは当たるのも問題。そう考えているうちにギリギリを掠めるように影が襲ってくる。ダメだ、回避は間に合わない!

 

「アハハハ、それで終わり?アタシのカゲボウズはまだ無傷だよ!!」

「いいえ、まだですっ!ヒトモシ、ちいさくなるだ!」

『トモシュトモシュトモシューーー!!』

 

ヒトモシの掛け声と共にその姿がみるみる小さくなる。そしてそれ故に、ギリギリを掠めるように迫ってきた影は躱すことに成功する。

 

「おお、やるね。でもまだいくよ!あやしいひかり!」

『ケケケッ、カゲッ』

カゲボウズか角先を不気味に光らせ始める。

あやしいひかりを見たら不味い!

 

「ヒトモシ、目を瞑って!そしてそのままの形カゲボウズとの間にスモッグ!!」

『トモ、シュゥウーー!』

 

よし、防いだ!しかしーー

 

「甘いよ、テンガくん。」

 

師匠はそう言うと太陽を指差す。

何が……?

すると、突然太陽が2つ。更には3つに分身しはじめる!!

 

「な、なんだ!?」

『と、トモシュッ!?』

 

そしてその光の正体は、近づいてくることでようやく気づく。

 

「ま、まさか!あやしいひかり!」

「せいかーい、あやしいひかりを見ないためにスモッグを撃つのはいいけど、相手が何やってるかまで見えなくなるからそこには注意だよ!」

 

スモッグの影に隠れてこちらの頭上に回り込み、あやしいひかりを発しながら太陽と重なることで気づかれずにこちらに近づいたのか!

『と、としゅ……ともしゅ〜〜……』

 

「ひ、ヒトモシ!」

 

しまった、混乱している!

 

「これで終わり!カゲボウズ、はたきおとす!」

『ケケケカゲッ!』

 

そのまま太陽の方向からカゲボウズが襲ってくる。

こうなったら、いちかバチか!

 

「ヒトモシ!ひのこ!」

 

しかし、こんらんしているヒトモシはわけも分からぬままに自分を攻撃しはじめた。

『と、トモシシュっ??』

『ケケーッ!!』

 

そこにカゲボウズのはたきおとすが決まる。こうかはばつぐん……ヒトモシはその場に崩れ落ちる。

 

「ヒトモシっ!!」

 

急いで抱えあげる。そうだ、ポケモンセンターに!

 

「アハハ、心配しなくてもこれで大丈夫だよ。」

 

カゲボウズをボールに収めてこちらに歩いてきた師匠が取り出した金色の欠片をヒトモシが口に含むと、パチリと目を覚ます。それを見て師匠は更にオレンのみを食べさせる。

食べ終わると同時にヒトモシは元気に動き回りはじめる。どうやら、完全に回復したようだ。

 

「それじゃあ、続きを始めようか。」

「え、そんな!ヒトモシはまだ回復したばかりですよ?」

「でも、キミには時間が無いんだよ。少しでも早く、キミとヒトモシは強くならなくちゃいけない。戦闘でも、精神的にも。」

 

そう言われて、ヒトモシを不安に思う気持ちをそっと心にしまう。

『トモッシュ!』

ヒトモシの方を見ると、やる気満々とばかりにこちらを見つめている。

 

……よし!

「今日中、日が沈むまでに何としても倒すぞ!!」

『ヒトモッ!!』

 

「じゃ、続きだね。出てきてカゲボウズ!」

『ケケケッ』

 

師匠は再びカゲボウズをくりだす。

こっちもやられっぱなしじゃダメだ、負けから学んでかないととても間に合わない。

 

「いけ、ヒトモシ!ひのこを撃ちまくれ!!」

『ヒーっ、トモトモトモトモッ!!』

 

「かわしてっ、カゲボウズ!」

 

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

そして、8時間後。

昼ごはんも食べずに戦い続けただけあって、ヒトモシとの息も合うようになってきて、相手の動きも予測できるようになり大分カゲボウズにダメージを与えられるようになってきた。

 

でも、太陽は既にリバースマウンテンの向こうに半分以上沈み見えなくなってきている。

これが、最後のチャンスだ!

 

「いけ、ヒトモシっ!ひのこを撃ちまくって逃げ道を塞ぐんだ!」

『ヒーっ、トモトモトモッシュ!』

 

小さな火球が逃げ道を塞ぐようにカゲボウズの周囲をとんでいく。

 

「カゲボウズ、前に出てひのこの包囲網から抜けて!」

『カゲッ!』

 

よし、あのまま時間を逃げ道を塞がれての連続攻撃を警戒して前に出た!

この距離なら、さっきの戦闘後に覚えたあの技がとどく!

 

「ヒトモシ!ほのおのうず!」

『ヒーっ、トモォォーー!!』

「えっ!? し、しまった、下がってカゲボウズ!!」

『ケ、ケケカゲッ!』

 

慌てて師匠はカゲボウズを下がらせようとするが、もう遅い。燃え盛る渦巻く炎。炎熱の檻に囚われたカゲボウズはもう逃げられずにHPを削られるしかない。

 

なのに、師匠は不敵に笑うと言い放つ。

 

「いやぁ、やられたなぁ。でもさ、イザという時の隠し玉、持ってたのはキミだけじゃないんだよ!カゲボウズ、ナイトヘッド!」

『カァァァ、ゲッ!』

 

一瞬カゲボウズの姿が何倍にも膨れたような幻影が見え、その幻影がダメージを与える!

 

「ヒトモシ、耐えてくれっ!」

『ト、トモシュ……!!』

 

こうしてる間にもほのおのうずは確実にカゲボウズの体力を奪っている。あとはもう少しなんだ!

 

『ケケッ、カゲゲッ』

ヒトモシを苛むカゲボウズの幻影。

しかしーー

『ト、モ、シュウーーッ!!』

 

「うそ、耐えちゃった……」

 

俺達の気持ちが、絆が打ち勝ったのか。

ヒトモシは、耐えきった。

ーーーよし、これで。

 

「反撃開始だヒトモシッ!おどろかす!!!」

『ヒトモッ!!』

 

炎の中にいるカゲボウズに攻撃をしかける。

『ゲゲっ!?』

そして、ここでおどろかすの追加効果によりカゲボウズが怯んだ!このまま畳みかけるっ!!

 

「そのまま押し切れっ!ヒトモシィィっ!!」

『トモ、トモ、トモシュウウッ!!!』

 

そして、そのまま。

『カ……カゲぇ、ケケ、ケケぇ……』

カゲボウズが、ついに倒れる。

 

「やった、やったぞ!ヒトモシ!!」

『トモッシュッ!!』

 

ヒトモシと抱き合っていると拍手の音が聞こえてくる。師匠だ。

 

「すごいすごい、実はちょっとキツイかなーってくらいで組んだのにまさか倒し切るなんて。」

 

「まだ俺達はやれますよっ!次の特訓は何ですか!」

『トモシッ!』

 

しかし、師匠は俺の額をコツンとつついて注意する。

 

「取り敢えずはやすもうよ、今日ずっと戦い続けたんだから少しは休まないと強くなれないよ。さ、ご飯にしよう。ストレンジャーハウスのポケモン達が用意してくれてるんだっけ?」

 

「はい。行こうか、ヒトモシ!」

『トモシュゥッ!』

 

そうして、ひとまず。俺達は休息につくのだった。

 





つよさをみる


ヒトモシ Lv.9 ♀ ☆

おや テンガ
とくせい もらいび
もちもの なし

わざ
ひのこ
おどろかす
スモッグ
ほのおのうず

むじゃきなせいかく
Lv.1のときにストレンジャーハウスでであった
こうきしんがつよい


カゲボウズ Lv.17 ♂

おや フヨウ
とくせい ふみん
もちもの なし

わざ
はたきおとす
かげうち
おにび
ナイトヘッド

やんちゃなせいかく
おくりびやまでタマゴがかえってであった
ちょっぴりごうじょう
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